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RPG風のなにか  作者: チキン南蛮44
もし、学生たちと力を合わせたら?
6/10

もし、生き残った学校にいけば?

 どうも、センスです

 本当ですよ?

 現在の状況は、イッチさんの腕の治療が終わって今から今下さんと

 イッチさんと私で都羅市于学園に向かう所です


「あーいてて、治療すべき段階はもう終わったけど、やっぱり強く打ちつけられると痛むなー」


「痛そうですね」


 数日前に原初の神を復活させた8人のうち、1人が襲撃してきました、倒したのですがイッチさんが腕を強く打ったので今日まで治療をしていました


「準備、手伝いましょうか?」


 彼女は今下さんです、失礼な話ですが、存在感が薄く数日前にイッチさんに話しかけるまで存在に気づけませんでした


「あーいいよ、自分でできる」


「チキン!くれ!」


 彼はハスキーさんです、また失礼な話ですが、彼は恐らく教育を一切受けていないように思えます


「ハスキー、だからチキンはないって、わかってくれよ…」


「しかたない」


 …私の口癖でしょうか?



「よし、準備はできたか?」


「出来たようです、ハスキーさんも今下さんも

 私はもう出来ていますよ」


「OK、それじゃあ、都羅市于学園に行くぞ!」


「そういや、センスからは都羅市于学園の状態は聞いたけど

 崩壊してからの状態を聞いていないな、今下。分かるか?」


「いえ、わかりません、崩壊した時は、学校をサボってデパ地下で買い物していたので…」


「そうか…まぁ、ついてからのお楽しみだな!」


 …さらっと、学校をサボっていませんでした?



「さて、ついたな

 意外と形は残ってんのだな」


 都羅市于学園は、そこにありました

 廃墟という感じはなく、ギリギリまだ学校として使えそうな見た目をしています


「まだ、倒壊していたりしていないんですね…」


 イッチさんとハスキーさんは、すぐに入ろうとします

 正直、いつかイッチさんはともかくハスキーさんはトラップにかかりそうで心配です、なんて思っていたら


「うわ、なんだ?」


 ハスキーさんは、さっそくトラップを踏んだようで、足に紐が巻き付けられていました


「大丈夫か!?」


 イッチさんは、持っていたナイフで紐を切ります


「ただ、足に紐を巻き付けるだけみたいだな」


「ハスキーさん、これに懲りたら無警戒に立ち入るのはやめてくださいね?」


「…うん」


 なにも仕掛けられていなさそうで安心しました、すると、廊下から誰かが出てきました


「あれ?人間?」


 彼は、学生の様ですね、それも、私がよく接してきた高校生のようです


「はい、人間です、あなたは誰ですか?」


「よかった、あの頭のおかしい人たちじゃなくて

 俺は正気ただきって言います漢字で正しい気って書いて、正気です」


「…変な名前ですね」


「よく言われます、そうだ、良かったら俺たちのコロニーに来ませんか?

 ちょっと癖の強いやつらが多いですけど」


「なるほど、正気、連れて行ってくれ、気になる」


 イッチさんも興味津々な様子です、ハスキーさんも気になるようです

 ですが、今下さんはあまり気分が乗ってなさそうです


「イッチさん、ここは学校の物資だけを持って行った方が…」


「今下、ここにはコロニーがあるんだ、すまないが、そんなことしてしまえば敵対することになる」


「…一理、ありますね」


「…えーと、つまり、コロニーに行くってことでOK?」


「まぁ、そうだな、早く行こう」


 今下さんの様子が少し不安ですが、イッチさんはあまり気にしないようです

 本当に仕方ない人ですね


 正気さんについていくと、1-8というクラスの教室につきました

 正気さんは、クラスの扉を開けます


「お、正気、新たな生存者を見つけたか?」


「そうだよ、別のコロニーの人みたい」


 机の上に、また別の学生が乗っています


「あ、彼は海座かいざー、ちょっと性格に難があるけど

 根は…多分いい奴…だと思う」


「おい、なんで歯切れ悪くなるんだよ

 で、お前らが別のコロニーの人間?」


「あ、そうだな、俺はイッチ、近くにあるコロニーのリーダーだ」


「ふーん、何の用?」


「よければ、協力関係を持ちたい」


「はぁー、マジかよ

 じゃあ、無理難題出すけど?」


「内容は?」


「金!酒!女!」


「用意できるか!」


 …確かに、性格に多大な難がありますね

 ですが、教育次第でどうにかなりそうですね


「あぁー本当に気持ち悪い!

