Wiki ToF(登場人物2 ティフェレト)
【ティフェレト】
音の世界。
音に魔法が込められて音に乗せて魔法を操ることが当たり前に行われる世界。
遥か昔の御伽噺として語られるマッカーバイ兄弟の話。
兄は王に、弟はそれを見守る存在として代々受け継ぎ続けることでこの世界の平和は維持されるという。
だが、弟に課せられた辛い処遇に終わりを告げるべく起こした反乱。
それに天使と悪魔が絡み、さらに飛来する隕石の迎撃を通して本来の王たるエストレアが次のティフェレトの未来を担うことになる。
そしてホドに戻ろうと越界したスノウはフォードメーカーによって行き先を変えられてしまう。
・プレクトラム・マッカーバイ
ラザレ王国建国の祖にして初代王。
ズュゴン・マッカーバイの兄。
突如現れた神によってマッカーバイ兄弟は世界を平和に導く王と、その王が永続的に
治世しているかを監視する監視者其々どちらかになることを迫られる。
弟のズュゴンが監視者を選択したことによって王座に就いた。
・ズュゴン・マッカーバイ
キタラ大聖教会の祖にして初代大司教。
神のお告げに対し監視者になることを選択した。
監視者の系譜に生まれる子は、王が治世の道を踏み外した時に王の力を奪う能力を
身につけるがその代償として目と口を失う。
一方で耳が異常に発達し、ソナーのようにあらゆるものを把握したり、音魔力を
感じたりすることが可能であるため生活には支障をきたさないように見える。
口がないため食事を取ることはない。
そのため生まれた時に持っている生命力を使い果たすと死ぬ。
生きられるのはおおよそ25歳程度までであり、死ぬと次の候補者が大司教を
継ぐが候補者は生まれた瞬間に決まっており目と口がない状態で誕生する。
候補者が死亡するとズュゴンの血をひく他の者が突如目と口を失い候補者となる。
・ムーサ・マッカーバイ
現ラザレ国王。
豪快な男だが、いわゆる婿養子となった王でマッカーバイの血筋ではない。
マッカーバイの血筋を継いでいるクリステラ王女と結婚して王となった。
良き王であったがある日を境に人が変わったように圧政をしきはじめる。
実際には悪魔マルコシアスが化けた偽王による圧政で、当の本人はマルコシアス
によって地下に幽閉されていた。
クリステラ王妃をユーダの放った刺客によって殺されており、生まれたばかりの
娘エストレアは行方不明となっていたが、自身を地下から救い出したエスティが
行方知れずとなっていた自分の娘のエストレアと知る。
隕石衝突を防ぐためにエストレアに神器アウロ・ソナスを渡しドワーフによって
鍛えてもらい聖なるタクトのアウロスを復活させるよう依頼する。
隕石衝突を防いだ後は隠居し、エストレアに王位を譲っている。
・クリステラ・マッカーバイ
プレクトラムの血統を継ぐマッカーバイ王家でムーサ・ガラジェントスと結婚し
王妃となった。
マッカーバイ王家の血を絶やさんとするユーダが放った刺客によって殺されるが、
事前にそれを察知したことで生まれたばかりの娘を信頼できるドワーフに託して
いる。
・ユーダ・マッカーバイ
ズュゴンの血を引くキタラ大聖教会の大司教。
監視者の呪いによって生まれながらにして目と口がない。
ソニアックは表向きの守護で真の守護リュラーはゼノルファスとレーノス。
異常に発達進化した世界中の音を聞くことができる耳に入ってくるのは腐敗した
貴族や突如現れた偽王による圧政に苦しむ民衆の声であった。
目と口を犠牲にしたその耳の能力にそれを粛清するほどの力がないことや王と
監視者という立場があるからこそ続く王政を壊さない限り民衆の苦しみの声は
止まず、自身の呪われた宿命も変えられないとして伝説の楽器キタラを使った
ティフェレト全土の洗脳演奏によって王政破壊とマッカーバイの血統断絶を計画
する。
その計画の手始めとしてクリステラ王妃を殺害させた。
また、アウロ・ソナスを鍛えられる製鉄神ブロンテースを騙して体細胞を破壊し
鍛えられないようにした。
隕石衝突を防ぐためにキタラ演奏を行うが、聖なるタクト・アウロスを振い舞った
