表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ダンピール・エピオルニス  作者: 宗園やや
ソレイユ・ソワレ
23/104

23

「ミンナとエピオル、来ないね」


村の広場でクルシィウスが呟いた。

泣き虫ミンナはどうでも良いが、エピオルが居ないのはつまらない。

少々口数が多い所が面倒臭い女の子だが、いざという時は頼りになるし。


「しょーがねぇ。俺達だけで行くか」


地べたに座っていたナトルプが立ち上がる。

立ったまま銀髪を探していたクルシィウスは、待ち人を諦めて頷く。


「そうだね。今日は何処に行く?」


「北の山だ!」


無意味に偉そうに山を指差すナトルプ。

クルシィウスは行く気になっているが、ジンメルは面倒臭そうに広場の植え木に手を突いた。


「……また、危険な所へ」


「うるさいぞ、ジンメル!文句が有るなら来なきゃ良いだろ!」


「……そうだね」


友人達に背を向けたジンメルは、ゆっくりと歩いて広場を後にした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