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RPG風のなにか  作者: チキン南蛮44
もし、学生たちと力を合わせたら?
8/10

もし、格闘術を学んでいれば?

 どうも、センスです

 イッチさんが回復魔法を覚えたのでコロニーに帰ってきました

 傍から聞けば意味が分かりませんが、まぁ察してください

 後最後に、実は経過していた時間は3時間23分48秒でした


「今からホームセンターに行くか」


「そろそろ、体力が限界を迎えそうです、さすがにもう地面に寝転がるのは限界です、どうにかしてください」


「あぁ、そうか、そういや寝床まだ作ってねーな」


 もう何度目か分からないくらい、イッチさんをリーダーにしたことを後悔しました


「はぁ、こんなに大人数なのに、まだ寝床もないんですか

 水は、川の水を煮沸してどうにか耐えしのいでいますが

 食料と寝床が問題です、コロニーの住民らも、そろそろ文句を言いだしています」


「そういや、あの洞窟、苔もあったし、木もあるから虫も食えるだろ?」


「昆虫食ですか…抵抗感は少しありますけど、我慢するしかないですね」


「でもな、あの洞窟には狼が住んでいると思うんだ」


「確かに、狼が現れた方向的に、そうなる確率は高いと思います」


「ハスキーと、もう一人誰か、打たれ強い奴が居れば

 そいつを俺が回復し続ければ勝てると思う

 そうすれば制圧できるから苔と木、そして虫をありったけ持っていけばいいと思う」


「そんな人、いるんですかね…」


「あの…心当たりがあります」


 イッチさんと、これからの方針について話し合っていた時、今下さんが声をかけてきました


「カイザー君が、格闘術を学んでいたみたいで…」


「なるほど、ですが、格闘術にも種類はあるので、一概に打たれ強いとは言えないかと」


虎牙とらが格闘術、カイザー君の家に伝わる格闘術で、打たれ強さと反撃能力に長けていると聞きました、きっと、カイザー君が格闘術を覚えていれば…」


「なるほど、確かに、聞いたことがあります」


「カイザーをスカウトすればいいんだな?

 なんか、カイザーって皇帝って意味じゃん?

