表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/21

18.続きを読む。

✼••┈┈┈┈┈┈••✼✼••┈┈┈┈┈┈••✼



シェリー・エルフォード様


昨日は、私の言葉によってあなたを深く傷つけてしまいました。

まずそのことを、心からお詫びいたします。


あのような言葉を口にしたことは、決して許されるものではありません。

どのような事情があろうとも、あなたを傷つけたという事実は変わらず、その言葉の責任は、すべて私にあります。


夕食の席で、あなたが涙をこぼされたとき、私はその場で謝罪の言葉を述べるべきでした。それができなかったことも、重ねてお詫びいたします。


本来であれば、ここまでで筆を置くつもりでした。事情を述べることは、言い訳になるのではないかと考えたからです。

しかし、あなたが「本心からあの言葉を向けられた」と思い続けるのだとしたら、それは、私の沈黙による新たな傷になるのではないかと考え直しました。ですので、ここから先は、私自身のことをお伝えすることをお許しください。


私は、思ったこととは逆の言葉が口に出てしまう呪いを負っています。そしてこの呪いは、想いが強いほど、より強く作用してしまう性質を持っています。


昨日、あなたの背に残る火傷を目にしたとき、私の胸に浮かんだのは、誰かを守るために負ったその傷と、それを勲章だと語れるあなたの強さでした。私は、それを、ただ美しいと思いました。それにもかかわらず、口をついて出たのは、真逆の言葉でした。


あなたがこの屋敷に来られてから、私は幾度となく、悲しませるような言葉を投げてきました。それらすべてが、呪いによるものだとしても、あなたに向けられた言葉であったことに違いはありません。

それでもあなたは、嫌な顔ひとつせず、私の言葉を受け止め、言葉と本心は違うのだと理解してくださいました。そのことに、私は、どれほど救われたかわかりません。


昨夜は、よくお休みになれましたでしょうか。あなたの心身が、少しでも穏やかであることを願っています。

もし可能であれば、今日の午後、庭のラベンダー畑に来ていただけないでしょうか。

お待ちしております。



       シルヴァン・グランヴェール



✼••┈┈┈┈┈┈••✼✼••┈┈┈┈┈┈••✼

※2026.01.26 あとがき

「18.続きを読む。」公開後、タイトルの修正を行いました。

「悪魔と呼ばれる辺境伯様はツンデレ溺愛がすごい」から、

「悪魔と呼ばれる辺境伯様の溺愛が原作世界を壊す」に変更になります。


連来当初予定していたストーリーからの変更はありません。

ここまで読み進めてくださりありがとうございます。

引き続き、お楽しみいただければ幸いです。

よろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