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突然の転生

超不定期投稿ですがよろしくお願いします。

俺は高坂悠斗(こうさかゆうと)、27歳、

彼女なし、特技なし、資産少し

どこにいでもいる普通の一般人。

家を出ていつも行っているコンビニに行き今日の朝飯を買う。時間帯的に学生が通学する時間であるためコンビニの前にたむろする高校生らしき男女が数人居た。

俺は学生時代は友達と呼べる人が少なく単独行動が多かった。当時は時間を無駄にしていると思っていたが

今は単純に羨ましいと思う。

そしてコンビニからでた瞬間。

(まばゆ)い光が俺たちを包んだ。



目を開けるとそこは豪華絢爛な部屋の中。

目の前には王冠を被ったおじいさんが立派な椅子に座って傍にいる人たちと会話している。


「は?・・・どういうこと?」

「ここどこ?なんかの撮影?」

「スマホ使えないんだけど?日本じゃないの?」


コンビニの前にいた高校生達も俺と同じ場所で騒いでいる。

するとさっきのおじいさんが椅子から立ち上がって俺たちの方に歩いてきた。


「君たちは私たちが異世界から召喚したのだ。勇者としてこの国を救って欲しい。私はこの国スカラー国の王、ガーランド・スカラーである。」

おじいさんもといスカラー国の王様がそう言うと傍に居た教会の神父のような人が王様の横に来た。


「この国は2週間前まで他国と戦争状態にあった。結果は我々が勝利したが被害は甚大である。また、いつ次の戦争がやって来るか分からない環境なのだ。

そこで10数日の期間を掛けて君たちを異世界に召喚した訳だ。」


「おいおい、まじかよ。現実だよな?」

「私こんなの聞いてないんだけど?日本に帰らせてよ!」

俺はこの現実を受け止められず呆然としてる中、高校生たちが俺の意見も含め騒いでいる。


「残念ながら現実だ。そして君たちが元の世界に帰ることは出来ない。だが。この国を救ってくれることが出来たのならその時は元の世界に帰そう。」


神父(?)がそう言い終わると王様がまた話し始めた。


「とりあえず君たちがこの世界に来た時に必ず何かしらのスキル、強力なスキルを手にしているはずだ。それを確認させて欲しい。」

王様はそう言うと兵士たちを呼び壁際にあった大きな水晶を持ってこさせた。


「この水晶は君たちのスキルを現し、実際に使えるようになるものだ。1人ずつこの水晶に手をかざしてくれ。」

そう言ってまず初めにグループのリーダーっぽい男子生徒が水晶に手をかざした。

現れたスキルは「転移」「剣聖」「雷魔法」


「おぉ勇者が必ず持つとされる転移スキルに加え上位スキルが2つも!!君は勇者のなかでも上位の存在となるだろう。」

「へ?ほんとに?まじか〜照れるなぁ...」

「リョウ凄いじゃん!じゃあ私もやる!」


そう言ってナンバー2らしき女子生徒も続けて手をかざした。

現れたスキルは「転移」 「賢者」 「風魔法」 「水魔法」


「おぉ、君も勇者の証である転移に加えて上位スキルの賢者、そして2属性魔法の使い手か!君も素晴らしい勇者になれるであろう!」

「まじ!?私リョウよりスキルあるし才能あるかも!?」


そして残り2人も水晶に手をかざしてスキルを顕現させた。2人とも転移スキルと他に2種のスキルを所持し

王さまは喜んでいた。

そして俺の番が来た。

俺もあんなスキルが手に入るんじゃないかと思ってドキドキしながら水晶に手をかざすと水晶がキラリと光ったような気がした。

現れたスキルは「合成」・・・・・のみ?


「スキルは合成....のみか?確かに合成はあまり見かけないスキルだが通常のスキルだな。」


そんな・・・俺だけ1個・・・・?

王様が呆れながら男子生徒達に訪ねた。


「彼は君たちの知り合いかね?」

「いえ違います。俺たちと同じところに居たのでたまたま転移してきたのでしょう。」

「そうね、私ら選ばれた人じゃない普通の一般人ね」

「ふむ、そうか。ではそこの君、もう用事はないから城から出ていってくれ。」

「え?俺だけ?用事ないなら元の世界に帰してくださいよ!」

「国を救う力がない一般人に施しをしてやる余裕は無いのだ。残念だが。」


そう言って兵士に城から出させるように指示し

城下町に放り出されたのだった。

俺、これからどうしよう。

現在の俺の現状

家なし金なし職なし彼女なしスキル少し・・・


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