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<ティフェレト編>41.処刑

41.処刑



―――昨晩の祝杯の後―――


「おれたちはソニアックに会いに行かないとならない」


「おお!ソニアのアネゴに会えるっすね?」


「べっぴんソニアに会えるってか!てか会わねぇとな!」


誰1人ソニックの名を挙げる者がいなかった。

本人が聞いたらさぞかし凹んだことあろう。


「でも会うって言ったってあのキタラ教会の大司教さまの従者のままじゃぁあたしたちと行動を共にすることはできないんじゃないの?」


「それでも会っておれたちと行動を共にしてもらわなければならない」


「そうだな。俺の師匠であり、我らドワーフの製鉄の神を復活させねぇとな」


「そうだ。それができるのはソニアしかいないんだ」


スノウもリゾーマタの炎魔法は使えるし、思い切り魔力を込めればソニア以上の火力を放つことができるが、繊細さはソニアに勝てないし、何より凍らせたソニックと一心同体であるソニアでなければ上手く解凍が出来ないとスノウは確信していたのだ。


(必ず合流する・・・)


・・・・・


・・・


スノウたちはソニアックをどうにか一緒に連れていくためにノーンザーレに向かっていた。

EV車輌はすこぶる快適で速く、魔力で半永久的に動かせることもあり、手放せない移動手段となっていた。


「このまま行けばあと2〜3時間でノーンザーレに着くかな」


道中何度か魔物が出現したが、ゴーザひとりで瞬殺だった。

そして一行はノーンザーレに到着した。



「なんか騒ついてるっすね。何かあったんすかね?」


「そうだな」


レンが反応した通り、町中が騒ついている。

レストランの横を通り過ぎる際に食事をしている男女の会話が聞こえてきた。


「リュラーの中にまた裏切り者がでたとはな・・・」


「王国の剣が聞いて呆れるわよね・・・」


「全くだな」


スノウの心中に不安がよぎった。


(まさかソニアックじゃないよな・・・?)


今度は別の席に座っている男性2人の会話が聞こえてくる。


「今日の夕刻に処刑らしいぜ」


「夕方かよ・・・後味悪!夢にできてきそうだぜ。なんでそんなに処刑を急ぐんだよまったく」


さらに足を進めると、すれ違いざまに若く裕福な容姿の夫婦の会話が舞い込んでくる。


「見に行かないとな!何と言っても国宝を盗み出したという大罪らしいから極刑だろう?」


「そうね。最近つまらない毎日だったから少しドキドキするわ」


「ばか!不謹慎だろ・・・そういうことは家に帰ってからだ。ぷぷ」


スノウはどこの世界にもゴシップ好きで良心がどこかに吹き飛んでしまったような人は居るんだなとうんざりした。

それらの話を聞いて心配そうにゴーザが話かけてきた。


「おいスノウ。大丈夫だよな?べっぴんソニア、ソニックのぼうずじゃねぇよな?」


「オイラちょっと嫌な予感がするっす」


「落ち着けよ。まずは情報収集だ」


「そうね。でもいっそのこと王様に直接会って話を聞きに行ってもいいんじゃない?」


「そうだ!ムーサ王は俺たちに恩義がある。仮にべっぴんソニアたちであっても俺たちが頼み込んだらきっと解放してくれるんじゃねぇか?」


「ゴーザ。ついこの間審判で有罪になったお前が言うか?そう甘くないだろう?お前はたまたま父親の王と人格者だけど嫌味な司祭がいてくれたから運が良かっただけだぞ?根拠のない楽観視は取り返しのつかない間違いを引き起こしかねないからな。とにかく情報収集だ」


スノウがそう言うと、言い返せないといった表情でゴーザは黙った。


(確か、今残っているリュラーは4人。ソニアとソニックで2人、そしてスメラギの護衛のルーナ・テッセン。あと王の護衛のナザ・ルノスとかいうやつだったな。流石に王の護衛が国宝を盗むなんてことしないだろう。やるとすればスメラギの命令でルーナがやる可能性はある・・・。いや、ないな。スメラギなら王と繋がっているから直接王に頼むだろうし、スメラギのことだから私利私欲といより研究や彗星対策のために動くはず。今は彗星対策に集中しているはずだから、スメラギが王に頼むとすれば彗星がらみ・・・。王がそれを断るはずはない)


