「ガーディアンの森」のゴーレム
浮遊城
マントを羽織ったムーナーガがいる。ディアブロに憑かれて、ムーナーガとなったナーガ ソルガム・ジャファーだ。
“俺から出ていけ。ディアブロ。お前などに従うか。”
“お前は、寝ていろ。”
「グアァァァァァ・・・・・!!!!!」
ソルガムの身体に、ダメージがはしり、ソルガムの意識が眠りについた。
ムーナーガに従うのは、ディアブロの力で洗脳されて、ダークサイドに堕ちた元ワルモン四天王だった頃の仲間の配下とその手下のワルモンたち。
「もっと力が欲しい。私に力を。贄を持って来い。」
“「ガイア石」(ガイアタイト)。ゆくべき道を教えて。”
フォリーの「ガイア石」が光輝いて、フェニックスの光がゆくべき道を示した。フォリーは、ファンと同じ「ガイア人」。「ガイア人」の証である「ガイア石」を持っていて使える。「ガイア人」は、秘密の存在であるため、バレないように、「ガイア石」を胸元、バッグなどに隠し持つ。
「「ガーディアンの森」だ。」
「「ガーディアンの森」は、「ゴッド・ガーディアン」 ゴーレム ゴーシュがいる森だ。「ガーディアン」がいる森だから、「ガーディアンの森」と呼ばれているんだ。」
「お前たちの知り合いなのか。」
「ああ。」
「ガーディアン」には、「守護地域」(守護エリア)にいる者もいる。
「「ガーディアンの森」に導いたのは、「ゴーシュを誘え」と言っているんだ。」
「ガーディアンの森」に入ろうとした時、人に呼び止められた。
「この森に入るのは止めた方が良い。この森には、「ガーディアン」がいて、入れないんだ。」
「大丈夫です。悪い者でなければ、入れます。」
森の奥に行くと、神殿があり、「死亡円盤石木」(ロスト・ディスク・ツリー)が群生していた。
「死亡円盤石木」は、「円盤石モンスター」(ディスク・モンスター)が「死亡」(ロスト)した時に、「死亡円盤石」(ロスト・ディスク)とともに生えてくる木。「死亡円盤石」(ロスト・ディスク)は、「円盤石モンスター」(ディスク・モンスター)の魂が眠りについているため、「再生」(バース)しても、「円盤石モンスター」は生まれない。
ここの「死亡円盤石木」は、元々からここに生えているものと、ゴーシュが植えたものある。
「お前たちか。」
神殿からゴーシュが出てきて、ファイたちに声を掛けた。
「「ガイアの神」 ファンとフォリーか。お前たちのことも知っている。」
「ゴーシュ。俺たち、エバーの導きで、旅をしてるんだ。一緒に来てほしいんだ。」
ゴーシュは、首を横に振る。
「「円盤石」を探すやつらが出るようになってな。ここの「死亡円盤石」を獲るやつもいる。そいつらから「死亡円盤石」を守らないとならないんだ。」
「「円盤石」を探して獲ってるのは、ワルモンだろうな。「死亡円盤石」は、資金源とか、いろいろ利用価値があるんだ。「円盤石モンスター」は、「死亡円盤石」なると、魂が眠りについて、「甦生」するんだ。「卵円盤石」になって、誕生するんだよ。」
ジャアクソウとゲルが現れた。ワルモンの紋章を着けられている。
「あいつら、ワルモンだ。」
「ここの結界は、生き物とモンスターには無効化できるんだ。」
シュバ・・・
ジャアクソウとゲルの弦と腕が伸びて、「死亡円盤石」を奪おうと迫った。
ゴーシュは、「バリア」で守った。
「お前たち、容赦はしない。」
「ゴーシュが、「神化」(ゴッド化)した。」
ジャアクソウとゲルは、ゴーシュの殴りで、一瞬で「死亡」(ロスト)して、「死亡円盤石木」になってしまった。
ゴーシュの目から涙が零れる。
「「死亡」(ロスト)させてしまった。ワルモンが、すべて悪いやつわけじゃないのに。あいつらは、悪い奴らじゃなかった。俺には、守ることはできても、「甦生」させることはできない。」
「ギズ。お前の魔法で、「浄化甦生」できないか?」
「「フェニックス・フレア」なら、「浄化甦生」できるよ。」
ギズは、魔法「フェニックス・フレア」を発動。幻影のフェニックスが出現して、「死亡円盤石木」は枯れて、「死亡円盤石」は、「卵円盤石」(エッグ・ディスク)に甦生して、地面に埋まった。
「二恩に着るよ。俺も、お前たちの旅に着いて行くよ。「神化」したから、ここの結界も強くなった。俺が、ここにいなくても良い。」