物書き仲間さんを礼賛するエッセイ
※イラストが2枚あります。
こんにちは。
いきなり「なんのこっちゃ」なタイトルですみません。
中身はこんな感じでゆるっと参ります。そしてあっちゃこっちゃ関西弁です~。
ちょっと重い内容もありますが、まあよろしかったら、どうぞお付き合いくださいませ。
いやもう、タイトル通りなんですが。
私事なんですがこのところ、ムスメ(中学生)がちょっと精神的に参っておりまして、時々「学校イキタクナイ病」になっておりました。
親としてはやっぱり心配。
まずは担任の先生と学校カウンセラーに相談し、仕事を早上がりにしてお会いしにいったり、近隣の思春期外来に予約をいれようとあれこれ探したり連絡したりで、こちらも次第にしんどくなってきておりました。
ですがこのところ、こちら「小説家になろう」の活動報告のページでぽつぽつとそんな近況を書いたり、SNSでちらっと書いたりする中で、本当に嬉しい反応をくださるかたがあり。
それは、基本的にはこちら「なろう」で出会った素敵な物書き仲間さんたちでした。
ぶっちゃけますと、三年半ほど前にはじめてこの「なろう」にエントリーした時、私自身はそんなに多大な期待はしておりませんでした。
むしろ、「どうせ匿名だからって、変な感想をぶん投げてきたり、嫌がらせしてくる奴がおるんやろな~」と、かなり斜に構えておりました。
ま、これはある種の自衛でもありますけども。
いや実際、そんな読者さんもおられました。後足で砂をかけるような感想を投げつけて、「ふん! つまんね」みたいな感じで去って行く人が。
でもそれは、実際はごく一部のことでした。
多分、そもそも拙作に読者さんがそんなに多くなかったのと、運が良かったのとで救われていたのだろうとは思います。ですが、基本的には誠実で温かなご感想をくださるかたが大半だったのです。
そして何より、同じように文章を書くアマチュアの書き手さんという得難い仲間に出会うこともできました。
単純に「読み専」である方よりも、やはりご自身で文章を書かれている方というのは、その苦労も悩みどころもわかっていることもあって、そんなにひどい感想を投げつけてくるということは多くないようです。まあ、何を書いても自分へのブーメランになるから、ということもあるとは思うのですが。
もちろん「それだけでは自分のブラッシュアップにならないだろ、無意味だ」というご意見もあろうかとは思います。もっともなことです。
「鉄は鉄によってとがれ、人はその友によってとがれる」(聖書:箴言二十七章十七節)なんて言葉もある通りです。
ですがまあ、それはそういう切磋琢磨の関係を望んでいる人たち同士、またそういうシチュエーションを作った上でなさればよいことなわけで。
というかそもそも「なんだつまんねえ、やめてしまえ」「こんな小説、チラシの裏にでも書いとけ」等々というのは、どう考えても建設的なご意見とは言いがたいわけですしね。むしろ単なる誹謗中傷のたぐいでしょう。
明らかに、相手に嫌がらせをして喜んでいるだけ。
「聞くに能わず」というやつです。
おっと、話がそれました。
ともかくも、今回そうやって私事でへこんでいた私を、物書き仲間さんたちは様々に励まし、支えてくださいました。
さらに当のムスメに対しても、「娘さんが喜ぶような、脱力系の絵でも描きましょうか」と、楽しいイラストを贈ってくださるかたまでありました。
このたび、ご本人の了解がいただけましたので、こちらへ載せさせていただきます。
こちらをお描きになったのは、私の物書き仲間さんのおひとりである、よんさんです。
よんさんの「絵心向上への道」という作品があまりに抱腹絶倒もので、我が家ではダンナとムスメも愛読して家族一同で笑わせていただいていたのです。そのことはご本人にもお伝えしておりまして、それもあってこのイラストを、という流れになったのでした。
初めてこちらのイラストを拝見したときには、不覚にも思わず目頭が熱くなってしまいました。
その後さらに、「一進一退、そんなつづれ家にもう1枚描きました」と、こちらまで!!
よんさん、本当に本当にありがとうございました。
一生感謝です。
実はダンナは本気で「いつかよんさんに会うてみたいわ」と言うとるのですが、恥ずかしがりやさんのよんさんは「ダメです」の一点張りです(笑)。
むーん。別に取って食ったりしないのに!
さてさて。
ご紹介したよんさんに限らず、このたびは他の物書き仲間さんからも様々にあたたかな励ましをいただきました。
それこそ、ご自身やご家族が学校に行けなかったり、精神的に落ち込んだりしたエピソードをまじえて、「こんな風に考えて対処したよ」「お医者さんはこんな風に選ぶといいよ」と、さまざまなアドバイスもいただきました。
今回のこととは直接の関係はありませんが、これまでに、この「なろう」を通じて実際にお会いできた方も何名かいらっしゃいます。
同じように文章を書く仲間として、「あそこのエピソードどうだった?」とか「あそこにこのシチュエーションを挟みたいんだけど、どう思う?」とか、「キャラの名前、こっちがいいかな、それともこっち?」「城を出したいんだけど平城がいいか山城がいいか迷ってる。どう思う?」みたいな実のある(?)お話もできて、創作上、とても参考になり、いつも楽しい時間を過ごさせていただいております。
中にはなんと毎年、ご実家で採れた果物を大量に送ってくださるかたまであります。
いつもいつも、温かな心の通うおつきあいを、皆さま本当にありがとうございます。
つづれはいつも感謝しております!
そして、これからの皆様の幸を願ってやみません。
で、けっきょく何が言いたいかというと。
こうして自分の創作物をネット上に公開している以上、変なというか迷惑な感想はどうしても来るものです。
けれど、こうして実のあるおつきあいがまったくできないわけでもありません。
まだ小説の投稿をはじめられたばかりの物書きの皆さんには、どうか心無い感想を投げつけられたことで心折れて撤退……というふうにならないで、「ちゃんといい人たちだっているんだ」ということを知って欲しいなと思った次第です。
もちろん、誠実な書き手さんに出会いたいなら、自分も誠実に創作し、人とおつきあいしていることは大前提としてあろうかとは思いますけれども。
悪意は連鎖しやすいものですが、善意を駆逐することもできないのです。
どうぞ皆さま、素敵な執筆ライフを!
そして少しばかり早めですが、どうぞ良いお年をお迎えください。
※なお、文中で聖句を引用しましたが、筆者は別にクリスチャンではありません。