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It the story is over. By the way, when that's finished Who that would ending?

 ◆

 It the story is over. By the way, when that's finished Who that would ending? 

 ◆

 Who that would ending?

 ◆


 母さんが死んだ。ヴァルト父さんも死んだ。

 二人が死んだ頃、僕は、何を()えていた?

 なんと、()じていた?



 そのとき僕は歪んだ下り坂を駆け降りてどんどん下町の方へ前に落ちるように進んでいた。爆発に向かってどんどんドンドン加速していたはずなのに、止まってしまったんだ。

(二の腕を掴まれた! 患部を切り落として魔術を除去すれば、……まだ助かる。だが!)

 目標がその薄汚い手で誰かを掴んだのを見つけて、一瞬、逃げる男ではなく、いま悶えて全身の生命維持に必要な分も含めて魔力が火の属性因子に変換されて、うずくまる。

「避けろ!」

 いいながら、僕の脚は視線の方向には向かわない。時間が惜しかった。男の命や全てが熱と可燃性に変換されて爆発を起こす。離れていた僕もよろけてしまった。心配して近寄った市民がうずくまった男に近寄ったはずだが、男の爆発に巻き込まれてどうなったかを確認する余裕がない。

 事態を起こした男を、すぐに捕まえないと。

 腕を二本、切り落とす。――! それでなんとかなるはずなんだ。『それでダメなら殺せ』と言われたはすだ

 人混みの中でまた爆発が起きた。死んだ人たちの下敷きになって、まだ生きている人と目が合った。目に光も伸ばした手にも力はなく、助けを求めているような気がした。だけど、僕は、


 この日、何人死んだ?

 僕の前で、何人燃えていた?

 この手を伸ばして救える命はここまで何人いた? 何人見殺しにしたか? って聞いているんだよ!! 僕が選んだ、

 俺は命を選別した。

 走って、男を一瞬見失っただけで、混乱と逃げ纏う人で気配が見つからなくなる。なんだ? ここは、知っている場所のはずだったのに!

 少し前までいつも僕が眠っていた娼館だった黒炭が焼けて、黒い人だったものが炎の中で転がっていた。

 そこら中、火の手に包まれ、崩れた建物から潰された火が吹き出して隣の小屋も燃やす。

 混乱したところ、2つも通りの向こうでまた爆発が起きて焼ける小屋がまた崩れ炎が巻き起こる。

 まただ、逃げ惑う人のまばらな波にの悲鳴で、頭がクラクラして視界がゆがんできて、何を見ているのか、僕の仕事がなんなのかわからなくなりそうになる。

(僕は、どうすればいんだっけ……?)

「ルイス坊や!」

 放火犯を追っているのに、彼女に呼び止められて、意識が彼方から此方へ引き戻された。

「女将さん!」

「安心して! フルプランカは随分前に帰ったから」

 そう言う、ということは少し前までここにきていたのか!?

「わかった!」

(気を失いかけていた。そうだ。母さんはもうここにはいないから無事なはずだった!)

 僅かな時間でやり取りで失いかけた意識を引き戻した僕は飛ぶ火の粉も熱も渦巻く焔の波も気にせず新たに爆発が向けて高く、高台にある教会の尖った飾りが水平なに見える高さまで跳躍して目を更にして探す。

 見つからない。もう一度跳躍。もう一度、もっかいジャンプだ! また爆発する。ジャンプ、まただ!!

 見えた! わずかに伸びた距離が奴に油断を生んだのか、跳躍した僕の目に見えたのは、人混みから一瞬離れてボロ小屋ににげこもうとしたカヴァデイルの姿だった。

「ここなら当たる」

 ――1射、落下中に奴の肩口にペン先ほとの金属棒を冷やしながら発射すると、男はとっさに人混みに戻って小さな子供を無事な方の腕で掴む。

 落下起動はその直前、子どもを連れていた母親とやつで三角形を作る位置に降りている。

「人質だ! 構えたらこいつを爆発させる!」

 追撃を撃とうにも、子供を巧妙に盾にされ撃ちそこねると奴と目があって視線を向き合わせながら着地して、着地体制で手のひらを地面に向けて膝も折りたたんだ状態から僕は動かずに、ただ睨むしかできない。

「はは、はははぁ、こんなのが、こんな、人質なんかがっ、効くとはなぁ!!」

 「うぇ」人質の子供が一瞬、喉から込み上げたと思った瞬間、僕に投げ飛んできて大爆発を起こした。

 近くの人混みが転がって、燃える。

「うっ……」気持ち悪い。人が、焦げて……、死んで……。

 爆炎の向こうでこちらに手を伸ばして焼きだだれて死んだ女性の『炭』が転がり崩れる。

 背中を向けて逃げ出した脱獄したカヴァデイルはあまりに無防備だ。僕と、奴とじゃ力の差がありすぎる。カヴァデイルの脚に指ほどの太さと小ささの鈍い四角柱の『針』を足首、脛、膝、太もも、臀部、股関節に丁寧に突き刺す。

