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登場人物紹介<十二本家編>

簡潔版です。

現在の話数までのネタバレも含まれていますのでご注意ください。


人物紹介:十二本家編


<如月家>


・如月 琴音:きさらぎ ことね


 本作の主人公。生前は悪になりきることで父親の興味を引こうとした屈折したファザコンの二番目となる琴音。一番目の琴音は何よりも印象に残った男性の死をきっかけとして意識の奥底へと沈んだ。

 二番目が悪であるのに対して、一番目は失敗を恐れ、消極的な自己主張をしない少女。十二本家の人間としては人格的にまともであり、その為に異端的な存在。このまま成長したとして、他の十二本家に巻き込まれたら問題なく苦労を背負っていたはず。

 三番目の人格となるのは一番目が気にしていた男性。仕事の最中に差し入れとして同僚から貰った毒入りハンバーガーにより毒殺された。何の因果か、二番目の琴音が自殺した後に琴音の中に入り込んだ。理由は本人にも、琴音にも分からない。

 生前に馬鹿達のまとめ役をしていた為に、メンタルが強すぎるのと異常事態にも慣れている。基本的には受け身であり、苦労を背負い込むのだが、攻め手に回った場合、持ち前の能力を駆使して周りを巻き込んで撹乱に勤しむ。

 性格は男性である自分を忘れないように女性らしくないのだが、義母の世話をしていた為に家事能力はほぼ万能。ただし、琴音の性格を引き継いだ為に自身の身体に関しては極度の恥ずかしがり屋。他人の裸に対しても同様である。

 本人は自覚していないが、一番のトラブルメーカーであるのは間違いない。


・如月 音葉:きさらぎ おとは

 琴音の母親。二番目の琴音を何とかしようと思うだけで夫のことを考えて行動できなかった消極的な女性だったのだが、現在の琴音からの叱責により覚醒。悩むよりも行動しようと正反対の性格へと成長中。

琴音の中身が入れ替わったのには気づいていないが、いい方向へと向かったのだと積極的に世話を焼こうとしている。偶に空回りする場合もあるが、琴音の味方であるように努める。夫に関してはすでに諦め、琴音や双子の敵になろうものなら敵対することも厭わない覚悟を持った。

 最近は文月、長月の奥様とママ友の関係を持つ。主に駄目夫を罵倒する会である。


・如月 琴葉:きさらぎ ことは

・如月 達葉:きさらぎ たつは


 琴音の双子の妹弟。妹の琴葉は積極的なのに対して、弟の達葉はおとなしい性格をしている。三番目の琴音と接してからシスコンが生まれてしまった如月家の遺伝子をしっかりと受け継いでいる。

 それぞれに悩みを抱えており、妹は母と姉のスタイルをどうして自分は受け継がなかったのか。弟は姉達の積極性がなぜ自分にないのか。シスコンの度合いはそれほど高くない。むしろ上がおかしいのだ。

 父親に対する興味はほぼなく、他人として扱っている。母と姉は自分達の味方であると疑っておらず、その二人の敵になるような存在には容赦しない。


・父親

 ぶっ飛ばし案件。


<文月家>


・文月 小鳥:ふみつき ことり


 趣味は料理と格闘技という明らかに体格に見合っていない戦闘能力を持った小動物的少女。小柄な身体に可愛らしい顔立ちの割に怒らせると脅威度が計り知れない。ただし、大抵の人物は小鳥の裏側を知らない。

 十二本家にしては珍しく、生まれながらに異常性を持っていない。礼儀正しく相手に接し、敵となりそうな人物とは距離を取る。一度気に入った相手には積極的にアプローチを仕掛けるのだが、彼女の対象は女性である琴音なのが問題となる。

 琴音の色々な姿を見たいと偶に画策する場合もあり、密かに写真などを撮っている場合もある。ぐいぐいと攻めてくる彼女を小動物と呼んでいいのだろうか。


・文月 重吾:ふみつき じゅうご

・文月 羽鳥:ふみつき はとり


 重度の親馬鹿の父親と夫鎮圧を主な活動とされている母親。娘の為ならばどんな無茶でも押し通そうとする父親なのだが、その度に溜息交じりに妻から制裁を受けて鎮圧されるのがお約束となっている。

 小鳥が格闘技に熱中するようになったのは母親の影響が強いのは間違いない。最近では父親相手でも遠慮せず物申せるようになってきた娘に若干の寂しさを感じつつ、成長を喜んでいる。戦力的な意味で。


<葉月家>


・葉月 駿一:はづき しゅんいち


 前生徒会長でその立場を色々と利用しまくっていた琴音の先輩。トラブル製造機の片翼を担っている。いち早く琴音の能力を見抜き、生徒会へと強引に引き入れた手腕があり、人を見る目は一級品。むしろ異常。