「・・・」


スノウの不安は膨れ上がっていた。

リュラーに国宝を盗む動機はない。

とすると、リュラーが仕える主人に動機があることになる。

王は自分の宝を盗む必要がない。

スメラギもまた同じ。

すると残るはユーダしかない。

つまりユーダの指示によってソニアックが国宝を盗んだと考えるのが自然だったからだ。


「急ぐぞ・・・」


スノウたちは処刑が行われるという領主邸前広場に向かった。

一行が到着した時には処刑まで数時間あるにも関わらず大勢の人だかりができていた。


広場の一角にステージのようなものが作られていた。

そこには太い一本の柱が立っており、上の方に鎖でぶら下がっている鉄製の筒が二つ見えた。

ステージ前には100席近い椅子が置かれており、いかにも処刑を見物するような状態だった。


「アネゴ・・・オイラ胸がぞわぞわするっすよ」


「あたしもよ・・・。いったいどうなってるの?」


「おそらくソニアックがここで処刑される・・・」


「ええ?!」


「なんでよ!」


「間違いないのか?スノウよ」


「ああ。残るリュラーはソニアック以外では王の護衛とスメラギの護衛の2人。王とスメラギの指示で国宝を盗むことはないだろう。そうするとソニアックしかいないんだよ。1人行方不明のリュラーがいるらしいが、もしそのリュラーが今回の犯人なら、行方不明だった者が戻ってきたって話題もあがるはずなんだ・・・」


「だが、そんな話は出てねぇな・・・」


「ああ・・・」


「そんな・・・」


「オイラ嫌っすよ!」


「馬鹿なのレン!みんな嫌にきまってるわよ。ほんとに馬鹿だわね」


「助けましょうよ!アニキ!」


「スノウ!」


「ああ。この場で迷う選択肢はない。予想通りソニアックだったらこの国全員敵に回しても助けるぞ」


「よく言った!お前ぇなんか成長したじゃねぇか!」


(茶化すなよ・・・。これでもめちゃくちゃ迷ってるんだからな)



・・・・・


・・・


そして日が沈み始め処刑の時刻となった。

ステージ前の椅子にはノーンザーレ中の貴族たちが座っていた。

その中にレネトーズ卿の姿もあった。

広場には大勢の民衆が集まり騒ついていた。

その会話のほとんどが久しぶりのショーが始まるとばかりに沸き立っているもので、スノウたちを苛立たせた。


「許せないっすよ・・・。何なんすか?!この国の人たち。人が処刑されるのがそんなに楽しいんすかね!オイラには信じられねぇっすよ」


「レン。あまり大きな声を出すな。周りがそういう状態ならなおさらだ」


「でもアニキ・・・」


ゴーザがレンの肩に手を乗せて首を横に振る。

エスティは不安そうな顔を隠せないでいる。


突然、ステージの方からファンファーレのようなラッパ音が響き渡る。

その音は集まっている民衆の体に響くような音を轟かせた。


「あーあー」


前方から拡声器のような声色で声が聞こえてきた。


「我は処刑執行長官のベルベイン・ジャレーだ!これから大罪人の処刑を行う!罪人をここへ!」


執行長官の指示の下、部下が罪人とおぼしき布を被され、両手を後ろで縄で縛られている人物を引っ張ってくる。

首に縄が括られており、その縄を引っ張る形でステージに誘導している。

その罪人への屈辱的な行為に観衆たちは大いに湧いていた。


「最悪だな・・・」


さすがのゴーザも怒りが抑えきれないようで思わず感情を声にしてしまった。


「よし!布を取れ!」


ガバッ!!!


頭に被された布を部下が取り払う。

民衆は一斉に声をあげ沸き立つ。


「!!!」


そこに居たのはスノウの予想通り、ソニアの姿だった。

既に拷問をうけたようで体の至る所に鞭で打たれたような後が見受けられた。


「ひどい・・・」


「うぐぐ!!」


エスティもレンも怒りとショックで震えている。


「罪状を述べる!」


処刑執行長官と名乗るその男はまるで独演会でもしているかのように大袈裟な身振り手振りで説明を始めた。


「この元リュラーであるソニアは事もあろうに我が国の最上級の価値を誇る国宝楽器のキタラーを盗み出しそれを隠した上、長時間に及ぶ尋問でそのありかを答えるどころか自身の無実を訴えるという理解し難い大罪を犯している!」


『うおおおおおおおおお!!!!』


民衆は処刑というショーを楽しむ感情で一体となり、ほえる一つ一つの声はうねりとも言える大きな波となって広場に響き渡る。

何人かの貴族はその衝撃で耳を塞いでいる。


「我らが貴重な国宝を盗んだ上にそれを返上せず、こともあろうか無実を主張するその卑劣な行いと態度は万死に値する。よってこの場で腕砕きに及び串刺し、そして火炙りの刑に処する!」


『うおおおおおおおおお!!!!』


止められない民衆の感情のうねりがスノウたちの心を抉る。

スノウはこんな下劣な人間たちを救うために隕石衝突を阻止しようとしているのかと考えるとどうにもやるせない思いになった。

古代の遺物を無断で使用したゴーザと大して変わらない罪に聞こえる。

片や心配そうな目で恩赦をのぞむような民衆で占められていたゴーザの審判と、片や処刑に沸き立ちショーを楽しみたいという吐き気をもよおす感情をぶちまけるソニアックの処刑の場。

