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ニンギョウタチの物語  作者: 高月水都
幼少期。《剣》に出会う
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4話  《剣》バックレる

短いです。

 ……あいつの相手をするのは疲労がたまるな。

「お疲れさまでした」

 部下達が声を掛けてくるのを苦笑で留める。

「――雪も止んだし、あいつがこれ以上攻めてくる事はないと思うが警戒しておけ」

 あいつ自身はこちらが力を削いだが、あの国――リンデンは攻撃する気満々だろうし。


「あ~あ。休暇がパァ~だ」

「……ルーデル卿。休暇申請していたんですね」

 珍しい。

 そう尋ねる部下に苦笑して。


「リヒト……ああ。拾ったチビな。あいつが記憶ないみたいだから知り合いに聞きに行こうと思ってな」

 その手の事に強い奴は二人ばかりいるしな。


「ノーテンとイーシュラットですか……」

 部下が二つの国名を挙げる。

「ああ。――凄いな。すぐ当てるなんて」

 まさか当てるとは思わなかった。


「近隣で行けるその手の事が分かりそうなのは、古くからの文言が多くあるノーテンか。そう言うのを飛び越えてしまう常識外れのイーシュラットぐらいですからね」

 ノーテンはともかく、イーシュラットは気が狂うかと思いましたよ。


「まあ、あそこは面白い国だからな」

「そこで面白いで片付けられるル-デル卿もおかしいのですけどね」

 チクリと痛い事言われたな。


「――ここからならノーテンが近いんだけどな」

 ぴぃ

 肩に泊まる大鷹。


「ルーデル卿?」

 なんか嫌な予感がしたのだろう。たらりと汗を流すそいつににやりと笑って、

「って、事で少し出かけてくる」

「やっぱり~!!」

 小言を聞く前にさっそうと馬に乗って去っていく。


 肩に乗っている大鷹も一緒だ。


「――行け」

 象徴としての特殊能力。

 俺は天候を操るとかそんな常識外れの力を持っていないが、動物――特に鳥に意志を伝える能力が特化している。


 元々、防御力特化の能力があって、鳥に意志を伝えられる能力があるという二つという珍しい特殊性を持っているのでどちらも他の象徴に比べると弱い力だが、有効に使わせてもらっている。


 大鷹にお使いを頼んだので、あっちには伝わるだろう。


 そう判断して、ノーテンに向かう。


 ――因みにもしもの時を考えてここら辺一体の鳥に何か動きあったら連絡するように頼んでおいた。


自国の名前が出てないのに他国の名前ばかり出てきてます。

因みにキャラの名前。国名はなんとなくで作ってます。一部、有名な人からとっているのもいるけど。

例:ルーデル

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