76話 《盾》。《剣》の言葉に泣きたくなる
シリアスクラッシャーフリューゲル
長くないというが、人の人生の中では長い方だ。
まあ、姉さんが留守の間にする事も出来たが、
「まあ、お前なら俺の居ない間に課題もすぐ終わらせれるだろう」
そう認識されると嬉しいような恥ずかしいような。
「神地をじっくり観察してくるつもりだし。時間掛かるがまあ、国益に結び着けて来るわ」
「ああ。そうしてくれ」
それを実践してくるだろうし。姉さんなら。
「あっ、そうそう」
「どうしたんだ?」
「俺が居ないからある程度は羽目を外しておけよ」
「羽目って、別に姉さんが居ないからって我慢している事も無いが……」
いや、実はあるが……。
「少しは遊んでもいいんだぞ。まあ、責任取れない遊びは止めた方がいいが」
不祥事とかは確かに困るが、態々そんな事するつもりもない。
「正直。俺はそこら辺が疎いからな。本当はそこら辺はカシューとかエドワードに頼んでもいいんだろうけど。あいつらは逆にトラウマを作ってくれそうだから素直に頼みたくないが……。まあ、あいつらなら、もしもの時は俺がでればいい……駄目だな過保護になってしまいそうだな…まあ、マーレちゃんなら………いや、マーレちゃんも不安だな。その手の事は、テッラの方が信頼できるかもしれないな……。じゃあ、テッラかカナリアに頼んだ方がいいか………」
「姉さん?」
何の話だ。
首を傾げると。
「いや、俺は一応女だから分からないけど、リヒトは大人になったからな」
「何の事だ?」
「いや……、男の生理現象」
「なっ⁉」
何言い出すんだこの姉は!!
「いやさ、騎士の奴らも男しかいない状態で、戦場に居ると色々不満が溜まっていてな。その手の発散させないといけなかったんだ。でも、そのやり方は分からないと将来困るだろう。騎士たちはその手の事は信じない方がいいからな。よく新兵に嘘も教えて、新兵の男の沽券にかかわる問題に発展したもんだからな。その前に」
「その前にって、何ですかっ⁉」
何してんですか。貴女は。
ってか……。
「姉さんはそれに加わったり……」
「はぁ⁉ するわけね~だろ!!」
なら、一安心だが。
「姉さん……」
「んっ? どうした」
「姉さんはもっと慎みとか恥じらいとかをな……」
「そんなの有っても無駄だろ」
何でそんな返事が来るんだ。
うん。姉さん。
俺の男の生理現象を心配しないでくれ。頼むから!
泣きたかった。
いろんな意味で。
(シュトルツさん……姉さんの教育に苦労したと言ってましたがその心中お察しします)
そうこの姉さんを見て、シュトルツの苦労が報われなかったのも分かってしまい。涙が出そうになった。
シュトルツ「そうでしょう。これでもましになったんですよ」




