表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
RPG風のなにか  作者: チキン南蛮44
もし、死神と出会えば?
12/13

もし、諜報部隊があれば?

 俺はイッチだ!

 木が手に入ったからちょっとコロニーをアップデート

 寝床と屋根が追加されました


「それで、その情報は本当なのか?」


「あぁ、俺たちが集めた情報に嘘はない」


 こいつは、アサシン

 隠密能力に長けている、センスのアサシンズっていう組織を作ってもらった

 俺とかセンスが言えばコロニー外の情報を集めてきてくれる

 アサシンズの構成員はアサシン(リーダー)と、アサシンが言っていた仲間のアーチャー、ディフェンダーの3人


「なるほど、この近くに、もう一つ洞窟、いや、ダンジョンがあると」


「おとぎ話やゲームの話のように思われるが、事実だ

 俺だってあるなんて思っていなかった」


「どこにある?実際に見て調べたい」


「ここから北に1.1km、東に800mぐらいだ」


「なるほど何も分からん」


 もう一度言おう、俺は方向音痴だ


「…センスにいうべきだった」


 アサシンはそう言うと、音を立てずどこかへ行ってしまった



「あんた本当にキモい!」


「うるせぇ!この恩知らず!殺すぞ!」


 日下とカイザーは喧嘩をしている、日下がここに来てから日常だ


「はい!あんたの顔写真撮ったから、晒す!

 …ネットなかったわね、みんな死んじゃえ」


 日下がSNSが好きで、そこで承認欲求を満たそうとしているのはカイザーから聞いた、SNSが好きというより、称賛の声が好きなんだろう


「なぁカイザー、用事があるんだがいいか?」


「あー、まぁ、今ある用事は…」


 運悪く、カイザーと、その辺を散歩していた正気と目が合う


「正気!日下を任せた!」


「え!?なんで俺!?」


 カイザーは正気を引っ張って、日下の目の前に連れて行った


「それじゃあ、イッチから話あるって言われたからまたな」


 カイザーはそそくさとその場を離れた


「すまん正気、任せた」


 俺も、悪いと思いながらその場を離れた

 日下が正気に罵声を浴びせている…



「ちきん」


「私たちを呼んだ理由を聞かせてください」


 センスとハスキーも連れて、アサシンから聞いたことを話す


「ここから近くに、また洞窟があるらしい」


「恐らく、地図にない場所ですね、このあたりは、地図に洞窟はありませんでしたので、原初の神が出現してから現れたのでしょう、最初に見つけた洞窟と同じく」


「なるほど、言いたいことが分かった

 イッチ、洞窟を攻略するなら早いうちに行った方がいい

 ホームセンターのように、先に住まれたりしたら面倒くさい」


「話が早くて助かる、今すぐにでも行きたいが、行けるか?」


 全員が頷く


「分かった、おのおの準備してくれ」



 センスがアサシンに聞いて、しばらく地図と格闘して行く方角を決めて

 途中二回くらいモンスターやら奴隷やらと出会ったが、どうにか逃げた

 それで、今から入ろうとした時に


「待ちな」


 聞き覚えのある、老婆の声が聞こえる


「あ、魔女さん!どうしてここに?」


「ふふ、少し頼み事があってね

 そこのダンジョン、洞窟に、魔力を持つ不思議なダガーがあるみたいでね

 一番下の階層に居る、モンスターが飲み込んでいるみたいなんだ

 それを取ってきてほしい、もし取ってこれたら、いいものを授けよう」


「なんだこのバ…」


 俺は急いでカイザーの口を塞ぐ

 鼻は塞いでいないから息は出来る

 カイザー、頼むから見知らぬ人にそういう失言は辞めてくれ心臓に悪い


「はは、若いのう、別にいいさ

 もう歳だし、否定はできないよ」


「あはは、うちのカイザーがすいません…」


 カイザーがじたばたしている

 なんとなく分かる、親ぶるなって言っている気がする


「それじゃあ、洞窟に行ってきます」


「行ってらっしゃい、わしはこの辺りで待っとくね」



 洞窟の中に入ると、想像していた通りの岩肌に包まれ、暗い洞窟だった


「思ったより普通の洞窟だな」


 暗くて、見えにくい


「センス、髪の毛全部引っこ抜いてくれないか?」


「あれはあくまで光を反射しているのであって直接発光している訳ではないので

す、あと普通に痛いです」


「たいまつ、ある」


 俺がアホみたいなことを言っていたら、ハスキーが松明を作っていたみたいだった


 これで洞窟を探索しやすくなった



「見ろ!鉄が落ちているぞ!」


「用途はたくさんありますね、ですがどうやって加工するんですか?」


「あ゛」


 …石を加工して溶鉱炉とか作る技術が必要そうだ


 そんなことを思っていたら、奥から何かが現れる


「モンスターです!戦闘準備を!」


 現れたのは、骸骨、つまりスケルトンだ

 3体居て、後ろに弓矢を持つスケルトンが2体、前に盾と剣を持つスケルトンが1体


「弓矢持ちが危険だ!致命傷になりかねない!」


「俺の出番だ!」


 カイザーが前に出る、前衛のスケルトンに組み付こうとする

 が、盾に阻まれ攻撃があまり効果を持たない


「ハスキー!蹴散らせ!」


「うおおおぉぉぉ!!」


 ハスキーが、走り出す

 後衛のスケルトンたちは、焦って矢を放つ

 しかし、狙いを定めずにあたるはずもない

 ハスキーの体当たりで、スケルトンが一体砕ける


「隙あり!」


 センスが、持っていた槍を投げる

 スケルトンたちがカイザーとハスキーに夢中になっている間にセンスは狙いを定めていたようだった

 投げられた槍は、残りの後衛のスケルトンの胸を貫く


「これでもくらえ!」


 カイザーが、無理矢理奪い取った盾を、後衛のスケルトンに投げつける

 盾を投げつけられた後衛のスケルトンは

 勢いと重さに耐え切れず体がバラバラになった

 最後に残ったスケルトンは、玉砕覚悟で剣を振り回しカイザーに襲い掛かる


「雑魚が」


 カイザーは足払いをし、スケルトンを転倒させる

 防御態勢をとっさに取れなかったスケルトンは、そのまま体がバラバラになった


「これで、終わりか?」


 …時たま、ファンタジー系の作品でスケルトンが体を組みなおして蘇生する描写があるが、現実じゃそんなことは起こる気配はない


 …最近、思うことがある

 この前の奴隷の襲来も、このスケルトンとの戦いも、俺はほとんど何も出来ていない気がする

 カイザーもハスキーも、センスも戦闘に慣れてきて、大きな怪我を負うことが少なくなった

 だから、戦後のケアしかやれることがない

 せっかく、命を張って戦ってくれているのに…


「まぁ、蘇生したってまた倒せばいい」


 カイザーはそういう

 なんだかもやもやしたような気持ちを抱えつつ、俺はセンスたちと一緒にダンジョンの深層へ向かう

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