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26.イメージアップ戦略

26.イメージアップ戦略



次の日に来る気はなかったが、食堂に連れて来られた。いや俺としてくる気はなかった。大体昼飯を食う姿で俺のイメージが改善されるとは思っていないから。

だが昼休みになったら木下先輩と小梢さんがやってきて、両腕を取られて引き摺られるように連れて来られた。


「あの姿だけで大分琴音のイメージが変わったと思うけど」


そして引き摺られている俺の姿を見た香織も一緒に来た。確かに俺が脅して生徒会に入ったという話の信憑性は薄まっただろうな。何せ副会長と書記に引き摺られる支配者がいるとは思わないだろ。


「それにしてもこんなことで本当に改善するのでしょうか?」


「騙されたと思ってやってみましょう」


本当にな。それに食堂で飯を食うのは露骨に見られて落ち着かないんだよ。前回は牛丼に集中していて周りを見ていなかったが、弁当持ってきただけで凄い見られている。

こんな中で昼飯食べるの嫌だな。


「食べ難いです」


「我慢して下さい。これも如月さんの為です」


「というか木下先輩。別に下の名前で呼んでもいいですよ。小梢さんも琴音と呼んでいますから」


「分かりました。琴音さん」


「呼び捨てでもいいんですけど」


「癖なので」


そうですか。なら仕方ないか。無理強いしてもあれだしな。取り敢えず弁当を開けるか。しかし周りが五月蠅い。弁当開けただけで騒ぐなよ。別にありふれた中身なんだから。


「よく毎日作るよね」


「朝食と一緒に作っていますから、そこまで手間ではありません」


香織は偶に教室で一緒に食べているから弁当の中身なんて知っているはずなのに毎回聞いてくるよな。朝食と一緒に作れば、余ればそのまま朝食になるし、物持ちする物なら晩御飯に並べてもいい。

作っておいて余ったからと捨てられない。


「琴音さんの私生活を知らない私達からすれば自炊している時点で驚きですよ」


まぁ今まで実家から通っていた琴音は昼飯は全部食堂で買っていたからな。むしろ令嬢が自炊しているのも珍しいだろう。尚且つ、琴音が自炊しているなんて想像できないだろうな。


「今度、タコさんウィンナーを作ってはどうですか?」


「むぐむぐ。あれを入れる位なら一品増やします」


結構嵩張るんだよ、あれ。作るのに手間はかからないが、あれを入れる位なら普通のウィンナーをもう一本入れる。


「タコさんウィンナーを頬張る琴音さんはいい絵になると思ったのですが」


「多分、珍獣として見られると思うよ。先輩」


香織の突っ込みに俺も納得する。あのきつかった琴音がそういうものを食べるとは思わないだろう。というか自炊という言葉が出ただけで、また食堂が湧いたんだが。

お前ら、どれだけ聞き耳立てているんだよ。


カシャ!


「木下先輩。何でスマホで私を撮っているんですか?」


「記念撮影です。私の学園生活もこの一年で終わりですから思い出を残すためですね」


だからって食べている姿を写さなくてもいいだろうに。撮った画像を見せて貰ったら幸せそうに弁当を食べている俺の表情がしっかりと収められていた。

何か凄い恥ずかしい。


「恥ずかしいので消してください」


「嫌です。永久保存です」


そこで意固地にならないで欲しい。大体何故この場面を選んだ。普通に仕事している風景とかでもいいだろ。あっ、卵焼き上手く焼けてる。次は中に何か巻いてみようかな。


カシャ!カシャ!


「……何で二人も撮っているのですか?」


「「何となく」」


撮る前に許可位取れよ。別に撮影拒否するわけでもないんだから。というか周りの連中もスマホを構えるな!俺はパンダじゃないんだぞ!


「皆さん!撮影は本人の許可を取って下さい!」


木下先輩の声でスマホを構えていた連中は残念そうに仕舞っていたが、木下先輩がそれを言うか。というか何で皆、俺の食っている姿を撮りたがるんだよ。


「どうやら作戦は成功のようですね」


「成功なんですか?これは」


「もちろんです。興味のない人の写真なんて誰も撮ろうとはしません。それこそ嫌っている人なら尚更です」


「ということは木下先輩が私を撮ったのは計画のうちですか」


「そうです」


いや、凄く嘘くさいんですが。大体これで作戦成功と言われても俺としてはあまり納得していないんだよ。さっきからざわめきが落ち着いていないしさ。


「それに先程から気になっているのですが、ある人物が仲間になりたそうにこちらを見ているのですが」


「無視してください」


食堂の二階からずっと会長がこちらの様子を見ているんだよ。何処から持ってきたのかカメラを構えていたので、思いっきり睨んだらそそくさと仕舞っている。あの人が写真を撮ったら何に利用されるか分かったものじゃない。


