オバケに育てられた少女。
___私の名前は、【ダーミー】10歳の女の子よ。
・・・ある日ね! 私が気が付くと?
何処か知らない場所に私はいたの!
そこに居たのが、ミューハという男性とイーナーという女性だったわ。
私は、何故なのか? 一人うずくまって泣いていて。
そんな私を心配して、ミューハとイーナーが私を慰めてくれたの!
*
___だけど?
私は、それまでの記憶を一切! 思い出せないの!
私は誰で? 私は何処から来たのか? 私のお父さんやお母さんは何処に
居るのかも?
・・・何にも、思い出せない!
___そんな私を見て二人は、可愛そうに思ったのか?
ミューハとイーナーが、私を連れて大きなお城に連れててくれたの!
『___わーあ! 大きなお城ね? 誰のお城なの?』
『俺たちのお城だよ! なあ、イーナー!』
『___えぇ! そうよ! そして、今日からわたし達のお城よ!』
『・・・わたし達?』
『俺たち! 3人のお城だ!』
『今日から、ダーミー! 貴女は、わたし達の子供になるのよ!』
『・・・えぇ!?』
『“俺たちは家族だ!”』
『・・・家族?』
『___あぁ! そうだよ!』
『___わたし達は、家族よ!』
『・・・ううん!』
___こうして! 私たちは、家族になったわ!
だけどね? 私はなんとなく気づいていた事があるの。
___二人の足がない事!
私には、あるのに! ミューハとイーナーにはないわ!
___でも?
二人と生活するようになると? 気にならなくなったの。
私は二人と居ると、幸せを感じるようになったから。
【本当の家族のように感じたわ!】
*
___ミューハとイーナーに出会って1年!
私は、二人を本当のお父さんとお母さんと思うようになったわ!
力持ちで優しいミューハお父さん。
料理上手でいつも私の事を気にかけてくれる優しいイーナーお母さん。
・・・たまに、喧嘩もするけど?
それが、余計に家族の絆を深めているのかもしれないわ!
___でもね?
たまに、本当にたまになんだけどね......?
何処か遠いところで、誰かが私を呼んでいる声がするわ!
・・・でも、知らない名前よ!
『___レイミー! 起きて! 目を覚ますのよ! レイミー!
お願い! 目を覚まして!』
『・・・・・・』
___誰かが、私を呼んでいる!
でも 【レイミー】って、誰の事?
私の名前は、ダーミーよ! それに、大人の女性の声で
私を呼んでいる! 知っているような懐かしくもあるようなそんな
優しい声で、私を呼んでいる!
【・・・あなたは、誰ですか?】
___まるで、夢でも見ているみたいにね。
*
___私は、ずっとミューハとイーナーと3人でこの大きなお城で
居れるものだと思っていたわ。
・・・だけど?
イーナーが私に、こんな事を言ったのよ!
『___ねえ、よーく! 聞いて、ダーミー!』
『お母さん! どうしたの? そんな真剣な顔で、』
『___ダーミー! お父さんには内緒よ! あなたには、帰る場所が
あるわ! このまま私たちと居ちゃダメ!!!』
『・・・えぇ!?』
『___誰かが? ダーミー! あなたを呼ぶ声が聞えるでしょ?
今度、誰かがダーミー! あなたを呼んだら? 目を覚まして! いいわね!
目を覚ますのよ!』
『・・・お母さん、』
『___いいのよ! ダーミー! あなたの幸せだけを考えて!』
『・・・・・・』
何時も見せない! 真剣な顔でお母さん、イーナーが私にそう言ったわ!
・・・そして、また私を呼ぶ声が!?
『___レイミー! 起きて! 目を覚ますのよ! 起きて! お願い。』
私は、イーナーに言われた通り目を覚ましたの!
ゆっくりと目を開けてね!
___そしたら?
見知らぬ女性が私の前に座って、私の顔を覗き込んでいたの!
『・・・えぇ!? レイミー! 目を覚ましたの? 先生! レイミーが
目を、目を覚ましました! 先生ー!』
『・・・・・・』
*
___私が、目を覚まして分かった事があるわ!
私の本当の名前は、『レイミー・パーカス』10歳の女の子。
私は3歳の時に高熱を出して、脳に障害を起こしそのまま眠ってしまった。
私に、ずっと話しかけていた女性は?
私の本当の母親の、ミサだった。
母は? 私が眠り続けた事で、父親と離婚したらしいの。
そして、女手一つで私の面倒を見てくれていたのよ。
毎日毎日、ずっと諦めず! 私が目を覚ます事だけを信じて!
眠り続ける私に、話しかけ続けてくれたの!
___目を覚ました事で、今は幸せだけど、、、?
・・・たまに、考えるのよ?
ミューハお父さんとイーナーお母さんは元気にしているかなって。
【今まで、ありがとう! オバケのミューハ、イーナー!】
最後までお読みいただきありがとうございます。




