↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
69/1192

<ティフェレト編>15.観察者 その2

15.観察者 その2



 広く薄暗い厳かな部屋の中央に直径10メートルくらいの円卓がある。


 誰もいなかったはずがいつの間にか4つの気配が均等に円卓を囲んでいる。



 椅子のひとつに、顔は見えないが子供らしき黄色い影が見える。

 子供のような無邪気な声で話始める。


 「虚無が力を取り戻しつつあるみたいだねー。潰しちゃおうよー」



 椅子のひとつに、いつの間にか緑色の植物が置いてある。

 その植物のあたりから、どこからともなく透き通った風のような声が聞こえる。


 「そうですね、賛同します。マルクトに加えてケセドも虚無に落ちています。そしてどうやら次の標的はティフェレトのようですね。万が一無限エンジンを手中にされては流石に見過ごせなくなります」



 椅子のひとつに、鈍く銀色に光る剣のような影があらわれる。

 威厳のある鋭い声が呼応するように話始める。


 「珍しく意見が合うな。ハノキアごと全て滅してしまえばよい。虚無領域も全てな」



 椅子のひとつに、白い狼があらわれる。

 響くような低い声で淡々と発言する。


 「何度も言わせるな。我らは観察者。宇宙意志から離脱するなら好きにするがよい」



 銀の剣 「我々の脅威となりうる場合、宇宙意思も何もなかろう」


 緑の植物 「特異点の動向次第でしょうね」


 黄の子供 「これ以上何もしなければ見過ごしあげてもいいんだけどね」


 銀の剣 「生ぬるい。無限エンジンを奪われてからでは遅いのだぞ」


 緑の植物 「脅威となりうるのは虚無だけです」


 銀の剣 「それが生ぬるいのだ」


 白の狼 「不毛だな。秩序と同じ道を歩むがいい」


 銀の剣 「ふん‥‥」



 円卓から4つの影は消え、暗くなっていく。







12/11修正

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。