Episode:1 未来令嬢
まだまだ初心者なのでなにこれ?どゆこと?となってしまう部分があると思いますが生暖かい目で見守ってくださいると私が大変喜びますのでどうぞよろしくお願いします!
太陽の光が窓から差し込んでくる。目を覚まし、ベットの上でゆっくりと上体を起こし窓越しに空を見つめる。
今日、新しい執事が来る。
そして私はその執事に…殺される───
多分…。
長い黒髪に紫のインナー、色白い肌に黄色の瞳。
私の名前は《ルナ・セレイラ》 このヴェスティル王国の北側にある小さな領地の令嬢だ。
なんで殺されることがわかったのか、それは私が未来を見ることができるからだ。
見えるといっても全てが見えるわけでも自由自在に見れるわけでもなくただほんの一部が見えるだけ。しかもほんとに時々しか見えないしいつ起きるのかもさっぱりわからない。
私はこれを”未来の断片”と呼んでいる。
ルナ「はぁ~…。」
『また繰り返すつもりか――――』
暗くて、冷たくて、でも、赤く染まった体の一部が燃えるように熱くて痛い。
低く憎しみにあふれてて、けれどどこか切ない、氷のように青い瞳を持つ知らない声をした男の人。
『死んで償え――――』
そう。これが私が見た未来の断片。意味わかんない。
この未来を見るのは初めてじゃない。数年前、突然見るようになってから何百回、何万回と全く同じ光景を見てきた。
そしてこの未来を見せているのがこの右腕についているブレスレット。
ちりばめられた黒い宝石、なにしても外れないし謎に私の腕にぴったり。
これは私が八歳の頃に付いたいわば呪いのようなものだ。
未来が見えるんだからいいことだって?そんな甘くないのだよ…。
このブレスレットの効果(体験談)は 1.未来の断片 2.魔物を引き寄せるっていうなんかいらないシステム付き。おかげでブレスレットを手にしてからセレイラ家が所有する近くの森には魔物が住みついちいゃったのよね…。
まぁ私が悪いんだけどね。
「失礼します。お嬢様。起床のお時間です。」
ノックとともにメイドが部屋へ入ってきた。
この人はメイド長の《リタ》。私専属のメイドがいない今、身の回りのお世話はリタが代わりにやってくれている。
ルナ「おはようリタ。」
リタ「おはようございます。本日のご予定ですが、午前中にお嬢様専属の執事が来ることとなっております。」
ルナ「えぇわかっているわ」
リタ「午後からは~…」
はぁ~…やっぱり今日なのね…!?日付変更は有効かしら!!!???
と言っても私は確信しているわけではない。未来での相手の特徴は『氷のように青い瞳』ということしかわからなかった。いくら何でも情報が少なすぎるわ!!!
今日来る執事の書類を見て青い瞳、男性という共通点から失礼かもしれないけど疑っているだけ。
間違いだといいんだけど…。
リタ「…~という予定になっております。ご確認ください。」
ルナ「えっ?え、えぇ見ておくわ。」
失礼します。とリタが部屋を出ていく。
とっ、とにかく、この屋敷内で人を殺せるような物があれば位置を把握しとかないと…あとないかも確認しなくちゃ!?
ルナ「確実に武器になるものがある場所…まずはキッチンね!」
ルナはすたたとすべての包丁の位置を確認する。
次ッ!!
廊下!庭!屋上!玄関!部屋!倉庫!
ルナは自室へ戻り床に膝をつき、四つん這いになる。
ダメだ…どこもどれもこれも頑張れば人を殺せそうなものばかりだ…。
ナイフ⇒当然殺せる
壺、スコップ、棒、皿⇒殴る⇒殺せる
最悪家持ち上げて私を殴ってくるんじゃないかしら…≪ルナは困惑している!≫
ルナ「どう対策しろって言うのよぉぉおおお!!!????」≪ルナは絶望している!≫
─────────────────────────────────────
リンゴーン
屋敷のチャイムが鳴った。
リタ「お待ちしておりました。」
─────────────────────────────────────
コンコンッ
失礼します。とリタが部屋へ入ってきた。
リタ「お嬢様…?どうされたのですか…?」
ルナ「はっ!」
絶望してる暇なんてないわ…!すぐにでも対策しないと!!!
