「ガイア村」への帰省
「浮遊城」
ソルガムは、「浮遊城」に、シャアーラ、ルージュ、ギラを呼び出した。
「「ガイアの神」が見つかったのか。」
「ああ。俺の優秀な僕が、見つけてきてくれた。お前たちを呼び出したのは、目を覚ましてもらうためだ。」
「「守護魔神火炎」!」
三人のワルモンの紋章が消えた。
俺が、「守護魔神火炎」が使えるとはな。俺は、「ゴッド・ガーディアン」になったんだな。俺に力をくれた善良なる神々と神なる「ガイア石」(ゴッド・ガイアタイト)に感謝しないとな。
「そうだ。俺たちは、ディアブロに洗脳されて、ワルモン化されたんだ。」
「私たちは、ディアブロの駒だったのだな。」
「お前が、「神化」(ゴッド化)して、「守護魔神火炎」が使えるとはな。」
「善良なる神々と「ガイア石」が俺に力をくれたんだ。その使者の「ガイアの神」たちが、ディアブロを探して、滅しようとしているんだ。俺は、その使者の「ガイアの神」たちに力を貸したいのだ。お前たちも手を貸してくれるか。」
「ああ。馴染みだろ。」
「私たちも、俺たちも善良なる神々たちに恩義がある。私たちも、その者たちに、力を貸そう。」
「ガイア村」
ファンたちは、「ガイア村」に寄り道。「ガイア村」は、フォリィとギョロメがいた「ガイア町」派生の「ガイア人」の隠れ里。逃げて移り住んだ者もいるが、帰って来る者もいる。
「良かったわ。天然の神なる「ガイア石」(ゴッド・ガイアタイト)が残ってて。」
フォリィは、「ガイア石」をペンダントに入れて、首に提げた。「ガイア人」は、「ガイア石」を調べて、つくることができる。
「「ガイア石」の原石まであるよ。」
「ガイア石」は、モンスターのエネルギー源になる。モンスターが触れると、身体に吸収され、力を与えて、消えてなってしまう。合体などで、使われることもある。
「フォリィとギョロメは、ここから逃げて来たって言ってたけど、ワルモンとかに襲われて来たの?」
「うん。でも、ソルガムが逃がしてくれたの。」
「ソルガムが?」
「俺から話させてもらおうか。」
空からマントを着たナーガが降りて来た。
「ソルガム。」
「あの頃の俺は、ワルモンじゃなかったんだ。ワルモンに襲われていた、フォリィたちを逃がしたんだ。俺は、お前たちに、力を貸しに来たんだ。」
“「ガイアの神」たちよ。”
“エバー。”
“ディアブロが、グレイシャ山にあるダミームーの身体を捜してる。我が子孫を目覚めさせて、ディアブロを滅してくれ。”
「グレイシャ山か。」
「エバー様が、ダミームーを滅した時に、ディアブロが、身体と魂を分離させて、グレイシャ山に封印したんだ。」
グレイシャ山は、ディスガイア大陸にある山。
「「ガイア石」の原石を「ガイア町」に送らないとな。アイアンバードを呼びたいけど、コントローラー、持って来なかったから、呼べないな。」
「ガイア石」は、この世界にある魔力を秘めた石。流星となり、降り落ちた原石が、土や石の中に埋まり、結晶化する。古代「モンスターファーム ワールド」時代以前からあったとされている。別名は、「マジック・ストーン」。天然のものと人工のものがあり、「ガイア人」だけが、すべての「ガイア石」の声を聞けて、すべての「ガイア石」が使える。「ガイア大国」派生の町「ガイア町」では、貴重な資源として、「ガイア石」は、世界から集められて、保管されている。大会の商品などの「ガイア石」は、「ガイア町」から出品しているもの。
「ムー大国」の民は、資源としては、すべての「ガイア石」を使えるが、天然の「ガイア石」の声が、聞こえず、天然の「ガイア石」が使えない。ディアブロの魂がいた、天然の「ガイア石」を使って、ドラゴンと合体させて、ダミームーをつくり出した。
普通の人は、資源としては、すべての「ガイア石」を使えるが、すべての「ガイア石」の声が聞けず、すべての「ガイア石」が使えない。
「ファイ。お前、アイアンバード、持ってたのか。」
「ああ。ライセンスも持ってるよ。遠出する時とかに使うんだ。」
「アイアンバードって、高いんだろ?よく買えたな。」
「こいつ、金持ちなんだ。隠し財産も持ってるんだ。」
アイアンバードは、飛行機。古代「モンスターファーム ワールド」時代に、古代人たちがつくったもの。遺跡などで、発掘されている。現代では、それを元にしたものが増産され、いろいろな型のものがある。
「ここの「ガイア石」の原石は、俺が、アイアンバードで送っておく。レーダー機能もあるし、ステルス機能もあるから、バレることはない。」