風が起こした殺意
登場人物
伊那谷ユウナ、聖獄、疾風の音
エリア D-7 空き家内&G-7
D-7 空き家内
伊那谷 ユウナ
「ああーーー!!!もう!なんでこんな事になっちゃう訳!?」
作者、伊那谷ユウナはキレていた。それは…。
伊那谷 ユウナ
「何で武器が入っていないのよ!正当防衛が出来ないじゃない!」
支給品に武器が入っていなかったからだ。入っていた支給品は『ノートパソコン』だ。勿論武器ではない。
伊那谷 ユウナ
「とりあえずどうしよっか…武器も入ってないし…包丁とかあるかな」
伊那谷はキッチンに向かい包丁があるか探した。すると…。
伊那谷 ユウナ
「あっ!あった!」
包丁を見つけた伊那谷はバッグの中に入れようとしたその時だった!
パリィン!
伊那谷 ユウナ
「!?」
聖獄
「ヒャッハアアアアアア!見つけたぜえええ!」
窓を破り聖獄が入ってきてしまったのだ!伊那谷は勿論不意打ちを付かれ聖獄の鉄爪で引っ掻かれそうになるが…。
伊那谷 ユウナ
「きゃっ!」
何とか避ける事が出来、包丁を手に取るが手が震えて標準が定まらない。
聖獄
「キヒヒ!お前で2人目だ~!死ねええええ!」
伊那谷 ユウナ
「絶対に…死ぬもんかあああ!」
伊那谷が包丁を握り締めて聖獄に向けて突進しようとしたその時だった!
???
「伏せろおお!」
伊那谷 ユウナ
「えっ!?」
ドアを蹴破り入ってきた1人の参加者が右手に刀を持ち、聖獄に向けて斬りかかった!参加者の声で伊那谷は咄嗟に伏せた。
???
「うおおおおお!!!」
聖獄
「ぎゃああ!」
聖獄は避ける間もなく斬られ、血が吹き出るがあっという間にピタッと止まり傷跡が綺麗に無くなった。
???
「再生か…!傷があっという間に無くなってる…!」
聖獄
「ヒャハ!あの薬のおかげか!俺は無敵だからな!死ぬこともない!」
伊那谷 ユウナ
「なに…そのチート…!」
???
「そうか…なら…」
刀に風の力が吹き荒れる…。風に纏った刀を聖獄に向けた。参加者が持っている武器は風属性を付加している刀『刹那』。攻撃力は低いものの、刃毀れがない名刀の1つだ。
???
「一気に切り刻むだけだ!」
聖獄
「ひゃハ!貴様に出来るのか!」
???
「さあな…やってみないと分からない」
聖獄
「お前の名を聞きたい…切り刻むお前の名をな!」
疾風の音
「………疾風の音、お前を殺す名だ!」
疾風の音は刹那を振りかざし…。
疾風の音
「風塵衝閃!」
振り下ろした瞬間、竜巻のような物が聖獄に襲い掛かった!
聖獄
「ぎゃあああああああ!!!」
聖獄は空き家を飛び出し、空の彼方へと飛ばしていった…。
伊那谷 ユウナ
「た…助かった~…」
疾風の音
「あれほどの威力だ。多分、生きていないだろうな」
伊那谷 ユウナ
「それ、フラグだと思う…」
疾風の音、ここで生きていない発言。それは多分生存フラグだ!
疾風の音
「と…とりあえず何か情報が欲しいな!何か知ってる情報が有れば教えて欲しいんだけど…」
伊那谷 ユウナ
「確実に話題を変えたよな!?まあ…良いけど、あいつ、私を2人目って言ってたような…」
疾風の音
「と言う事は、既に1人を殺してると言う事か…恐らく窓から来たと言う事は、あそこで殺しただろうな」
疾風が指を指した先には窓が割られた更に先、聖獄が殺したのは伊那谷の知り合いの和束結だと言うのは疾風は知らない。
疾風の音
「行って見るか?あいつはバッグを持っていなかった。恐らくは殺された誰かの支給品を持ってきてないと言う事だ」
伊那谷 ユウナ
「もしかしたら、武器も…行って見るか!」
疾風の音と伊那谷ユウナは空き家を出て窓が割られた先に向けて走って行った。これから起こる事を知らずに…。
一方、此方はG-7
聖獄
「くそ!殺してやる!必ずあいつを殺してやる!」
疾風の音に対する聖獄の殺意が膨れ上がる。
聖獄
「だが…他の奴を探すか…!あいつの殺すのはあいつの知り合いを殺した後だ!」
聖獄は別の標的を求めて、走り出していった…。
現在の状態
伊那谷ユウナ
状態:正常
装備:なし
持ち物:バッグ一式、ノートパソコン、包丁1丁
思考1:殺し合いに乗らない
思考2:相手が忘れたであろう支給品を取りに行く。出来れば武器がいい
移動:D-7から東に移動
疾風の音
状態:正常
装備:刹那
持ち物:バッグ一式
思考1:殺し合いに乗らない
思考2:支給品を取りに行く
移動:D-7から東に移動
聖獄
状態:僅かなダメージ
装備:鉄爪(刃毀れがあり)
持ち物:なし
思考1:誰でも良いからまずは殺す
思考2:疾風の音は必ず殺す
移動:G-7に不時着して何処かへ走って行き…。
※伊那谷ユウナと疾風の音はお互い作者である事は知りません。
オリジナル武器
刹那:風属性が付加している刀。攻撃力は低いが刃毀れが無い綺麗な名刀。




