もし、狼との戦いを生き延びれば?
どうも、センスです
端的にあらすじを話すと、今から狼退治をします
「串に刺されて焼かれてろ!」
最初に、カイザー君が狼の目の前に飛び出していきます
カイザー君は、狼の頭を連続して殴ったり蹴ったりしています
「うおおおぉぉぉぉ!!!!」
ハスキーさんが雄たけびを上げながら体当たりを仕掛けます
強く吹き飛ばされ、狼は倒れこみます
「みんな、フォーメーションは忘れないでくれ!」
イッチさんの一声に、決められた順番に狼との距離を変える
狼から見てカイザー君、イッチさん、ハスキーさん、私の順番となっています
狼は、カイザー君を睨みつけながら立ち上がります
「死にぞこないが、とっととくたばれ!」
さっきからカイザー君の暴言がひどいですが、これも作戦の一つです
狼が鳴き声を上げ、カイザー君に飛び掛かります
狼の爪がカイザー君の胸を裂いたとき、カイザー君は…
地面を強く蹴り、狼の頭に飛び掛かり
「砕けろ!!」
狼の頭から骨が壊れる様な嫌な音が鳴ると同時に、カイザー君の拳が狼の頭にめり込んでいます
「これが虎牙格闘術三式、虎の構えだ
ちょっと痛いが、攻撃を食らった分仕返しする技だ」
狼の顔の右半分は、もう見る影もありません
「医者としての報告、ありゃもう右目は見えていない
脳まではダメージが多く入っていないが、だいぶボロボロなのは間違いない
まぁ、獣医ではないが」
イッチさんは、掌から緑色の光弾を発射しながらそう話す
緑色の光弾はカイザー君に当たり、傷を塞ぐ
「それは一体?」
「多分、回復魔法、なんか使えそうって思ったら使えた」
カイザー君は、まだ余裕な表情で狼に攻撃を続ける
「次からはもう警戒されて俺の攻撃は通じにくくなる
ハスキー、任せたぞ」
狼は、カイザー君に嚙みつこうとします
「俺は、まだ死ぬわけにはいかない」
カイザーは、狼の口を掴み、横に逸らした
「しね!しね!」
ハスキーは、回り込み、狼の左足を執拗に殴る
「とっとと!死にやがれ!」
カイザーはその分、声を張り上げながら狼を殴る
カイザーは、立ち位置の関係上どうしても避けられない攻撃は受けてしまう
時々引き裂かれつつも、イッチの回復魔法で回復する
「私は、まだ出番はなさそうですね」
「だな、急なターゲット変更に備えて自衛意識は保った方がいい」
と、イッチさんと話していたら
「あ、待て!どこへ行く!」
狼が突然飛び出し、恐れていた事態が発生します
「イッチさん!避けてください!」
狼が突然、回復をしていたイッチさんへ狙いを変えました
そして、イッチさんが避けようとした時には
「うわあぁぁぁ!!」
イッチさんは、爪で引っ掻かれてしまいました
「うおおおぉぉぉ!!!」
ハスキーさんが、体当たりをしたおかげで、狼はイッチさんから引きはがされ、追撃の心配はなくなりました
「イッチさん!意識はありますか!」
「うぅ、痛ぇ、めっちゃ」
イッチさんは、少しショックで意識が混濁しているようです
医者ではありませんが、出血も酷くありません
「安静にしていてください、代わりに、あの狼を仕留めてきます」
狼の方を見れば、ハスキーさんを睨みつけています
「おい、相手は俺だろ!掛かってこい!」
カイザー君の声は、もはや狼には届いていません
「にげる!こわい!」
ハスキーさんは焦って逃げ出します
狼はもちろん追いかけてきます
「センス!どうしたらいい!?」
…一つ、方法を思いつきました、もう倫理観に縛られては生きていくことはできません
「ハスキーさん!狼の足を掴んでください!」
「?…おう!」
ハスキーさんは、前足を振り下ろそうとする狼の右前足を掴む
「カイザー君!」
「やりたいことはわかった!」
カイザー君は、狼の左前足を掴む
狼は、ハスキーさんに噛みつこうとします
ですが、ハスキーさんとカイザー君が前足をそれぞれ均衡を保つように引っ張り合っているため身動きが取れません
そして、残酷ですが、ハスキーさんとカイザー君に指示を出します
「今持っている足を、へし折ってください」
カイザー君は、すでに関節部位付近を掴み折り曲げようとしている
「くそ!硬くて時間がかかりそうだ」
ハスキーさんは、少し面食らったが、すぐにへし折ろうと腕に力を入れ始める
しかし、関節付近ではなく骨を掴んでいるため、簡単にはへし折れない
「仕方ありません、ハスキーさん!足を持ち上げて!」
ハスキーさんは、狼の右前足を持ち上げる、何をするのか、まだ分かっていない様子だ
そして、ハスキーさんの持ち上げた右前足めがけて槍を振り下ろす
ヒビが入るような音が狼の右前足からする、ですが折れた訳ではありません
折れるまで、槍の持ち手で殴らなければなりません
カイザー君は、もう関節を捻じ曲げたようです
「疲れたぜ」
ちょうどそんな言葉が聞こえたとき、狼の右前足の叩いていたところが変に柔らかくなります
「折れた、やっとです、勝てますよ!」
ハスキーさんも、少しぐったりしています
「私がとどめを刺します、休んでいてください」
そして私は、狼の頭の右半分に、槍を突き刺します
「あ、イッチさん、目を覚ましました?」
「ん、あぁ、ちょっと気が混濁していたみたいだ
あの狼は?なんで俺たちは洞窟の外にいるんだ?」
「私たちが、代わりに倒しておきました」
「にく!にく!うまい、にく!」
「酒池肉林、いや、肉肉肉林だな」
「はは、それならよかった、宴の準備をしないとな」
「無理しなくていいですよ、体が一番の資本ですから」
「肉だ!久々の肉だぁ!!」
「肉しかない、だが幸せだ!!」
「肉があれば生きていける!!」
「にく!うまい!」
宴会の様子を見る限り、大成功の様です
みんな久々の肉にありつけて、テンションが上がっているようです
「へへ~、肉とツーショット
これで万バズかくてーw」
少し変な盛り上がり方をしている人もいますが、きっと喜んでくれているでしょう
「いい気分だな、この光景をみると、頑張ってきたのが報われた気持ちだ」
「そうですね、イッチさん」
私たちは、少し離れた場所で肉を堪能しています
少し獣臭くて硬いですが、それでもこの世界ではぜいたく品です
「疲れたな、俺は先に寝とく」
「俺も、攻撃受けてばっかも疲れるしな」
イッチさんとカイザー君は先に眠るようです
「私は、もう少し後に寝ましょうかね、ハスキーさんも、テンションが上がって寝つきにくいだろうし」
ですが、まぁ一言で表すなら
頑張ってよかったです




