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十二支徒

ここは、知らないふりしとく方が賢明そうね。


「ごめん、記憶が混濁していてわからないの。

…説明してくれる?」


あながち嘘じゃない

さっきまで普通に自分の部屋にいた筈なのに、

こうやっていきなり昔の黒歴史に召喚なんて

記憶が混濁以前に、色んな意味で胸が苦しいけど。


「みことちゃん目覚めたばっかりだもんね。

体も心配だし、記憶だってそのうち戻るかもしれないし無理しないで何でも僕に言ってね。」


私の頬を撫でながら、うさがおでこ同士をコツンと当ててくる


しんどい、無理、好き、結婚して

心の声を必死に塞き止めながら、ウリ坊を見ると

悔しそうに下唇を噛みしめて血が滲んでいた。

人の事言えんが、この子も拗らせてるな。


「僕達は、十二支徒といって神様に使える12人の支徒なんだ。」


…じゅうにしと


「うっ!」

思わず胸を抑える


「どうしたの!?」

「大丈夫ですか、マム!?」


2人が心配そうに見てくるけど、大丈夫

古傷が傷んだだけさぁ…

この世界にいたらこの痛みも感じ無くなるのだろうか、暫くこの痛みに耐え続けることは確実だ。


「いや、大丈夫…十二支徒とは。。??」

知ってるけど、知らないふりしなきゃなので

敢えて聞くが、私はドMじゃないからなるべく簡潔に早口に説明して欲しい。

無茶な要求を心の中でしながら、続きに耳を傾ける

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