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WISP JOURNEY  作者: 巡木 妄想
第二章 ウィスプ・ジャーニー
6/7

チュートリアル

よく考えたらウィスプって魂じゃないよな

光に包まれた後、

俺は浪人生の背後に固定されていた。


例えるなら、おんぶされている様な感じだ。

だがそこから動かない。


そして、俺の中に何か

記憶の様なものが入ってくる。


どうやら浪人生の記憶のようだ。


「ステラ、これで成功か?」


「うん、オッケー!

 願いも分かるでしょ?」


本当だ。この浪人生のことが分かる。


名前は成瀬信(なるせしん)

これで1浪目のようだ。

願いは…明日の模試で結果を出すこと。


「じゃあ、色々説明するね

 まず、ショウができるのは

 入った人の体を操ったり

 脳に直接語りかけたりすること」


「それって、凄すぎないか?」


「でも残念。それが出来るのは

 願いに関係がある場面だけ」


そうなのか、よく出来てるな。

だが、これなら大丈夫そうだ。

勉強には自信があるからな。


だが疑問に思うことがある。

願いって、こんな小さいものでいいのか?


「ステラ、こんなのでも願いって言えるのか?」


「ん、そだよ。そんな大きい願いを持って

 生きてる人なんてそういないよ。

 みんな今だけを考えて生きてる。

 だから、ウィスプジャーニーを

 する人は少ないよ。それが私が生きてきて

 分かったことだよ」


ステラはどこか寂しげな声で言う。

そんなものなのかな…


「で、俺はどうしてればいいんだ?」


「そのまま模試まで待ってればいいよ。

 あ、言い忘れてたけど、どんどん

 願いを叶えていかないと、消えちゃうよ」


………ん?なんかすごいこと言ったような…


「今のショウは、携帯電話みたいなものだよ。

 充電しないと…ポン!だよ


え、いやいやいや!


「まあ、入ってるときは大丈夫!

 ちょっと散歩してくる、じゃあね!」


そう言ってステラはどこか飛んでった。

なんてこった…

まあ、どんどん願いを叶えていきゃ

大丈夫っしょ!


そう自分に言い聞かせたが、

その夜は不安でいっぱいだった…

感想待ってるZE!

これが俺のシンボリズムだ!

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