「あ、あの。先輩。写真良いですか?」


本気にした子が来ちゃったよ!?いや、どうするんだよこの状況。というか先輩と言っているということは後輩の子か。勇気あるなぁ。


「ここは受けるべきですよ、琴音さん」


「まぁ一枚くらいはいいですけど」


後輩の子に顔を向けるが、何故か困ったような顔をされてしまった。はて、何か不味かっただろうか。


「あの、先輩。先程の表情は出来ませんか?」


そう言われても弁当は全部食べてしまって残っていない。それに撮られると分かっていると仏頂面になってしまう。前から写真写りは悪かったからな。


「琴音。あーん」


隣の香織からスプーンに乗せられたゼリーをズイッと突き出されるが、幾ら俺でも反射的には食わんぞ。そんな恥ずかしいことを条件反射で出来るか!


「食え」


命令されてしまった。何でこれだけのギャラリーがいる前であーんなんてやらんといかん!香織も顔を赤くするならこんなことをするなよ!


「食え」


もう一度言われたので仕方なくスプーンに齧り付くようにさっさと終わらせる。あっ、この安っぽさ感がまた懐かしいな。


カシャカシャカシャ!カシャ!


一回じゃねーし!?何で今の場面で連写したよ!?


「いい絵が撮れました。ありがとうございます」


頬を上気させながら後輩は俺が何かを言う前に颯爽と去ってしまった。せめて赤面している場面は消してくれ。


「恥ずかしがる琴音さんも良かったですよ。イメージアップ間違いなしです」


「先輩、これは私にもダメージ入る」


だったらやるなよ。ノリでやったと思うが、後悔する位なら最初から考えるな。それに巻き込まれた俺だって顔が赤かったんだからさ。


「これを毎日やれば大分改善されるでしょうね」


「琴音。この先輩、意外と鬼畜ね」


「私もこんな木下先輩は初めて見た」


目的の為なら手段を選ばない人だったか。あの会長にして、この副会長有りということなんだろう。今だと全然嬉しくもなんともないがな!それに俺はいつまで食堂で昼飯を食うんだよ。


「そう言えば、琴音さんは香織さんと親しかったのですね。私はてっきり友達のいない方だと思っていましたが」


「心を抉る言葉をありがとうございます」


普通にグッサリと来るな!別に俺がボッチという訳ではない。琴音がボッチなんだよ。むしろ率先してボッチになろうとしていたんだから仕方ないだろ。卯月なんて友人と思えないしさ。


「最初の友達が香織なんです。最初はギスギスしていましたが、今だと普通ですね」


「あの時は自分の家だったし、琴音がこんなに変わっているなんて思わなかったんだから仕方ないでしょ」


あの時の香織の反応は至って普通だからな。前年があれだったのに、春休みに入ったら人が変わった、そもそも中身が変わっているなんて誰も最初は信じないだろ。更に自分の家の中だったから気が大きくなったって仕方ない。


「家に招くような関係なのですか?いえ、そうだとしても出会いが香織さんの自宅というのは奇妙ですね」


「木下先輩。ちょっと耳を貸してください」


流石にこれだけの人が集まっている場所で香織の家が俺のバイト先であると話すのは不味いと思った。俺を見る為に来られてはお店としても迷惑だろうし、何があるか分からないからな。

ただそれも時間の問題だろう。生徒が誰も来ないというわけじゃないから。


「なるほど。そういうことですか。あまり広めたくはないと」


「迷惑は掛けられません。私の今後の為にも」


バイト先が無くなるのは俺にとっても死活問題だ。尚且つ、ここまでお世話になっているのに、それを仇で返すわけにもいかない。店にちょっかいを掛けて来たらどうするか?如月の名を使ってでもぶっ潰す。


「多分早々に知れ渡ると思うのですが。むしろ今もまだ噂になっていないのが不思議です」


「それは私も思っています」


俺が働き始めて3か月経ちそうなのだが、この学園の生徒が喫茶店に来たのは何度かある。最初は琴音だと気付かなかったとしても、学園で俺のことを見たのであれば思い出すはず。

なのに、未だに噂すら出てこない。


「来た人達全員が何らかの理由で秘匿しているということでしょうね」


「如月家が何かしているとは思いませんけど」


コソコソと話しながら考えるが理由なんて思いつかない。父が動くわけもないし、母だって目立つことはしない。あとは喫茶店が気に入ったから、迷惑を掛ける気はないと言う事だろうか。


