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おばあちゃんとねこ

作者: M

ひびのにちじょうからえられるしあわせ。

わたしのなまえはやえ88さいになり傘寿の祝いのとし。


八が、2つあるから傘寿というみたいである。


やえのいちにちは、

あさ、はやくおきる。朝食は、うめぼしちゃずけをたべる。


昼は、ヘルパーさんがつくるごはん。


夜もヘルパーさんがつくるごはん。

たまに訪問看護がきて健康めんをみる。


そんなやえでも毎日たのしみがある。

やえの家は、築70ねんの古民家。木でできたあたたかみのある平屋。縁側から庭のお花をみるたのしみもあるが、


いちばんは、ねこちゃんがひなたごっこしにくるのがやえにとってココロがなごむ時間であり

話し相手でもあった。


ねこのなまえは、なぜかねこ。

ねこきたかといい。

ミルクをあげたり、

ヘルパーさんのみてないところで自分の焼き魚をあげて

ねこがたべているところをみながら昔話、なきおじいさんとでかけたはなしをするのがたのしみだ。


ねこもなにも言わずきいてくれるのでうれしいのである。


そんな日々がつづきやえの体調がわるくなりねたきりになる。


やえは、えんがわにも行くことがこんなんになり、

さいごにねこにあいたいなとおもっていると、

ねこがえんがわからやえのもとにくる。

ただ静かにやえのちかくで天国にいくのをみまもっているようだった。


やえは、めもみにくくなっていたがねこがきたとわかり表情がやわらかくなる。

ねこがニャーとやさしくなくと

あんしんしたように笑顔でうなづきながらたびだっていった。


やえにとってねことのさいごのことばは、ふたりにしかわからないことばだったのかもしれない。たびだったあと、ねこもしずかに天国にたびだった。







おばあちゃんにとってねこがおじいちゃんだったのかはなせるあいてがいることは本当に大切。


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