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恋文(まだ見ぬ君へ)

作者: 聖魔光闇

こんな経験ある人、手ぇ挙ぁげて!

 夜風に当たりながら詩をうたう。


 夜風の中でタバコを吸い詩をうたう。


 虫のと風のを聞きながら詩をうたう。



 我は恋をした。まだ見ぬ君に。


 我の心は盗まれた。まだ見ぬ君に。


 我が心は既にここにあらず宙を舞う。



 詩をうたい、詩に酔う。


 詩は心。心でうたう。



 まだ見ぬ君よ。


 我の心を盗みし君よ。


 我に詩を聴かせておくれ。



 甘美な詩を。


 切ない詩を。


 喜びの詩を。


 苦しむ詩を。


 楽しい詩を。



 我に聴かせておくれ。



 あぁ!まだ見ぬ君よ。



 君は何処に…。





恋文っぽく書きましたが、何だか切なくなりませんか?

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