「今考えても仕方ないことですね」


「それもそうですね。それでこの後はどうするのですか?」


昼飯も食べ終わった。そうなると食堂にいる意味がないと思うのだが。それに先程から静かだと思った小梢さんだが、すでに寝ていた。よくこれだけ騒がられているのに寝ていられるな。


「雑談でもしましょう。このまま去るのも勿体ないですから」


周りの連中も昼飯を食い終わっているというのに一向に出て行こうとしていない。こちらの様子を見ているのは分かるのだが、そんなに注目されることだろうか。

確かにこの状況なら木下先輩が勿体ないというのも分かる。俺としては居心地が悪いのだが。


「雑談と言っても何を話すんですか?」


「折角、琴音さんの私生活を知っている香織さんもいるのです。それを話題としましょう」


「私の私生活ですか」


そんなことを言われても、学園が終われば図書室で暇を潰しているか、食材を買いに求めるかだろ。休日はバイトしているから話すことなんてないと思うんだが。


「まず、琴音さんはどのような服装が好みですか?」


「先輩。それを琴音に聞くのは間違っているよ。いっつも同じ格好だから」


「確かに白のワイシャツとジーパンですね」


「あとはジャージ姿しか私も見たことがないから」


自分で服を買いにはまだ行っていないからな。初期装備だけで過ごすことは出来る。香織にはいつも呆れられているが、夏までは貯蓄に充てると決めているから仕方ないだろ。

それに対して木下先輩は眉を顰めている。


「着飾れば映えると思いますよ」


「飾る気は一切ありません。サッパリした服装が好みですから」


家でも言ったが動き易い服装が一番だ。更にスカートなど論外。制服だから今は仕方ないが、私生活まで我慢する必要はないだろ。夏の服装だってTシャツとジーパンでいいんじゃないかな。


「本当に女らしさがないよね、琴音は」


元々が男だから仕方ないだろと声には出せない。将来的に女性らしくならないといけないとは考えているが、まだ何をすればいいのかすら分かっていない。男のままでいるというわけにもいかないのだが。


「以前の化粧もそうでしたが、そっち方面は苦手なのですか?」


「苦手と言うか下手くそなんです」


口紅塗ろうとすればずれる、マスカラとかはそもそも出来なかったと散々だった。練習で良かったと本当に思ったよ。まさかここまで難しいとは思わなかったし、よくこれを毎日やれるものだと思ったほどだ。

琴音のことを馬鹿には出来ないな。


「今の琴音さんなら薄いくらいが丁度いいと思いますよ」


「それすら出来ません」


あぁ、周りが五月蠅い。そんなに化粧が出来ないのが悪いかよ。頑張ろうにも化粧道具がどれもこれも滅茶苦茶高いから、おいそれと練習も出来ないんだよ。


「これは本格的にどうにかした方が良さそうですね」


「いえ、別に今は困っていないのですが」


「将来的には絶対に必要になる技術です。誰かに指導して貰った方がいいですよ」


頼める人がいないというのが正直な感想なんだよな。母に頼むといっても実家に行かないといけないし、美咲を呼べば面倒臭い。だから今の所は特訓する気はない。


「おい。そろそろ副会長たちを開放したらどうだ」


雑談に興じているとテーブルの近くに人が立っていた。今回の騒動が大きくなった原因である長月だ。琴音が何度もちょっかいを掛けていたためにそう簡単には和解は出来ない人物の筆頭。

そして絶賛勘違いしている人物。


「開放も何も私達は進んで楽しく会話をしているだけですよ。ねぇ、琴音さん」


「そうですね。むしろ私が連れて来られた立場ですから」


強引に引き摺られている姿は結構な数の生徒に目撃されている。その中に長月は入っていなかったのだろう。そして木下先輩の言葉にたじろぐ。勘違いなんだから仕方ないが。


「如月は生徒会を牛耳っているのではないのか?」


「むしろ私が捕獲されました。あの人に」


指さす方角には飽きることなくこちらを眺めていた会長がいる。俺が指さしたのことに対して嬉しそうに手を振っているが、「やっほー」と声を出すのは止めろよ。凄い目立っているぞ。