 そうやって性欲丸出しで本当に気持ち悪い!」


 また別の学生が出てきました、女学生のようです


「カイザー!またあんたはそうやってわがままばっか言って

 本当に男って幼稚ね!しかも気持ち悪い!」


 …彼女の思想は本当に過激で偏っていますね、教育でどうこうできる範疇ではないです


日下くさか!お前はいつもいつもそういう事ばかり言って!

 確かに、クソみてぇな男はいるよ!俺はこの目で間近で見てきた!

 でもな、その悪い例を一般化するな!世の男が全員そうだと思うな!

 それは立派な差別だ!」


「あんただって!これまでずっと長「待て待て待て、一旦落ち着こう」


 イッチさんがもし止めなければ、永遠に口論を続けていたでしょう


「正気、他にもこのコロニーに誰かいるのか?」


「あ、えっと、他には、机塗つくえぬり時万じまん居元きょげん七光なこ、って感じかな?」


「なによ!またそうやって女性の意見を封じるつもり!?レイシストなのはどっちよ!」


「はぁ、イッチだっけ?そいつとかかわると本当にめんどくさいからやめとけ」


「…そうかもな」


 日下さんは本当にめんどくさいですね

 恐らく、ここにいる全員がそう思っているでしょう


「…ほかのやつも紹介するから、行こうぜ」


 正気君は急かすように教室に入っていきました

 私たちも、日下さんと距離を取りたいので正気君についていきます


「待ちなさい!まだ話は終わってないわよ!待ちなさい!!」


「もういいだろ日下、お前は黙ってろ」


 カイザー君は冷たく言い放ち扉を閉め、鍵を閉めます

 扉を叩き、何かを永遠に主張し続ける日下さんの姿はもはや恐怖を感じます


「日下はああいうやつなんだ、いつか殺そうとは考えているんだが

 どうやって殺そうか悩んでいてな」


「さすがに殺すのは極端だけど、あいつをどうにかするのは大きな課題だな」


 イッチさんも彼女の態度に問題意識を持っているようで安心しました

 ですが、私はある問題に気づいてしまいました


「ハスキーさん、教室の外に放置していませんか?」


「あ」


 …イッチさんは、教室の外に飛び出していきました

 扉の窓を見たところハスキーさんをかばって議論、いえ、俗にいうレスバというものをしているのでしょう


「…まぁいいか、で、そこの窓で佇んでいるのは机塗

 いつもはこんなやつじゃなくて、インスピレーションが湧いたらすぐ

 その辺の物や壁に絵を描くんだが…」


「少年よ」


「机塗、一応言うけど俺と君同い年だよ?」


「僕は気づいてしまった

 この世界に、彩をもたらすものは存在しなくなった

 つまり、僕は燃料を与えられても何もできないエンジンという訳だ」


「要するに、絵具がないから絵を描けないってこと」


「言い回しが遠回しな人ですね」


「最後に、あいつらだけど…」


 正気君の視線の先には、三人の女子高校生がいました


「私のテストの点数88点!フォロワー1208人!貯金額2万!

 私に勝てるやついんの?w」


「しょっぼw

 私のパパの年商7億だから、財力を前にしたらあなたなんか無力よw」


「財力だけあっても仕方ないよね~w

 私はTOEIC942点で都内タワマン85階住だからw」


 …なぜ、こんな状況化でも、こんなくだらない争いを辞めないのでしょうか?


「普通に自慢ばっかなやつが時万

 親父自慢が七光

 明らかに嘘くさいのが居元」


「酷い有様ですね、少し教師として頭が痛くなってきました

 恐らく、うまく扱えば優秀なのでしょうけど、扱いを間違えたときが…」


「だよな、今カイザーがほぼここの政権を握っているけど

 こいつらは永遠に放置されているな

 と、まぁここのコロニーは問題児ばっかだけど、よろしくな」


「いえいえ、紹介ありがとうございます

 それではそろそろ私たちも帰らさせていただきますね」


 私は、一礼した後、扉を開き教室を後にしました



 イッチさんは、まだハスキーさんをかばっているようです


「服装が気持ち悪い!こういう服着ているおっさんは絶対無自覚で迷惑かける!」


「こいつが迷惑と思った場面あるのか?証拠を持ってきてからそういうのは言ってくれ!それはただ単に差別と決めつけをしているだけだ!」


「イッチさん、帰りますよ」


「…そうだな、一旦帰ろう」


「あのおんな、こわい」


「私、また忘れられてた…」


「すいません、また忘れてしまいました」


「いえ、別にいいんです」


 そうして私たちは、学校を後にしました


「そういえば、物資はどうしましょう」


「まぁ、後回しでいいんじゃないかな」

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