11.母親との対談
遅くなりました。今回も突っ込みがあるでしょうがドンと来いです。
前話が改訂版と書かれていますが筆者が差し替えた結果です。
混乱を招くこととなり申し訳ありません。
11.母親との対談
学園長室から出た俺と母を待っていたのは咲子さんとその娘の美咲さんだった。美咲さんも如月家の侍女として働いている人なんだが常に無表情なので考えていることがよく分からない人。
琴音が何か言ったとしても表情一つ変えないのだから不思議な人なんだよな。
「琴音を手伝って頂戴」
相羽さんや皆川さんと同じで俺の両隣に二人が付き添うような形になった。こっちとして松葉杖さえあれば歩行に不自由しないのだが二人の心遣いには感謝して何も言わない。
移動した先は玄関ではなく学園の駐車場。荷物はすでに美咲さんが回収していたようで車に積まれていた。
「琴音の部屋に向かって頂戴」
「本家には行かないのですか?」
「行きたいの?」
「率直に言って勘弁してほしいですね」
あそこに行けば息が詰まるというのが本音だ。琴音としては喜んで向かうだろうが俺としては思う所があり過ぎて行きたくはない。何よりあそこに行けば必然的に父と顔を合わせることになる。
あの人にだけは会いたくない。
「やっと病気は治ったといった所かしら」
母は気づいていたのだろう。琴音がどうしてあのような行動をしていたのか。ただその行動に対する叱責が甘すぎたのだ。注意した程度では琴音が止まるはずもない。それに問題の根本に対して何もしていなかった。
だからこそ琴音の行動はエスカレートするし、問題の方との関係も悪化するばかり。そして結果が琴音の自殺だ。
「貴方は私が学園長と何を話したのか気にならないの?」
「車で話すよりも部屋で話しましょう。お互いに腰を落ち着かせて本音で」
「それもそうね」
今まで琴音も母もお互いに本音で話していたことはなかったと思う。最終的に琴音は母を避けるようになったし、母はそんな琴音を追うこともなかった。これも関係が悪化した原因。
琴音をあのような存在にしたのは両親の所為であるのは確実なのだが、俺としては琴音の所為でもあると思っている。まずは話を聞くことをしろと。否定せずにまずは考えろと。
その後はお互いに会話もないままにマンションに到着し、母が管理人さんに軽く挨拶して部屋へと移動した。
「それじゃお話しましょうか。何から聞きたいのかしら?」
「その前にお母様に確認しておきます。先程車で本音で話すというのは偽りありませんね?」
これによって俺の対応は変わってくる。この母には言いたいことがある。もし今から俺が言うことに対して無反応であったのなら即刻帰ってもらう。そんな人と話す必要などないのだから。
もし反応が返ってくるのであれば俺は突っ込む。何で琴音が何も言わなかったのか疑問に思うことを突っ込む。
「偽りはないわ」
「ならその大根役者を止めてください。見ていて苛々します」
「えっ」
「ここには父も父の関係者もいません。偽る必要もないのですから素を出してください」
琴音を叱っている時も口調は淡々と感情が篭っている感じが全くしなかった。接する時ですら能面を付けたような表情をするばかり。表情を出していた記憶なんて琴音がまともだった幼少期しか記憶にない。
琴音が狂いだした辺りから母の行動も変わったのだ。原因が何処にあるのかといえば琴音であり、根本的な原因は別の人にある。
「えっと、琴音は気付いていたの?」
「むしろ気付かなかった私が馬鹿でした。美咲さん、母の演技はどうでしたか?」
「見事な大根役者でした」
この人が一番本音を言うんだよな。狂った琴音に対して「お嬢様は馬鹿ですね」と面と向かって言ってのけたのはこの人位だろう。クビになることを厭わないその行動は俺にとって共感を得ることが出来た。
琴音にとっては激怒ものだったがな。本当に何であの時クビにならなかったのか不思議だが、多分母が何かしたのだろう。
