表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/4

心と体に刺激的な衝動を

俺は手に取った消しゴムを見てから、少し右を見た。その人に見られそうだったので、急いで視線を戻した。

頭の中で出来事を振り返る。先ほどのドキドキを思い返し、顔が綻びそうになったのを無理矢理抑える。

太陽のような温かみを持った微笑み、完璧なまでに整えられた長い黒髪、俺を芯から見つめるような瞳。

妹系って言うのだろうか、いつぞやの生徒会長のような清楚系ではなく、山羽のような活発系でもない、新しい可愛さだ。

確かに俺にも妹はいるがこんなに可愛くない、俺を一番に肯定して仲間でいてくれそうな安心感は無い。

この子には自然と信頼させるような魅力がある。名前とか知りたいけどな、、

そんなことを考えているといつの間にか授業が終わっていた。

授業が終わり、奈良にあの子の名前を聞くことも出来ず、俺は机に突っ伏して寝ていた。

そして2時間目、

体育の時間、何をするかと言うと50メートル走だった。

「苦手だなぁ」小さく呟いたつもりだったのだが、奈良が反応してきた。

「走るの遅いのか?」

「走るのが苦手ってより目立つのがちょっと」 

「へー、よく分からんなぁ。あ、そろそろ柏の番だぞ」

「マジカヨ」

俺はわざとらしく声を高くして返事した。


正面に見えるのは無限にも感じる長い白い線。右側に人だかりが見える。ふーーー

目立つのは嫌いなんだよイライラする。

「位置についてー!」心臓が揺れる

「よーい!」めまいの感覚。

「どん!」走る。脳内に命令を出したつもりだが、なんか動かなかった。ビクともしなかった俺の体は自然と倒れていった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