 皇帝をスカウトって違和感あるな…」


「はやく準備してください、ハスキーさん、起きてください」


 私は、眠っているハスキーをたたき起こします


「あ…ちきん…」


「起きてください、出かけますよ」


 また寝ようするハスキーさんを無理矢理起こして、準備をします

 準備と言っても、イッチさんがナイフを持ってきて、私が槍を持ってくるだけなので、ハスキーさんにはやることがないんですよね

 でも、寝起きよりマシだとおもいます


「準備できましたよ」


「OK、それじゃあ行くぞ!」



「で、俺についてこいって?」


 都羅市于学園のカイザー君と、現在交渉中ですが、難航しています


「そう、言い方は悪いけど

 だけど、メリットの方が多いんだ

 木も手に入るし、なんなら、他にも多くの植物が手に入る可能性もある

 それに、いつこの学校だって狼に襲われるかもしれない

 早いうちに危険因子は取り除いた方がいい」


「だからって、死ぬかもしれないところに行くのはな

 俺は、まだ生きていたいんだ、ここにいるやつだって

 どれだけクソみてぇな環境でも、泥水を啜ってでも生きたいやつらなんだよ」


「私からも言いますが、イッチさんの提案を飲んだほうが、双方にメリットはあります

 木があれば、どんなものにも加工できます

 狼を倒してしまえば、いつか襲われるのを未然に防げます

 正気君言ってましたよ、狼がいるのは怖いって」


「俺が死ななくとも、大けがとかでここに帰ってこれなくなったら

 ここのやつらはどうする?」


「なら、俺のコロニーに全員来てくれ

 水もあるし、将来的に食料の供給も出来る」


「…貴様らのその要求、飲んでやらなくもない

 だが、約束は守れよ?食料の安定供給は絶対だからな?」


「えぇ、私とイッチさん、それとハスキーさんで約束は守って見せます」


 数十分に及ぶ交渉は、やっとの思いでいい感じに終わりそうです

 カイザー君の善性を信じてよかったです

 傍若無人な態度も、カイザー君のコロニーを守りたいという思いだと私は思います


「さて、さっそく行くぞ!」


「前衛は任せろ、襲い掛かる敵全員粉砕してやるぜ」



「ここが、お前らの言っていた洞窟か」


「にく、ありそう!うまそう!」


 例の、洞窟に着きました

 正直、狼の肉は美味しいのか知りませんが、久々の肉です

 今のコロニーの人々、正気君たちを含め17人全員には配れるでしょう

 私たちも含めたら21人ですね


「テンション上がっているなハスキー

 頑張ればその分、肉がもっともらえるかもな?」


「うおおおぉぉぉぉぉ!!」


 ハスキーさんが、某龍の玉っぽいオーラを纏いそうなくらいやる気を出しています


「入りましょうか」


 私たちは、洞窟に入っていきます



 1F


「苔だらけだな」


「こけたら大変です」


「ダジャレか?」


 イッチさんとカイザーさんと、話しています

 またハスキーさんが転ばないか心配ですが、特に何もなさそうです


「こけ、うまい?」


「食うなよ、苔のほとんどは食べられないし、付着している土に細菌が入っていたら病気になるぞ」


「なるほど…うおっ!」


 ハスキーさんがこけると、その場で回転を始めました

 それは、ベ〇ブ〇ードを想起します

 そのまま勢いよく、次の階層に降りる階段を滑って降りていきます


「はは!なんだあれ!」


 カイザー君は笑います、正直、私も笑いを堪えています

 ハスキーさんが普通に心配なので、私たちも階段を降りていきます



 2F


「森だな」


「森だ」


「森ですね」


 …当たり前の感想しかないです、しいて言うなら、木が多いことですね


「ちきん」


「生ハムの原木ならあるけど、いる?」


「後でくれ」


 森だからって、生ハムの原木があるはずがないでしょう

 よく見たら、ただの形が似ている原木ですよ


「ふざけてないで、早く行きましょうよ」


 私は急かします


「えー、センス先生ちょっとぐらいふざけないと気が持たねーよー」


「イッチさん、もし急に狼が上ってきたらどうするんですか?」


「…確かに」


 急に正気に戻ったイッチさんは、階段を降りていきます

 当然、私たちも階段を降りていきます



 3F


「ここからは、初めて見るエリアだな」


「お、はなばたけ」


 そこは、洞窟じゃありえないような青空と、彩り豊かな花畑がありました


「日下が、好きそうだな」


「あぁ、あいつか、通信環境も滅んだのにまだスマホ触り続けてたしな」


「あいつ、物凄い自己中で承認欲求が強くてさ、あんなに男を嫌っているのも

 ネットでそういう発言をすればバズると思っていてな

 そんな訳ないのに、まぁ炎上もバスと言えるかもな」


 …彼女も、なんだかんだ苦しんでいるのですね

 理由なく、あんな発言をしている訳ではなさそうです

 私が過去、担任を受け持ったクラスの一人に、理由なく人に暴言を吐く生徒が居ましたからね

 理由ない暴言、暴力は対応が疲れるものですよ


「センス、そんなに長文になるようなこと考えてどうした?」


「メタいです」


「はやく、狼がいるとこに行こうぜ」


 カイザー君が急かしながら、我先にと階段を降りていく

 私たちも、カイザー君についていきます



 4F


「もう、植物の見る影もないな」


 次にたどり着いた空間は、非常に洞窟らしい岩肌に囲まれた空間でした


「私の直感ですが、次の階層で最後かと」


「てことは、次の階層にはあの狼がいるって訳だな?

 じゃあ、作戦を説明する」


 イッチさんは、真剣な表情になる


「まず、最初にカイザーが攻撃をして、ヘイトを買う

 次に、ハスキーが後ろから攻撃をする

 その間カイザーは狼からのヘイトを買い続ける

 俺はカイザーを回復し続ける

 センスは俺の護衛なり攻撃に参加するなり自由にしてくれ」


「最後なんか雑じゃないですか?」


「センスなら、俺が勝手に決めるより一人で考えてくれた方がより良い行動ができ

ると思ったからだ」


「俺が危険を感じたら、後ろに下がっていいよな?」


「もちろん、命大事にだ」


「にく、たくさん、ほしい」


「頑張ってくれたら、たくさんあげるぞ」


「早く、行きましょうか」


「狼を倒したら、大台に乗れるな、なんの大台かは知らんけど」


 そして私たちは、大きな戦いに挑むべく、階段を降りていく

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