そしてその母だが現在涙目であり、決壊した。
「うわぁ~ん!琴音が、琴音が私のことをちゃんと見てくれた!」
「おめでとうございます、奥様」
マジ泣きしながら咲子さんにしがみつく母。やっぱりこっちが本性か。大体おかしいんだよ。幼少期にはまともに感情を表に出していたというのに琴音が狂いだしてから少ししたら今の能面を付け始めたのだ。
何かしらの考えの変化だろうが、それがいい方向に働いたとはいえない。それに俺が気づいたのは琴音が母を避け始めていた時に見た一コマだ。
「以前に母が私に拒否された後、双子に抱き付き、涙を流していたのを見たことがあります。本来であればあの時に気付くべきでした」
確証を得たのはその時の光景からだった。ちなみに双子というのは琴音の二つ下の姉弟だ。今は中学三年生だろう。来年になればもしかしたらうちの学園に入学するかもしれないが今の俺には関係ない。姉弟を心配するよりも自分のことで精いっぱいだからな。
本音で言ってしまえば如月家は面倒臭い。色々な面でな。
「えっと、琴音。私も確認したいことがあるのだければ。貴方は父のことをどう思っているの?」
「本音で言えば敵寄りですね。私としてはあれを父と呼ぶのも嫌なのですが。あとファザコンは治りましたのでご安心を」
ここで琴音の行動原理を思い出す。父親に会いたい、父親と話がしたいという思いが琴音の行動原理。だが肝心の父親は幾ら琴音が優秀な成績を出しても、周りから褒められても一切興味を示さなかった。
それが如月家に生まれたのだから当然だとばかりに。だがたった一回失敗したことで行動が変な方向に動いた。失敗したときに父親から近寄ってきたのだから。もちろん叱る為に。如月の者が何たる失態をおかしたのだと。
琴音は理解した。失敗すれば会える、自分の評判を落とせば話せると。ハッキリ言って歪んでいる。
「良かった。琴音が正気に戻る如月家の人で」
「待ってください。まさか如月家の人達は全員以前の私みたいだったのですか?」
「血筋って怖いわよね」
おい、面倒臭いという話じゃないぞ。何だよそれ。琴音だけが歪んでいると思っていた俺だったがまさかの如月家全員の問題だったらしい。えっ、じゃああの父親もファザコンとかマザコンだったのかよ。
いつも家名を大事にしろとか言っておきながらお前も問題ありじゃないか。
「ちなみに父と祖父は?」
「旦那はマザコン完治不能でお爺様は姉に対するシスコンだったけど正気に戻っているわ」
「よく結婚できて子供が生まれましたね」
頭を抱えながら率直に聞いてみる。おい、まともなのは外から来た人だけかよ。色々と歪んでるな如月の血筋は。いや、この母もまともとはいえないか。それを考えると双子も何かしら抱えていそうだな。
「結婚は愛のない結婚だったのは私でも分かるわ。それに子供を作るためには手段を選ばないのよ」
「詳しくは聞きません。そうなると双子も何かありそうですね。マザコンですか?」
「私にも旦那にもそういった反応はしていないわね。旦那と貴方の関係を見ていた影響でしょうが、私としてはシスコンを押すわね」
「当時の私を見ていたのならその考えはないはずですが」
「今の貴方だったら、これからなる可能性もあるわよ」
そういうものか。何か突然発症する病のような気がしてきたな。俺としては琴音が双子に全く興味がなかったために姉弟の触れ合いみたいなことをしていなかったから何かをしたいと考えているのだがこれを聞くとちょっと考えるな。
母と話していて色々と如月家の中身が分かってきた。これは琴音の記憶だけで理解することは出来なかっただろう。ただ別のことで俺として思うことはある。
「ねぇ、琴音。ちょっと私も聞きたいことがあるのだけれど」
「何ですか?」
「眉間にずっと皺を寄せているけど何かあるの?それに喋り方も私みたいに淡々としているから」
「能天気な母に苛々しているだけです」
