ドブねずみのクリスマス
君と分かれて一年が経ちました。
私の20年間の中で最高の時間を過ごせたと思います。
君に向けた粘着男子のお話です。
付き合い始めた一か月は寝る間も惜しむほど君のことを考えていました。
二か月目になってもがむしゃらに生活をしていました。
三か月目になっても私は変わりませんでした。
君へ向けた手紙を何枚書いたか分かりません。
字がお世辞にも綺麗とは言えない字でしたが懸命に書きました。
片道五千円の距離をどうやって埋めようか君にどう言葉を伝えようか悩んでいました。
君への言葉を綴った手紙を送ろうと一年の時が過ぎました。
もう声は届かないけど好きって言ってくれた私の声は届くでしょうか。
まだまだ君が好きだった。会えない日が怖く不安だった。
便箋を放ることになって一万円。私にとっては価値が付けれなかった。
頭の弱い学生と社会を生き抜く社会人。
半年を立った時好きな所が変わってきた。
君の声から君の指に。
返事はまだ来ない。返事はまだ来ない。合えない日が続くことが私の中に嵐を生んだ。
一日一枚便箋に黒を塗った。汚い黒だけど一文字一文字丁寧に書いた。
一枚も渡すことはなかったけど自己満足にはなった。
何気なく歩いている時にふと君の後ろ姿を探してしまうことが今でもある。
一の幸せに九の迷惑。私が君にできたことだった。
今年もクリスマスがやってきた。
顔も声ももう掠れてしまったけど今でもはにかんだ顔だけは覚えてる。
君との時間は一つの袋の内側にある。できることならこれは捨ててしまってほうがいいのだろうが私にはできなかった。
ねこさんねこさん。幸せになってくれていますか。君のすべてを愛してくれる男性は見つかりましたか?
ドブねずみからのお祈りです。御願いします神様、どうかあの人に幸せを。




