1人目
明日は忙しいので今日更新です。
楽しんでください。
これが俺のハートビートだZE!
ステラと飛び回っていたら、
すでに夜になっていた。
「なあ、願いを持ってるヤツは、
まだ見つからないのか?」
「う~ん、いないねぇ~
ところで、君の名前聞いてなかったね。
なんて名前?」
「藤堂翔。ショウって呼んでくれ。」
「うん。分かった。今後共よろしく!ショウ」
夕方から動き回ってるのに、
腹も減らないし疲れない。
というか何も感じない。
不思議な感覚だ。
「あ、いたいた!」
やっと見つけたか……
もう12時回ってるんじゃないか?
その家は深夜にも関わらず1室だけ
明かりが点いている。
しかもここ、俺の家の近所じゃねーか!
確かここには浪人生が住んでたな。
「おーい、入るよ~」
「入るって、どこから?」
「もちろん、窓からだよ。
言い忘れてたけど、私達は
色んなものをすり抜けられるよ」
そうだったのか……まあ、魂だけだしな。
部屋に入ると、黙々と勉強する青年がいた。
カリカリカリカリカリカリカリ
ずっと字を書く音が響く。
「なるほど、こいつの願いはなんとなく分かる。
浪人生だし、大学合格だろ?」
「おお!すごいねショウ!普通は
入らないとわからないのに。
でも、ちょっと違うね」
「そうか、って何でお前が分かるんだ?」
「そりゃ、ベテランですから!」
敬礼のようなポーズをするステラ。
「で、どんな願いだ?」
「彼の中に入って見ればわかるよ」
「入るって?」
「やってみればわかるよ!
彼に突進してみて!」
な、何だそれ?なんか怖いな。
「早く〜、姉さんに会うんでしょ?」
ええい、ままよ!
机に向かっている彼に突進した!
その瞬間辺りが真っ白になる!
いかがでしたか?