「えっと言いたいことがあるのなら言って頂戴。親なのだから受け止めるわ」
へぇ、言ったな。ならちゃんと聞いてもらおうか。琴音としてじゃなく俺として思っていることを全部。
「なら耳の穴をかっぽじってよく聞いてください。まず貴方の叱り方が甘すぎます。何ですかあれは。機械的に叱られても注意しているのかどうかも分かりません。そんなので私が聞く耳を持つと思っていたのですか。まだ感情的に怒り、激情に任せて手を出すことだって必要だったのですよ。えぇ、それでも私が止まらなかったかもしれなかったですね。でもやらないよりはマシだったのです。あと父が私のことを見ていないことも訴えることが必要でした。変に父を擁護しないでください。変に勘違いしてしまいます。大体母が父に進言することもしなかったではないですか。お互いの関係を改善させる気があったのですか。大体一人暮らしなんてさせてまた自殺したらどうするつもりだったのですか。私が変わっていなかったら今度は投身自殺をしたかもしれないのですよ。せめて最初のうちくらいは誰かを付けるべきでした。それにお金と住む場所だけ渡しても私が何も知らなかったらどうするつもりだったのですか。あっという間にお金を使い切るのは分かり切っていたことですよね。親として何を考えているのですか。まともに育てる気があったのですか。美咲さん、珈琲ブラックでお願い」
「承りました」
「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなざいぃ」
言い切ったら少しスッキリした。代わりに母が途中から泣き出して言葉は嗚咽で聞こえなくなった。本気で反省する気があるだけマシだろう。ただこれは俺としての考えだからな。
琴音としてこの言葉を吐くのは許されない。琴音が歪んでいたからこそ母だって苦労する結果になったのだし、父がまともに琴音に愛情を注いでいたらこういった事態にならなかったのだから。
誰が悪いかなんて今じゃ分からない。琴音だって母だって父だって悪いと思っている。
「琴音お嬢様、どうぞ」
淹れてくれた珈琲を啜りながら母を見るがまだ泣いている。そこまで思うのなら父と対決するだけの覚悟を持てと思ってしまう。それが出来れば簡単だったかもしれないがあの父がそれだけで改心するとも思えないんだよな。むしろ母を何処かに幽閉しそうだ。
「私が言ったことが間違っているかもしれません。ですが母も考えてください。己の行動で事態が変わらなかったかどうか」
「うん、本当にごめんなさい。親として娘を改心できなかったのは私の責任よね。だから貴方から何を言われても構わないの」
「ただやはりあの父が相手だと分が悪いですか」
「うぅ、下手を打つと私が追い出されそうなの。でもそうすると双子をあの人に任せることになっちゃう。それだけは何としても阻止しないと」
「そうですね。今はまだ母のフォローで何とかなっているでしょう」
「それに以前の琴音が反面教師になってくれたし、あの二人は人の感情の機微に聡いから危機回避能力も高いの。だから今は変に歪んだりしていないわ」
当時の琴音に一切近寄って来なかったのもそれだろう。下手に話しかけていたら琴音から何を言われるか分かったもんじゃないからな。それがまだ救いだろう。そう考えると琴音の存在も役には立っているか。
だが一番の問題は双子の弟の方だ。弟は後継者として育てられているから父に何か感化されていないか不安でもある。
「私を一人暮らしさせることを提案したのも母ですか?」
「うん。当初は琴音を本家から着の身着のまま追い出すと旦那が言ったから代わりの案として私が提案したの。幾らなんでもやり過ぎだと思って」
流石にそれは生きていけないな。むしろそのまま誘拐されたらどうするつもりだったんだ。あれか一緒にいるのも嫌だから放逐するつもりだったのか。真面目に娘のことを考えていないのだな。
原因の一つは確実に父にあるというのに。
