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-終わり-
翌日……。
「おい、お前。立ち読みそろそろ止めてもらえると助かるんだけどな……」
「そんなんじゃ駄目だボケが! もっと睨みつけて! こうだ! ギロっとした目で睨めよ! 何度いったらわかるんだボケ!」
「は、はい……グスン」
「泣くんじゃねぇ! アホ! いっぺん殴られたいか?」
「そ、それだけは勘弁して下さい!」
スキンヘッドの自宅では、密かに『立ち読み対策講座』なるものが行われていた。
スキンヘッドは床に這い蹲り、椅子に座った講師に対して、何度も何度も頭を下げている。
「駄目だ! もう一回……っていうか泣くな!」
「すみません!」
もうお気づきの人はいると思いますが、スキンヘッドは、顔が怖くとも、心が弱い人間だった。だから、立ち読みしている輩に文句が言えるわけがなかった。
だから誰かが、スキンヘッドに指導しなければいけないんだ。そうすればもう立ち読みする輩を撲滅できるのだ。
「復習だぞ。もし立ち読みしている奴がいたらどうするんだっけ?」
「はい、先生以外なら即刻立ち読みを止めさせます!」
「よし! もう一度最初からやってみろ!」
講師をしているのは……お分かりのように……。
俺である。




