マルクス準備する
明日からアーミーとして労働する。そのために必要な準備を行おう。
エンゲルスから聞いた仕事内容は、兵站部門の輸送担当。食料・燃料・弾薬を運ばさせられるようだ。10日間の食事と宿は雇用主が手配してくれるらしい。
100年戦争(戦中は100年戦争とは呼ばれていなかったはずなので、名前を変更する)の一環で、兵站を前線に運ぶ必要があるらしい。
一応危険ではあるので、武装しようと思う。
4日前、私は憶質ショップにて魔人のランプと複数の魔人を購入した。今回は、私の武装関連の道具を調達する。
今回利用するショップは憶質ショップ、それから登戸研究所。そして厳密にはショップではないのだが、ヤスナグラ修道院にも向かう。憶質ショップには憶質を使用した道具があり、登戸研究所には特色ある赤色の道具がある。ヤスナグラ修道院では、寄付金を供託すれば祝詞を授けてくれる。
私は憶質ショップのレジ係として労働をしているプレカリアートから憶質鞄を購入した。この鞄は、多くの物体を私有することができる。
私は登戸研究所のレジ係として労働をしているプレカリアートからモロトフ、催涙スプレー、殺虫剤、包丁、雨傘、鉄パイプ、丸太、樫の木の角材、バール、ゲバヘルを購入した。
入手した赤色道具は、全て憶質鞄に収納した。
この時点を以って、クレジットカードの使用限度額が上限に到達した。
現金? そんなものはない。口座にだってお金は無い。初期投資をやり過ぎたのだ。
最後に、ヤスナグラ修道院へと向かった。私が習得している祝詞はブヌテュリニイ・パスパルトただ一つ。これは自分のステータスを開示請求する祝詞だ。
修道院に行って、戦闘系の祝詞を与えてもらうか、もしくは祝詞自体を教えてもらうかする。
ヤスガナグラ修道院に到着した。
私はシスターへと声を掛ける。
「祝詞を教えていただくには、どうすればよいのでしょう?」
シスターが答える。
「修道院に入院し、修行をすれば、祝詞を体得できるでしょう」
「時間が足りません。寄付金を供託するので、祝詞を授けていただけますか?」
「分かりました。どのような祝詞をご希望ですか?」
「防御を重視した戦闘系の祝詞をお願いします。本日より11日間、効果が持続するようにしてください」
「承知いたしました。それでは祝詞を唱えます」
「((歌詞の要点をまとめて、祝詞を唱える))我等は装甲師団に祈りを!」
マルクスの体を金色の光が包み込み、マルクスの体に合わせた金色蹴鞠が編まれ出す。アニメーションが進むとマルクスは見えなくなる。
金色蹴鞠が完成して暫しの時が経つと、蹴鞠は解けながら消えていった。
「存護の祝詞、我等は装甲師団は正常に機能しています」




