表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
幸せは、その手の中に  作者: 散華にゃんにゃん
33/81

第四章 新たなる日常へ向かう世界 3

 どうやら白花 瞳は、天力を視認、観測する能力に目覚めたらしい。

 2人との対話を終えたエルシーはそう考察する。


 エルシーの話を聞いた白花と片山は戸惑っていた。

「じゃ、じゃあ……、瞳は超能力が使えるようになったって事……?」

「それで、私が見ているのが、天力っていう不思議な力?」

「そう、これからあなたみたいに天力を目視できたり、扱えるような能力者が増えていくの。その能力者達を正しく導くのが私の使命」


 しかし、エルシーには引っかかることがあった。

 白花 瞳は見え過ぎているのだ。


 もちろん、エルシーにも天力の量、密度、揺らぎは把握できる。

 だが、白花は壁の向こうの片山を特定したり、エルシーの失われた姿まで見えていると言うのだ。

 それは、白花が持つ『天力の奇跡』に他ならないだろう。

 では、如何にして白花がその能力に目覚めたのだろうか。


 エルシーは、天力に覚醒した能力者の強さや能力には、覚醒した際の『夢』や『希望』、『想いの強さ』が関係していると考えている。

 かつて、世界の平和を願い、日常を脅かす異分子を消した少女がいた。

 そして、膨大な量の天力をその身に宿して天使達を倒すため、自らの想像したキャラクターの身体を創造した青年がいる。


 それでは、単純に天力を『見る』事に特化している白花の能力には、どのような望みが作用したのだろうか。

 今まで白花が知る由もない『天力』を見たい、と言う願望等あったはずが無いのだ。


 考えを巡らすエルシーの言葉を待っていた片山が口を開く。

「ところで、瞳……大丈夫?」

「何が? 都ちゃん」

「言いにくいんだけど、あいつの事だって心配な時に、こんな非現実的な話聞かされて……」

「あぁ、その事なんだけどね!」


 白花のトーンが明るかった事に驚いた片山だったが、さらに驚くことになる。

「光くんを感じるの! この力のお蔭だと思うんだけど、ずっとずっと遠くに光くんがいる気がするの!」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