「父から離されると聞かされた私は自殺した。父としては邪魔者が片付いたと思ったでしょうね」
「本来であれば、自殺者が出たなんてゴシップの良いネタなのだけれどあの人にとっては本当にどうでもいいと思っていたのでしょうね」
「母が病院に来なかったのも?」
「旦那に止められたわ。それにあそこで私が感情的になっていたら不安になっている双子がどうなるか。だから琴音には悪いのだけれどいつも通りに過ごすしかなかったの」
「事情は理解しました。私は気にしていません」
琴音という存在は実質死んでいるからな。今ここにいるのは琴音であってそうでない俺という存在。琴音として考えれば父に見放されている状況は耐えきれないだろう。また死のうとするはず。だから俺が宿ったのだろうか。
「このマンションは如月家というより母の名義ですか?」
「追い出すことしか考えていない旦那では本当に何処に行かされるか分からなかったから。それにここは私が仮に本家を追い出された時にと考えていた場所なの」
「管理人さんも母の知り合いですよね」
「学園時代の友達よ。娘のことをお願いと言ったのだけれど旦那がいらないことまで言ってしまったわ」
あの追い出すという下りだろう。琴音だったら確かに追い出されていたな。それについては仕方ないだろう。琴音が迷惑を掛けたら他の住居者にも管理人さんにも迷惑を掛けてしまうのだから。
「学園長との約束は私がそれでも変わらなかったら学園から追い出すとかそういうことですよね?」
「そうよ。私は一年と言ったの。でも旦那はそんなに時間を掛ける必要もないからと半分に縮めて半年にしてしまったの」
話を聞けば聞くほど母には世話になっていることが分かる。俺としてはだが。別に俺は母と和解してもいいと思っている。ここまでの話を聞いていれば母のおかげで生活できているのであるし学園での関係改善の期間も設けて貰えた。
下手に俺を本家に戻す気もないのも分かる。むしろ本家にも味方を作るべきだと考えているからな。
「生活費についてはちょっと厳しかったかもしれませんね。アルバイトをしなければ無理がありましたから」
「それについてはごめんなさい。これ以上琴音に使う金はないとあの人がごねたから使用人たちの意見も取り入れたの。もし足りないようだったら私から追加で送ることも考えていたのだけれど」
「父が絶対に口を挟んできますね。今の所、問題はないのでいいですが」
やはり父が問題だな。母がいるから現状どうにかなっている感じが半端ない。本当に本家には帰りたくないな。俺の胃に穴が開きそうだから。
「でも貴方から連絡が来たとき私も本当に驚いたのよ。あの人が一緒だったからいつも通りの反応していたけど」
「奥様、あの時顔が緩んでいました」
「美咲!」
本当にこの大根役者はそれでよく押し通せたよな。逆に父が全く興味を持っていなかったという事だろう。もしくは変に邪推しているとか。バイト先を脅して働かずに給料を得ていたり、管理人を脅して悠々自適に生活しているとかな。
そんなことをする気は全くといっていいほどない。むしろそんなことが出来るのであればすでに社会として成り立たないだろう。
「そういえば私は卯月志津音と関係を断ったのですが、如月家に影響はあるでしょうか?」
「今回の件はあの人に伝えていないけれどいずれ卯月家から正式な謝罪が来るでしょうね。でも交渉のカードとして使えるから悪いとは考えないと思うわ」
「そうであればいいのですが」
娘の心配は一切しないだろう。何をした、私の立場を悪くするのかと言われかねないからな。どちらにせよあのままだったら俺への被害だけしか増えないのだから仕方ない。最悪小鳥の名前を使わせてもらうことも視野に入れておくか。
もちろん本人に断りを入れてからだが。
「それにしてもよく考えるようになったわね。今まではあの人のことしか目に入っていなかったのに」
「逆に母は違和感を感じないのですか?ここまで変わった私について」
