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ダンピール・エピオルニス  作者: 宗園やや
ソレイユ・ソワレ
32/104

32

翌日の朝、エピオルは自力で早起きをした。

そして庭の自家菜園をほじくってミミズを捕まえた。

ノトルも同じくらいの時間に起き、キッチンに籠っている。


「おはようございますー。来たよー、エピオルー!」


「あ、ミンナが来た。お母さん行くよ!」


菜園の近くに有る裏口から家の中に戻ったエピオルが母を急かす。


「待って。替えの手袋をポケットに」


「入れた。じゃ、先に出てるよ」


大きな肩掛けバッグを持とうとしているノトルを残し、ダッシュで表に飛び出すエピオル。


「ミンナ、おはよー!あ、ジンメルもおはよー!」


手を振るエピオルに応えて手を振り返すミンナとジンメル。

二人は釣り竿とバケツと弁当を持っている。

エピオルもミミズ入りの小さいバケツと二本の釣り竿を持ち、日傘を差した。

魚を入れるバケツはノトルが持って行く。


「今日は麦わら帽子も被ってるんだね」


「うん。外に出っ放しだからね。ほら、手袋も。もう暑い暑い。それより、ミンナの竿はちゃんとしてる?大丈夫?」


「大丈夫、だと思う。お父さんにやって貰ったから」


「見せてみて」


エピオルがミンナの竿をチェックしていると、やっとノトルが外に出て来た。


「お待たせ。じゃ、行きましょうか」

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