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Go high Go! We are MiASYS!  作者: 黒龍
1年目
59/558

57:終演

 曲が終わっても場内からはなにも声が聞こえない。これが魅惑の〈ドリーム・ダンス〉と呼ばれる由縁でもある。

 まるで催眠術にかかったように場内を支配するこの曲を最後に持ってくると、まぁ、動けなくなるよね。


 そんな余韻に十分浸ってから、私がフィニッシュポーズを解くと、催眠術が解けてハッとしたように拍手が起こる。


「ありがとうございました。それではこの先は各グループのグッズ販売、特典会がそれぞれ行われます。この先もどうそお楽しみください。それでは、ミアシスと」

『まだまだハイアップ!ハイアス!と』

『今宵もおおきに、きぃつけなはりな、茶々パレード』

「以上、3組でした!」


 相変わらずミアシスは私一人だけか。なんて思いながら、舞台袖に下がり、汗を拭く。


「はぁ、楽しかった~。もっと続いたらいいのにね」


 正直、出演者からこの声を聞けただけでも、私たちはホッとするよね。とくに、ゲストからだとなおさらに。


 そこから販売会も特典会も無事にやり遂げ、売り上げもいい感じ。とくに、亜稀羅がギターでトラブルを乗りきったヒーローということもあり、亜稀羅はチェキにグッズに大活躍だった。



「はぁ、楽しかった。やっぱり主催ライブはええなぁ。呼ばれるライブより暴れられるし。気持ち良かった~」


 特典会まで終わったあと、由佳は、お腹いっぱいと言わんばかりの満足そうな表情をしていた。

 それにたいして、亜稀羅は疲労感を漂わせていた。


「亜稀羅はいつもより疲れてるね」

「あんなに来てくれたこと今までになかったからな。あんなに来るとは思ってへんかったわ」

「由佳も、あっくんの隣でやっとったけど、みんなギターのこと言うてたもんな。しかもみんな、見直した!って言うてな」

「ほんまに。今まで俺の存在はなんやってん!って思ってまうで」


 そんなやり取りがあったことにも驚きだけど、ミアシスはどちらかといえばダンスのグループだからなぁ。なんて思いながら、フロアの片付けを終わらせ、衣装から私服に着替えて、それぞれ家路につく。


 そこからのミアシスは、今回のギターの件がウェブ記事になったこともあり、少しの間、SNSの閲覧数が増えて、新年が明けて一発目のライブでは、亜稀羅のギターを期待したのか、多くの人がライブに来てくれて、特典会の時には、ギターを弾いてほしかった。との声をたくさんもらってしまった。

 これにはメンバーはたじたじだったけど、知名度がさらに上がったと思って、これからも活動を続けていく。


さて。ここで1年目は事件もなくミアシスとして、また、一学生として日常を過ごしていく美桜さんです。

明日からは上阪2年目をお届けしてまいります

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