人間というのはつくづく救いようのない群集心理に支配される生き物だとスノウは思った。


「大罪人、ソニアよ!何か最後にいうことはあるか!」


エスティたちはその言葉に耳を傾ける。

群衆もどんな卑劣な言葉がでるのかと期待するかのように一瞬にして静かになった。


「わ・・・わた・・しは・・・」


ソニアは目に涙を溜めながら話始めた。


「私は・・・リュラー・・・。断じて王に叛くような罪は犯さない・・・。私は国宝など盗んでいない・・・」


「なんと!この期に及んでまだ無実を主張するとは!私は非常に悲しい!このような者を王国を守る剣として慕っていた純粋な心が裏切られ、そして最後の時まで裏切られ続けているこの状況をとても悲しく思う!」


『殺せーー!!』

『処刑だーー!』

『俺たち宝を返せ!この下郎がー!』


ヤジが飛び交う。

無数のヤジは怒号となって広場に響き渡る。


「くくりつけろ!」


処刑執行長官の指示に従い、柱に鎖で繋がれたガントレットのような物がソニアの両腕にはめられた。


「あああ!!!!」


ガントレットのようなものの内側には無数の鉄の棘があり、ソニアの腕に食い込で血が吹き出した。


『わあああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!』


民衆が一気に沸き立つ。

そしてそのまま鎖が引っ張られ、ソニアは柱にくくりつけられた状態となった。

自重でさらにガントレットの内側の棘が腕に刺さり深く抉った。

ソニアは耐えきれない激痛の中、視界が群衆を見渡せる状態になり、自分の処刑に沸き立つ群衆が一望できる状態となった。

この国の人たちを守ってきた自負は無惨にも打ち砕かれた。


だが次の瞬間、視界に会いたいと切望していた顔が入ってきた。

スノウの顔だ。


(スノウ・・・私のマスター・・・。約束を果たせず申し訳ありません・・・)


ソニアはスノウに謝罪の目線を送った。

その目は腕から伝ってきた血が涙と混ざり、血の涙を流しているような状態になっていた。



「エスティ、ゴーザ、レン今から言う指示に従って行動してくれ。おれたちはこの茶番から大切な仲間を救い出す」


「ああ!」

「ええ!」

「うっす!」



スノウの指示に従ってエスティとゴーザが前方に向かって群衆をかき分けて進む。

レンはスノウと行動を共にするため、スノウのすぐ後ろに待機している。


(バリアオブウォーターウォール)


スノウの心の中の詠唱で巨大な水のドームが出現し、民衆を覆い尽くす形となった。


「なんだ?!一体何が起こった?!」


同様する執行長官。

民衆も突如水の壁に処刑の状況を遮られ、戸惑いの声が上がった。

しばらくして自分たちに被害が及ばないと感じ始めると、水の壁をどけろといったヤジが方々が飛び出した。


「ジオライゴウ!」


スノウは大きな声で轟く超電撃の柱を自分たちを覆う水のドーム目掛けて放った。


バババドゴーン!!!!


その勢いで水のドームが一気に解除され、まるで雨がふり始めたかのようになった。

が、民衆が次々にその場に倒れ始める。

水が電気を帯びたまま雨のように降り注ぎそれによって次々に感電して気絶し始めたのだ。

意識のある民衆は必死に逃げようとするが、倒れてくる周りの人たちをかき分けることができず、そのまま感電して気を失っていった。


スノウとレンはさらに小さな水のドームで感電の影響を避けている。

ステージ上では処刑執行長官が動揺してオロオとしている。

その隙にエスティとゴーザがソニアが吊るされている柱の方に向かってジャンプする。


ゴーザは背中に背負っていたヤグルシュを手に持ちソニアが吊られている柱をぶった斬ろうと振りかぶる。


ガキィィィン!!!


ゴーザのその斧の一振りを防ぐ存在がいた。

王の護衛リュラーであるナザ・ルノスだった。


「うまく我が王に取り入った下衆どもじゃないか。この最弱リュラーのソニアと行動を共にしていたことを思い出して、もしやと思い裏で見物していたら案の定阻止してきたな。これは我らが王に反旗を翻す反逆だぞ?ここで死ね」


「おうおう!随分物騒じゃねぇか!心配になって見にきたか?いいだろう!相手してやるよ!」


細身の凛々しい姿で大剣を振りかざすナザ・ルノス。

それをヤグルシュで受けるゴーザ。


「なかなかやるじゃないか。最近戦争もないから退屈していたのだ。楽しませてくれよ。土人!」


「今時俺たちドワーフを土人なんて呼ぶのは流行らんぜ!」


ガキキキン!!!


