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自称のお断り
まず断っておくが、タイトル通り僕は自分のことを僕と呼んでいる。
これには深い理由があって、後々この物語の伏線になってくるだろう。
だがまぁ、今はまだ"僕"に触れなくてもいいだろう。
これから語る物語は僕にとって、かなり恥ずかしくもあり、痛々しくもあり、恐ろしくもある話だ。
月並みな言葉でしか表現できないが、僕は断言できるだろう。
この経験こそが、僕の人生において最も重要なターニングポイントであったと。
この経験がなかったら、今の僕は存在していないだろうと。