「正気に戻った人達は人が変わったようになると聞いていたから。それにお爺様は姉に殴られて、寝込んで、正気に戻ってお婆様と恋愛結婚したそうよ」
何だか俺みたいだな。というか姉に殴られたのかよ、お爺様。どれだけしつこかったんだよ。それにその姉は何かしらのコンプレックスを抱えてなかったのか。今じゃ調べようがないことなんだが。
この世界についてよく分からないことが増えたな。俺にとっては現実だと思っていたが俺みたいな存在が他にもいるのであれば普通ではないという事だろう。
「思うのですが正気に戻らなかった人達はまともに生活できていたのですか?」
「軽い人達も多かったからと聞くわね。あの人は重症過ぎてどうにもならないそうよ。だからお爺様とお婆様は老後を海外で過ごしているの」
琴音と同じで救いようがないという事か。マジでどうなっているんだよ、この家族は。面倒臭いどころの話じゃなくなってきたな。
「正月は地獄ですね」
「琴音関係でも揉めそうなのよね。私も覚悟を決めるしかないと思っているわ」
祖父母は孫の顔を見たいから正月だけは帰ってくるのだ。その中に琴音がいないと分かったらどうなるだろうか。厳しくもあり甘い祖父母のことだ。俺の部屋に突撃してくる可能性だってある。それ以上に本家でどのような騒ぎが起こるのか想像できないな。
「言っておきますが父が何と言おうが戻る気はありません」
「そんな都合のいいことを言ったら私が止めるわ」
お婆様に嫌われたくないからとその時だけ戻って来いとかどの口が言えるかと。多分実際に連れ戻されたら俺は父の顔をぶん殴るだろう。それを母も止めないだろう。こっちはお前の都合のいい道具じゃないと。
「では私は本家に戻らないということでいいでしょうか?」
「学園にいる間は構わないと思うわ。それに護衛の人達に話を聞けば外にいた方が琴音が生き生きしていると聞いているから。琴音も外の方が気が楽でしょう?」
「そうですね。本家にいるよりも自由ですからこちらの方が性に合っています」
やっぱり護衛の人達がいたか。そりゃ万一に俺が誘拐されでもしたら事だからな。父としては身代金を要求されても何とも思わないだろうが、この母なら気が気じゃないだろう。
それにしても母もさっきから旦那とすら言わなくなった。思う所があるのだろう。
「それではこの話はここで終わりましょう。そろそろ戻った方がいいのでは?」
「そうね。あの人が戻って来ない内に帰らないと何か言われそうね」
それに双子もいるだろう。今は俺よりもそっちを優先してほしい。琴音みたいな存在にならないように今度こそしっかりと教育してほしい。今回の話をちゃんと聞いているのであれば多少役に立つだろう。
「それじゃ美咲を暫く預けます。あと、これは来月の生活費の追加分よ。被害が多かったから足りなくなるでしょう」
「追加は助かりますが、美咲さんをですか?」
「そうよ。その足だと生活が不便でしょう。美咲は車の運転も出来るから暫くは大人しくしていて頂戴」
確かにこの足だと買い出しもままならないな。車の運転が出来ることは俺の送迎だろう。治るまではあまり歩き回るなという事か。それも仕方ないか。出歩いている姿を知人に見られたら説教されそうだしな。
「それとまた来ていいかしら?」
「こんな何もない場所にですか?」
「娘の様子を確認したいの。今まで出来なかったことが多いから」
「はぁ、分かりました。ご自由にどうぞ」
泣いたり笑ったりと表情が良く変わる人だ。本来の姿はこれなんだから本家がどれだけ息が詰まるところなのかよく分かる。
絶対に戻りたくねぇな。
3回位書き直して結局ご都合主義だらけの結果になりました。
最初に急いで書いたのはこれじゃない感が半端ないものでした。違和感しかなかったので。
最初などに母親の会話しかなく描写を書かなかったもこういうことですと、納得は出来ないでしょうねぇ。もっと上手く書きたいです。