ルナ「あっ、な、何でもないわ!ところで何か用?」
リタ「はい。お嬢様。専属の執事が来られました。」
ルナは一瞬固まる。
ふぇ…?
─────────────────────────────────────
リタ「今客室でお待ちになっています。」
ルナ「い、今行くわ。」
ついに…この時が来てしまったぁぁああ!!(絶望)
どうしよう!?なにも対策してないのに!!!今からでも逃げる!?どの道リタに止められる!しかも不自然すぎる!!!
そうこう考えているうちに専属執事が待つ部屋の前まで来てしまった。
ルナは深呼吸をする。
と、とにかく、第一印象が大事って言うし、笑顔笑顔!
部屋へ入る前にルナは笑顔にしておく。
リタ「失礼します。お嬢様をお連れしました。」
そう言ってリタは扉を開ける。すると中で待っていた男性はすっと立ち上がり私にお辞儀をした。
黒い髪に前髪が長く左の横髪だけが少し長めの男性は笑顔で放った。
「お初にお目にかかりますお嬢様。本日より身の回りのサポートを致します。《ゼノン・アークレイ》と申します。」
ルナ「…お初にお目にかかります。ゼノン・アークレイ。私はルナ・セレイラ。今日からよろしくね!」
やばいぃ~…怖くて顔上げれないっ…!
ゼノン「はい。よろしくお願いします。」
とゼノンは笑顔で放った。二人は握手した。
な、なによ…全然いい人そうじゃない…おびえて損したわ…!
そうして握手は終え、ルナはゼノンの目を見る。
ドクンッ
あ…この目…知ってる…。
あの未来の光景が脳裏でフラッシュバックする。
『氷のように青い瞳』
間違いない…
『死んで償え――――』
…この人だ。
あぁ…やばい…体動かない…。
ゼノン「お嬢様?」
ハッと我に返りルナは深呼吸をして笑顔で言う。
ルナ「なんでもないわ!屋敷を案内するわね!」
ととととととにかく今は平常心!笑顔で!怪しまれないように!
そうして屋敷を案内し終えた。
ルナ「大体の屋敷の構図はわかったかしら?」
ゼノン「はい。お嬢様のご説明がお上手でした。」
ルナ「そ、そう!それならよかったわ!」
もう~!ずっと心臓がうるさい~!
でも…案内している間に殺すようなそぶりは見なかったな…。もしかして会ってすぐ殺されることはない…?でも油断は禁物!相手に悟られないように警戒するのよルナ・セレイラ!!
╔═════════.·:·.☽✧ おまけ ✧☾.·:·.═════════╗
Q.ちなみにメイド長のフルネームは?
「私の名前はリタ・カーヴェル。お嬢様に使えるのに一番必要なのは精神力です。」
【読まなくていいです】
「お嬢様は幼少期らかお勉強を嫌がっては屋敷を抜け出し、昔はよく草原で寝ていました。寝ていない時は連れ戻すのも大変で逃げに逃げまくって最終的にはセレイラ家内にいる手の空いているメイドや騎士たち総出でお嬢様を捕まえることもありました。今でもお勉強は嫌いみたいで逃げ出そうとするので普通は終わる時間なのに延長してしまうことも多々... 」(早口)
ルナ「リタぁ!!!!////」
最後まで読んでくださりありがとうございます!
次回はEpisode.1.5 黒の執事です!
これはゼノン視点での物語となります!
視点分けずに書くのは難しくて視点分けてでの小説となります。分かりにくくはなってしまいますがどうぞ暇潰しにでも読んでください!