「――――――ァぁ!? ――――――!!」「おっと、死ぬなよ」

 天才的と言われるほど速やかに覚えた力属性と緑属性の複合形の気付けの魔術で、男の死を防ぐ、

「珍しい術らしいぞ。この術、土属性の発展型の緑の魔術と風属性の発展型の力属性なんて、最近まで存在すら知れなかった凄い術だ。これを使うだけで、意識を保ち痛みを感じづらくする。それで、お前みたいな薄汚い魂を痛みで罪を(あがな)わせることもなく地獄へ落とせる」

「あ……ふぁ、ぁあぁはぁあらあはらぁぁ……ぁ」

「代わりに、眠れなくなったり頭がおかしくなることもあるが、お前は早いな」

 手癖で棒状に形成してしまった鋼の魔力で作った造形物の先端を鋭利に変形させて、カヴァデイルの

「その魂を地獄で濯ぎな――――」忘れてしまうところだった。

 私の仕事は、こいつの捕縛。魔術を使用不可能な状態にして、……殺害は仕事じゃない。僕の意思で……――

「っぅっ…………ぁっ!」

 できない。

 驚いた。僕は、殺しをためらうだけだと思っていたが、相手が人間と言うだけで外道すら殺せないような人間とは知らなかった。気づかずに殺せてたらよかった。

 いや、人の死を知らなかったり、殺される場面を見たことがないわけじゃなかったから、気付けなかったのだろうけども、でも……。

「くそぉっ!! 俺の仕事はお前の捕縛だったんだぁ!! クソがっ」

 形成した金属に火と雷の魔力を注いで光熱を発して肘から上の腕を切り取って熱で焼いて止血して、簡単には直せない傷にする

「はぁ、はぁ、でもこれで止まるはずなんだよな?」

 殺すこともできた。だが、殺す必要が無かった。だから、殺さなかった。それでいいじゃないか、

 こんな奴でも、連邦国という集団にとってしかるべき処置が必要なんだ。だが、それは本当なのかと後になって思えば疑問は尽きない。

 呻くなかで、もう元のように地面に突っ伏しながら両足を背面からザクザクと刺さりの悪い杭を突き立てられて、両腕を失った元騎士の反逆者が出身者でも汚いと思う下町の地面に顔面で上体を立て、額で身体を支えるようにして鼻より上になったヘドロまみれの口で嘯く。

「ふ……ぁ……はっ、勝ちだ。俺の勝ち」

「何を言っている?」


 あちこちで爆発が起こるそこら中、どこで爆発が起きているのかまるでわからなくなるど、途切れることなくそこらじゅうで、

(気持ちが悪い……!)

 殴った。殴って、殴って、抵抗がなくなるまで殴った。

 僕はカヴァデイルを殺すことも出来た。

 判断基準によってはそっちの方が確実だから緊急処置として適正とまで言える。


 感染性の強制自爆魔術。

 感染したものは爆発させられる。潜在的な魔力量を超える魔術性の火の粉を浴びると感染し、自分の魔力が全て炎熱に変換され生きたまま爆弾にされる。

 その爆炎で生まれた火の粉や炎は更に感染性を持ち、被害者を増やし、感染者を爆弾に変えうる。それを数回繰り返すと感染しなくなる。

 だが、感染が収まるまでに被害は拡大し続けた。奇跡的に所要施設にまで自爆感染魔術の影響を受けることはなかったが、市街地の2割が焼け野原になった。そのほぼ全てが貧民や、市民権を持たない人が住むダウンダウンだったことは不幸中の幸いなのだろうか。

 奴が感染者への起爆を開始する前に殺していれば、全部燃えてしまうような被害は出なかっただろう。だが、

 僕は殺さなかった。それで、何人死んだ? 一撃で殺せば、この惨状の百分の一は抑えられたはずだったろう?


 そこでまた、選んだんだ。命と正義を天秤に掛けて正義を選んだ! 私は!

 公正であるために、不平等を!

 職務に全うするために、逃げ惑う人々を!

 正しい判断をするために、理不尽な死を選んぶ、最低な聖騎士様に成り下がっちまったんだぁ!


 こっちだって泣きたいのに僕の目は涙を流せない。

 売り言葉に買い言葉で怒鳴りたいのに俺の頬はピクリとも動かない。

 本当は僕も逃げ出したかったのに私の足は職務を全うする。

 職務に全うして気絶したカヴァデイルを護送して、仕事を終えてから帰った。


 家は穴が空いていた。

 痕跡も残さないクレーターに変わってた。

 そこにあった破片の一部が、母さんと判った後には形を保てず崩れた炭だけが残っていた。実際はどうかわからないが、父さんがカヴァデイルの魔術に感染したと考えられる。騎士として鍛えていたが故に魔力量が多かったために被害が拡大したのだろうとのこと。

 ……カヴァデイルが裁判を待たずに処刑されたと一報が通じる。

「死んだのか」

 流石に―――


 もう僕は、子供じゃないんだ。なにもかも知らないフリをする無邪気ではいられない。

 そのまま、裏も見ずに信じるくらい子供でいられたなら、

 母さんも父さんも死んだのだから、俺はもう、子供でいることは許されはしないだろう。

 だから、僕は街を走っている! 人生で残り二つの最後のワガママをしたらもう僕の人生は要らないから。

 叶うとは思わない。それに、できるとも、思わない。だけど、できる限り全部やらなきゃ、俺は、もう二度とルイスには戻れなくなる。

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