「ほざけ!おとなしく地中で土竜のように暮らしていればよいものを!」


「お前ぇさんよ!これはムーサ王はご存知なんだろうな?!」


ガガガガキキキン!!!!


「安心しろ!貴様が気にする必要はない」


「ほう!そうかい!」


2人のぶつかり合いが続く。

ナザ・ルノスの登場に安心し落ち着きを取り戻した執行長官が部下に指示をだす。


「早く切り刻め!処刑をし損ねるなど私の経歴に泥をぬるようなことは決してあってはならない!」


その声に慌てて反応するように部下たちは槍を手に持ち一斉にソニアを突きにかかる。


カカカカカン!!!


「全く、女性にそんなことをしてあなたたち恥ずかしくないのかしら!馬鹿だわね!」


エスティは素早い剣技で部下たちの持つ槍を細切れにした。


「ソニア!待ってて!今助ける!」


「エ・・・エスティ・・・あなたたち・・・」


ソニアは涙を浮かべている。


エスティはソニアを吊るしている鎖を剣で切ろうと振りかぶる。


シャーーーン!!!


「エスティ・・避けて」


ソニアは残る力を振り絞ってエスティを蹴り飛ばした。

エスティはその衝撃で後方に飛ばされたが、一回転してうまく着地する。


「がは!!!」


ソニアの脇腹が削られたかのように切られている。

血が一気に噴き出る。


「ソニア!!!どうして?!」


「ナ・・・ナザ・・の・・・音斬・・・」


ナザ・ルノスは両手にそれぞれ剣をもって2刀流としてゴーザと戦っていたが、エスティの存在に気づき、ゴーザと戦いながら、音の斬撃を飛ばしてきたのだった。


ナザは片手でゴーザの攻撃を受け反撃しながら、もう片方の剣でエスティに音の斬撃を繰り出す。


「ディヴァイドウインド!」


シャヴァーーーン!!!


スノウの風の刃によってナザの音斬が吹き飛ばされる。


「ほう!面白い!貴様はザリウスのお気に入りじゃないか!音魔法じゃない不思議な魔法を使うのだな!よし!相手をしてやろう!この土竜と戯れるのも飽きてきたし、そこの小賢しい紫髪の女も大したことはない。まとめて3人でかかってこい」



「お前・・・うるせぇんだよ」



ドッゴーーーン!



スノウはナザにジオエクスプロージョンを放った。


「九頭龍!」


ナザは超高熱爆発を音の斬撃に閉じ込めて九つの竜のような音の線を作り出し、スノウ目掛けて放った。

スノウはそれを避ける。


「ゴーザ、エスティ!何かに掴まれ!レン!頼んだぞ!」


「おう!」

「ええ!」

「うっす!」


その言葉が合図であるかのように指示取りの行動をする3人。

そしてスノウは、手のひらを天に向けてを頭上に振り上げた。


「お前ら・・・おれを怒らせすぎだぞ」


(ウィリウォー・・・)


スノウの詠唱によって天変地異的豪雷暴風雨が吹き荒れる。

民衆はそこら中に吹き飛ばされる。

執行長官や部下たちも同様に竜巻のような暴風に吹き飛ばされた。

ソニアをくくりつけていた柱もあまりの暴風に折れて吹き飛ばされそうになるが、ゴーザがヤグルシュを鎖をつけた状態で放ち柱に引っ掛けて飛んでいくのを防いだ。


「な・・・何だこの力・・・貴様いったい何者だぁぁぁぁぁ!!!!」


ナザは剣をステージに突き刺し耐えていたが、ステージの板が割れ、そのまま吹き飛ばされてしまう。


・・・・・


・・・・


しばらくして静寂が訪れた。

レンは倒れたスノウを担いでいる。

エスティは地面にアウロ・ナソスを突き刺して吹き飛ばされるのを防いだ。

ゴーザもまた、地面を思いっきり叩き、自分の腕を地面に埋め込んだ状態で耐えた。

そしてもう片方の手にはソニアが吊るされていた柱を引っ掛けていたヤグルシュにつながる鎖をしっかりと握っていた。

エスティは急ぎソニアの下に行き、拷問用のガントレットを外した。

ズタズタにえぐられた腕と切られた脇腹に回復魔法をかける。

そしてゴーザはソニアを担ぎ、エスティと、スノウを担いだレンと共にその場を後にした。

至る所で屋根が飛んだり、壁が剥がれたり、ハリケーンの去った後のような光景になっていたが、スノウが広場外周に張り巡らせた水の壁によって吹き飛ばされた民衆たちは、クッションのように受け止められておりかすり傷程度で死人は1人も出ていなかった。


ゴーザたちはノーンザーレ入り口に停めてあるEV車輌にむかって走っていた。


(全く・・・こいつはどんだけ大物になるんだよ・・・)


ゴーザは走りながら優しい笑顔でスノウを見ていた。








次は土曜日にアップの予定です

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