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目覚め

瞳を開けると見知らぬ天井だった。


あれ。。??わたし、さっきまで家で小説読んでなかったっけ??記憶に違和感を感じながら、

朦朧とした意識の中、バタバタと走りよる音が聞こえた。


「あ!やっと目が覚めた!」


声優さんかな?めっちゃ良い声してる。

まだ重い瞼を本能のままに閉じようとすると

声の主であろう美少年が顔を至近距離まで近づけてきた。


「寝ちゃだめー!!」

鼻の先同士がくっつくほど、近い。

寝起き息くさそうだから申し訳ないし離れて欲しい

色気のないことを考えながらも目の前の美少年に

見惚れてしまっていた。


金糸の髪に蒼眼、まだ子供だけど、

その容姿は物語に出てくる王子様のよう

初対面のはずなのに、どこか懐かしさを感じながら

自分の口を手で塞ぐと、不思議そうな表情で首を傾げてた。

あざといけど。うん、可愛すぎる。

可愛いは正義


「ごめんね、おばちゃん寝起きの口臭気になるタイプだからさ。。こんなに近いと、ほら。。」

ストレートにそう伝えると

少年は、にっこり微笑みながら

「臭くないよ、むしろ全身いい匂いしかしないし。

おばちゃんでもないよ」

なんて今どきこんな事言える男の人いるのってくらい優しいセリフを投げかけてくれた


この子の親探し出して、

全力でこの子の事を褒めちぎろう。


少年は私の頭を紳士的に枕から起こすと

額にキスしながら起きてくださいお姫様なんて言ってきた。

財布どこだ。今すぐお小遣いあげたいんだが

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