絶望を求める者
登場人物
デビル(黒井卓真)、竜、ディスペイト
エリア B-9
B-9にて、1人の男が目を覚ました。
デビル
「くっ…まさかこのような事になるとは…!」
彼はデビル。本名は黒井卓真。彼もバトルロワイアルに巻き込まれた参加者の1人だ。そして彼もまたこの殺し合いに乗る事には反対していた。
デビル
「これからどうするか…まずは支給品を確認しないと…」
彼が支給品を取り出そうとしたその時だった!
???
「はっ!」
デビル
「!?」
ある1人の男がデビルに向かって、剣で襲い掛かってきた!それでもデビルはその攻撃を避ける事に成功した。
デビル
「貴様…誰だ!俺はゲームに乗っていない!」
???
「えっ!?乗っていないのか!?」
どうやら、デビルに襲ってきた男は、デビルを外見で判断してしまい殺し合いに乗っていると思ってしまったのだ。しかし、デビルは殺し合いに乗ってはいなく、男も殺し合いに乗ってはいないのだ。
竜
「それはすまない事をしたな。俺は竜だ」
デビル
「俺はデビル。さっき言ったように殺し合いに乗っていない」
各々簡単に自己紹介をした2人。そして、少しばかりの情報交換を行おうとしたその時だった!
???
「きゃは!み~つけた!」
1人の人物が巨大な鎌を持ち、2人に襲い掛かった!
デビル
「避けろ竜!」
竜
「うおあ!」
2人は巨大な鎌を何とか回避する事が出来た。しかし、躊躇なく鎌を振り回す相手に2人は殺し合いに乗っていると断定した。
竜
「あ…あっぶな!」
竜が今まで居た場所を見ると、1人の女が不敵な笑みを見せていた。大きな鎌を肩に乗せ、女はゆっくりと近付いてきた。
デビル
「ファイアスラッシュ!」
近付いてきた女にデビルが炎の魔法を相手に向けて攻撃した!しかし女はそれを軽く回避する。
???
「きゃははは…弱~い!この程度であたしに挑もうって言うのかなぁ~?」
竜
「お前は誰だ!」
ディスペイト
「あたしはディスペイト。『憎しみの空間』と『絶望の空間』の狭間によって生まれた存在…!」
デビル
「憎しみと絶望の空間の狭間…だと…!」
ディスペイト
「きゃははは…そう、あたしは人の絶望する顔を見るのが大好きなの…。君達はどんな絶望する顔をするのかなぁ!」
ディスペイトは鎌を構えて向かってきた!果たして竜とデビルはディスペイトを退けることが出来るのか!
現在の状態
デビル
状態:正常
武器:なし
持ち物:バッグ一式(武器は入っている)
思考1:ディスペイトを退ける
思考2:殺し合いには乗らないが徒党とは組まない
場所:B-9
竜
状態:正常
武器:ロングソード
持ち物:バッグ一式
思考1:殺し合いには乗らない
思考2:ディスペイトから逃げ出したい
場所:B-9
ディスペイト
状態:正常
武器:巨大な鎌
持ち物:バッグ一式
思考1:絶望する顔が見たい
思考2:見た後はその場で殺す
場所:B-9