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博士と立野くん

火星熱と補足

作者: 星野☆明美

火星の土壌をサンプルとして持ち帰った人工衛星があった。研究者たちは生物の痕跡がないか?微生物はいないか?と電子顕微鏡を目を凝らして覗き込んだ。

「どうかしたの?」

「身体が熱っぽいんだ」

体温計ではかると37℃前後あった。その研究者は大事をとって早めに帰宅した。

「うーん……」

他の研究者たちも次々に熱発し出した。

「どうやら火星にあったウイルスに感染したらしい。このウイルスは自分が増殖するのにヒトの細胞内で熱を出すタイプだ。他に副作用はなさそうだから、解熱剤を処方して様子を見よう」

案の定ウイルスが拡散して熱発する者が増加していった。

「生物がいない火星にウイルス単独で発生するはずはないんだがなあ」

「まさかの火星人がいた!説?」

冗談を言っている場合ではなかった。

火星熱はその後も拡散して、ヒトのみならず他の動物にも移った。

「パンデミック」

人々は声を揃えて言った。新しい時代の到来だった。



ーーーーーーーーーーーーーーー☆ーーーーーーーーーーー

博士と立野くんの補足。


黒猫のマルが3匹の全く違う毛色の子猫を産んだ件に関して。

猫は発情期に複数のオス猫と交尾が可能で、それぞれの遺伝子のこどもを同時に産むことができるそうである。



立野くんがヨウ素とホウ素を取り違えている記述に関して。

作者がヨウ素だと思い込んだまま空想で執筆したため、事実とは異なります。実際には、ホウ素をPVAにスライム化させて、皮膚近くのマウスの癌を治療できたという報告があります。

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