表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
セプター  作者: HIMAORG | ひまおーぐ
八日目
34/37

マルクス労働場所に到着する

「傭兵さんは集まってください」


現場に到着して勤務開始時間になると、労働者の監督を担当する労働者が、集められた労働者に一つずつ憶質鞄を配給し始めた。


マルクスも一つの憶質鞄を受け取った。


それから仕事の説明が始まる。


「この倉庫にある兵站を前線各地へと送ります。指示された物資を憶質鞄に入れて、指定の場所へと運んでください」


「(マルクスが質問する)」


マルクスが質問をすると、労働者を監督する労働者は叱責を飛ばした。


「態度が悪いですよ」


成熟した資本主義、あるいは未成熟な共産主義における中間管理職の典型的な認知の歪みが見て取れる。


どんな人間だろうとも、人間一人分の価値しか有さないことを忘却しているのだ。


マルクスの発言と、労働者を監督する労働者の発言は、同じ重みを有しているのである。


しかしながらプレカリアートには、逆らうという選択肢が存在しない。この点で言えば、アングロサクソン・ヘゲモニーとエプスタイン・ヘゲモニーには類似性がある。


プチブルジョアジーにでも成り上がることができれば、拒否権を行使することも選択の余地に入るが、明日の生活費すらままならない現状では、黙って雇用主の命令に従わなければならない。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