「それに昨日の件について生徒会から貴方に忠告があります。先入観で行動しないで欲しいと」


「先入観も何も如月という時点で決まりだろ」


それが先入観だというのに。確かに長月と会っていた琴音の振る舞いが、良くなかったのは俺だって自覚している。そして変わった俺のことを認めたくないのも知っている。

だったら接触して来るなと言いたい。謝れと言われれば謝るが。


「琴音さんは生徒会の一員です。貴方の行動が生徒会の不利益になることを理解してください」


「何故、副会長が如月を庇う。去年のこいつの行動はそもそも生徒会に相応しくないだろ」


「去年の行動に関しては私が悪かったと自覚しています。長月さんには多大なるご迷惑をお掛けして大変申し訳ありませんでした」


椅子から立ち上がって誠心誠意頭を下げる。この行為が今日一番のどよめきを生み出した。誰も琴音が人に頭を下げるとは思っていなかったのだろう。ただ謝る時にやらないと意味がない。


「ふん、今更謝ったところでどうなる。お前のことを俺は信用していないからな」


謝罪も通じないとなるとお手上げなんだが。根が深いのは俺も理解している。そう簡単に長月と和解できないのも覚悟は出来ている。当時の琴音は何故か長月に関してはしつこかったからな。

理由は記憶にない。多分衝動的な何かがあったのだろう。


「貴方が信用しなくても生徒会は琴音さんを全面的に信用しています。そうですよね、会長」


「僕が直接勧誘した優秀な人材だからね。それなのに変な噂が原因で不信任案なんて出されたら僕だって怒るよ」


そもそも会長、いつの間に来たよ。というか十二本家の会長が怒ったら何されるのか全然想像できないから止めてほしい。それにいつの間に俺は生徒会の全面支援を受けていることになっていたのだろう。

というか、この状況は仕組まれていないか?


「随分如月の肩を持つのですね、葉月会長」


「長月くん。あまり琴音にちょっかいを掛けない方がいいよ。彼女の陣営は強力だからさ」


強力と言われてもねぇ、納得はするが。生徒会、学園長、文月、あとは教師の何人かが学園内での味方になっている。あまり公に出来ないが、このことを知って俺にちょっかいを掛ける勇気ある者はいないだろう。

知らないからこそ長月はやっているのだが。


「それに琴音が本当に悪いことをしていたのなら僕達だって断罪しているさ」


むしろ学園長に断罪されて学園から追い出されているだろうね。そういう契約を母としているから。だから悪いことなんて絶対に出来ない状況なんだよ。誰も知らないけど。


「さて長月くん。ハッキリ言っておくけど今の君は結構不利な立場にいるよ」


此処には生徒会の会長、副会長、書記が揃っている。更に全員が長月のことを睨んでいるのだから旗色が悪いのは明白だ。そして今の俺のことを知っている香織も、食堂にいる知り合い達も長月を睨む。

あまりにも敵が多過ぎるこの状況でどう動くか。


「ふん、精々裏切られないことですね」


潔く去っていった。まぁこの状況なら逃げるが勝ちだな。というかここまで大々的にやらかしているのだから、絶対に生徒会でこの事態を仕組んでやがったな。


「会長。よくやりますね」


「いやぁ、いつかは彼が現れるとは思ったけどまさか初日と言うのは計算外だったよ」


「でも事が早く済んで良かったですね」


「そうだね、薫。今回の事で生徒会が琴音に支配されているのではなく、僕が勧誘したことも公表した。それに琴音の味方についても匂わせた。これでちょっかいを掛けてくる人達はかなり減っただろうね」


会長と木下先輩の言葉でやっぱり仕組まれていたかと溜息を吐いてしまう。俺の心情を知ってか、香織が肩を叩いてくれた。本当に生徒会へ入ったの早まったかな。


「それじゃこれからも宜しくね、臨時役員の如月琴音君」


「はいはい、せめて役に立つように頑張らせて貰います。葉月駿一会長殿」


生徒会に対して借りが出来てしまったと思った。これでもう安易に生徒会を辞めるとは言えなくなった。手の平で踊ろされているのは癪に障るが今回の事は仕方ない。


「それでは明日も食堂ですよ、琴音さん」


「まだやるんですか!?」


「たった一日では変わりませんよ。あっ、香織さんもどうですか?」


「明日はクラスの友達と食べるので遠慮しときます、先輩」


「ちょ!?香織!?」


「ここまで注目集まるとは思わなかったからさ。何か私まで生贄にされているみたいだから」


見せパンダ状態なのは俺だって自覚しているさ!だから一人でも道連れを増やそうと思ったのに。誰か、誰かを探さないと。俺一人だけは辛いぞ。

明日は相羽さんでも誘うか。食べる面子で驚きそうだが。

昨日はショックで凹んで椅子の上で膝を抱えました。

よりによって何で上げ直そうとした時に投稿ミスをやらかしているのかと。

うぅ、何で~。

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