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Go high Go! We are MiASYS! 〘祝3万pv 〙  作者: 黒龍
第2章(6年目)
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番外編 3-1 翔稀編 デビューシングル後の反応

 さすがに学校の一部にはミアシスで活動していることが知られて、ちょっと学校生活も穏やかに過ごしにくくなってきたな。って感じるころ。

 それは、SNSで異常な広がり方をしたからでもあり、まさか、国民的女優の虹谷理恵さんからSNSのフォローが来るとは思いもしなかった。

 それが誰を起点にしてどうなったのかはわからない。

 ただ、それを知ってか知らずか、爆発的にSNSのフォロワーが増え、メンバー全員はもちろん、田村さんでさえも困惑していた。

 田村さんもこの異常事態にビビったのか、CDリリースしてからしばらくは雑誌のインタビューとか、テレビの収録とか、かなり忙しい日々を過ごしていたけど、さすがに、忙しくなりすぎて、田村さんが様々な依頼を断るようになった。

 そのおかげか、俺らメンバーからしても、新しい曲の振り付けを考える時間も練習する時間も増えたから、ありがたい限り。

 4月中旬には新しい曲ができていたらしいんやけど、忙しくなりすぎてなかなか練習する時間も振り付けを考える時間がとれなかった。

 ゴールデンウィークはSNSの広がりをありがたく活かさせてもらい、何度かパフォーマンスをさせてもらった。

 さすがに、オリジナル曲の2曲プラスダンストラックだけやと、時間が余るからと言う事もあり、カバー曲をこさえてライブパフォーマンスをした。

 もちろん、そこでもCDを発売したり、チェキを撮ったりと、どうにか収益を上げようと頑張ったよな。

 まぁ、メンバー内では早くも人気格差があったりするけど。

 今考えても、由佳の人気はとんでもないくらいすごかった。

 どれくらいかって言うたら、亜稀鑼と比べるのが可哀そうなくらいやったな。


 そんな今日は、久しぶりにメンバー全員が揃い、ダンスコーチでもある山添さんがスタジオに来て、実際に振り付けを見てくれる日。

 もちろん、ダンサー陣はダンストラックを中心に見てもらうし、ボーカル陣は、前のシングルも含め、不安なところを全部見てもらう。と昨日の終わりに言ってたような気がする。

 まぁ、たぶん、いつものように、不安なところ、間違ってるところ、勘違いしているところをわちゃわちゃと言い合う時間が続くんやろうなというのは簡単に思う。


「翔稀、お前、最近、調子よさそうやんけ。部活でもキレッキレな動き見せてさ。最近、また女子からの注目度が高いで」


 そんなことを言うてくるのは、同級生の羽島雄大。

 まぁ、同じダンス部で、普段からのんびりと躍ったりしている。

 さすがに、コンクールが近くなってくると、団体戦では手を抜くことはできひんから、そこはガチでやったりするけど、普段からそこはな。

 団体のダンスを作る・考案するわけでもないし、やりたいようにやってるっていうような感じやから、本気って言うわけでもない気がする。

 さすがに本気でやってる人に申し訳ないから、呼ばれたら本気でやるときはやるけどな。

 ただ、最近では、ミアシスの活動の方が楽しくて、そろそろこのダンス部をやめてもいいのかなって思ったり。


「とりあえず、今日の放課後も軽く踊るやろ?」

「まぁな。アクロバットの練習もちょっとしてから行きたいしな」

「あぁ、そっちね。まぁ、お前的にはそうか。ダンス部でノビノビやっとったのに、気が付いたら、アイドルグループでブイブイ言わせてるんやから」

「ブイブイ言わせてるって……。俺は俺にできることをやってるだけやのにな。いろいろアピールしすぎたって言うのはあるけどな。まぁ、それでも今のグループの立ち位置は楽しいから問題ないけどな」

「あれだけ美女に囲まれてたらそうなるやろうな。しかも、ダンサーの女の子、かなりスキル高いやろ?めっちゃ羨ましいで」


 まぁ、俺もビビったけどな。ほんまのことをこいつに言うわけには行かんけど、沙良が、ダンスを小学生以来やってないっていう話を聞いた時は、どうなるんかなって思ったけど、それでも、趣味で踊ってたみたいやから、スキル自体は、落ちてなかったって言うのがあるらしい。

 そのスキルの高さが、由佳とのコンビネーションで発揮され、沙良に輝いたって感じ。

 俺も正直なことを言うて、細かい踊りが苦手やから、この2人ががっつりと躍ってくれることにありがたみを感じる。

 正直、ミアシスって、かなりバランスの取れたグループやと思ってて、ボーカルも美桜のハスキーボイスに亜稀鑼の声変わりしきらん声。沙良由佳の息の合った腕が絡みそうなダンスに、俺のアクロバット。

 曲にさえ恵まれたら、ずっと続くグループになるんやろうな。と勝手に思っているところはある。それがほんまになったらええねんけどな。なんて思いつつ、日々頑張ってるところはある。


「とりあえず、また放課後やな」


 雄大はそれだけいうと、自分の席に戻っていく。というのも、こいつと話している間に朝礼の予鈴が鳴ったから。

 さすがにまだ担任先生が来ることはないけど、着席してんと少しうるさい先生やからって言うこともあると思う。

 まぁ、俺はずっと座ったまま話してるから、そういうことはないんやけど、たまにちくちく言われるやつはおるよな。

 ということで、5分後の本鈴が鳴ると同時に担任が入って来て、案の定、座って片やつは、ちくちく言われることになる。

 それを見て、ほんまにアホやな。なんて心のどこかで思ったことは秘密の話な。


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