 自分の楽しさの為に周りを巻き込み、その様子を傍観するのが何よりも優先している。会長職を離れてもその性格が変わるはずもなく裏で色々と根回しをしている。しかし基本的に巻き込むのは自分が気に入っている人物のみ。

 気に入らない人物に興味はなく、邪魔だと判断したのなら何の躊躇もなく排除する冷徹さもある。


<霜月家>


・霜月 綾:しもつき あや


 トラブル製造機の片翼。清楚でお淑やか。そんなのは幻想であり、本性は本能的に楽しさを優先させる馬鹿みたいに明るい女性。葉月とは違い、計画性は皆無であり本能で行動する。その為に失敗することもあるのだが持ち前の立ち回りで全てをカバーしきる異常者。

 どのような方法で本性を隠し続けていられているのかは謎に包まれている。上に兄、下に妹がいるがどちらのことも信頼しており、積極的に頼り、信頼している。二番目の生まれでありながら個性を引き継いでいる十二本家としては珍しい存在。

 将来は歌手を目指しているのだが、その教育は為されておらず本人はその事に不満を覚えている。一人暮らしを計画していたが琴音に怒られて、渋々ながら将来計画を真剣に考え、放り投げて諦めた。


・霜月 凜:しもつき りん


 姉のトラブルを漏れなく回収してくれる万能妹。苦労過多で全てを達観し始めた被害者。問題児の姉よりも、琴音を理想の姉だと思い始め、どうしたら琴音を家族に引き込めるのか思考迷走中。やっぱりこの子も霜月家の人間である。


・霜月 聖華:しもつき せいか


 シェリー・ジェーンとして世界を渡り歩いていた超大物歌手。現在の夫である霜月家当主の怒涛の攻勢とサプライズの数々により根負けして嫁いだ模様。夫婦仲に問題はないのだが、霜月家に染まり、末っ子の胃が少々不安なほど自由を満喫している。

 海外での活動は中止しているが、国内ではまだ現役として偶に活動を行っており、現在も人気は衰えていない。日々、面白い獲物はいないものかと物色している最中に琴音と出会い、彼女の内面に興味を持つようになる。きっかけは娘達による話である。あと息子の嫁。


<長月家>


・長月 兄


 そういえばフルネームを一切考えていなかったことに筆者が今更気付いた存在。規律に厳しく、生真面目過ぎて融通が利かない。過去の琴音と衝突するのが度々あったのだが、効果がなかった模様。もっとも過去の琴音と接触してた人物。

 最近では少しずつ丸くなり始めたのだが、そのきっかけが十二本家たちの本性を見たためであるのは何故だろう。自分はあんな風に変わりはしないと思っているようだが、その為に弄られ役になっていることに気付いていない。被害者担当。


・長月 弟


 兄よりも融通は利くのだが、腹黒担当。見た目に出さない分だけ厄介な存在と化すかも。登場回数一回だけではそこまで設定を考えていない不遇な存在。


<皐月家>


・皐月 三堂:さつき みどう


 和名学園の学園長。学生の琴音に恋愛相談する頭のおかしな人物。経営関係に関しては全く問題なく、優秀なのだが何故かその能力が恋愛方面に回せないへたれ。恋愛で強く出れず、相手からどう思われているのか不安な毎日を過ごしている。

 そろそろ関係を進展させてもいいのではないのかと思っているが、どうしていいのか分からず現在に至る。悪意なく問題事を振ってくる琴音からしてみれば厄介な存在。


<水無月家>


・水無月


 主に毒舌担当。思ったことは何でも口から出してしまい、度々相手を傷つける。その殆どが悪意のない純粋な感想なので扱いに困る。そして本人が自分の欠点について全く直そうと思っていないのが最大の問題点。むしろ自分の何がいけないのか分かっていない。


<卯月家>


 記憶にございません。


<神無月家・弥生家・師走家>


 本編への登場予定はなし。

色々と省いて書いたはずなのに、この量ですからね。

真面目に詳細を書いたら大変なことになりそうです。

予定としては十二本家編、現在編、過去編と分けて人物紹介を作成していく予定です。

何でこんなに登場人物多くしてしまったのでしょう。

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 前の人物紹介では達葉(たては)となっていましたが今回は(たつは)となっています。どちらが正しいのでしょうか?
[一言] 伏線回収編が、いつか読めるを夢見て。 掲載が11本家ってことは、残りの1本家は緋月家かな?そして緋月家の長男(婆が略奪婚を狙ったのでなければ)は沖田総司(十二本家は無駄に能力が高いって自身の…
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