エストレアに敗北し、最後はコグランに化けた魔王のベルフェゴールによって腹を
突き破られ殺された。
・ソニア
ティフェレトを守る騎士リュラーの一角でありユーダ・マッカーバイの守護を担っ
ている。
解離性同一性障害、いわゆる多重人格のように姉ソニアの人格と弟ソニックの
人格がひとつの体に同居している。
正確には解離性同一性障害であるかは不明。
脳内の精神世界にドーム上の部屋があり、ソニックが表に出ている間はその部屋で
ソニックが見ている一部始終を360度全方位画面と音声によって見ることができる。
小柄な体格であるが、彼女が表に出ている間の容姿は目と髪がルビー色になとなる。
音熱魔法を操ることができ、精霊魔法に置き換えるとクラス4レベルのリゾーマタ
炎系魔法を使える。
音魔法であるため、音に炎魔法を込めたり、音から炎や熱気を生み出すことも可能。
スノウと行動を共にする中で、スノウを自身のマスターとして慕い始める。
ユーダの守護の契りがあったため、レヴルストラ(音)メンバーに入ることを
躊躇っていたが、ユーダの策略によって処刑され命を落としかけたことでユーダと
決別し正式にスノウの仲間となる。
頭脳明晰だが、感情の振れが激しくスノウを思うあまり周囲と喧嘩をすることも
少なくない。
ティフェレトを救った後はスノウと行動を共にし、ホドに向けて一緒に越界するが
フォードメーカーの影響でゲブラーに越界した。
炎が支配するゲブラーでは自身の音熱魔法と相性がよいため、基本的に表に出ている。
ゲブラー周遊編では自身の存在を隠すために特殊な布で鼻と口を覆いトーカ(凍火)
と名乗っている。
常にスノウが何を欲しているかを考えて行動しているため、新たに訪れた街や村で
宿を確保したり情報収集したりすることに長けスノウから重宝がられている。
スノウの心の中では弟のソニックと合わせてソニアックと総称される。
幼い頃、父親代わりであり、リュラー統括のゼノルファスに拾われるまでは貧しい
生活をしており、
主に狩や盗みを働くのはソニア、料理をするのはソニック、食べるのはソニアと
いった役割分担が染み付いており、食べることに喜びを感じる。
・ソニック
ソニア同様ティフェレトを守るリュラーの一人でユーダ・マッカーバイの守護を
担っている。
リュラーとしては体はひとつだが、ソニアとソニックとして二人分の位置付けと
なっている。
小柄な体格でソニックが表に出ると目と髪は碧色に変わる。
音氷魔法を操ることができ、精霊魔法に置き換えるとクラス4レベルのリゾーマタ
氷系魔法を使える。
音魔法であるため、音に氷魔法を込めたり、音から氷や冷気を生み出すことも可能。
姉ソニア同様にスノウを自身のマスターとして慕っている。
その思いは恋心を含んだ姉のそれとは違いソニックの思いはスノウは全てに置いて
聡明で正しいと信じて疑わない盲信している状態に近いため、スノウはいつ自分が
ソニックに無能であると見抜かれるかビクビクしている。
ソニア以上にIQが高く、客観的俯瞰的に物事を見て冷静に判断、対処することが
できるためスノウからの信頼は絶大。
自身の認識した本質を捉えた物事をロジカルに説明することに長けており、それを
感情で理解しない者には容赦無く言葉の攻撃を与える過激さも持つが、スノウが
それを好まないと知っているので控えめにしている。
スノウと共にゲブラーに越界しているが、炎の支配しているゲブラーとは相性が
よくないためあまり表に出ることがなく、スノウに貢献できていないのではと心の中
で焦る場面もしばしば見受けられるが表には出さない。
料理が得意。
・ルーナ・テッセン
リュラーの一人で音撃の二つ名を持つ。
現在はスメラギの守護を担っている。
音撃と呼ばれる体術のマスター。音を使ってダメージを何倍にも跳ね上げる音魔法
の使い手。
身長は175cm程度のスラっとした細身で長い黒髪の女性だが、異常な筋力を持って
おり力と素早さはリュラー随一と言われている。
テッセン家は生粋の戦闘の名家であり、戦い方は狡猾で手段を選ばないほどで勝つ
ことだけを突き詰めた強者の一族であることから勝つことにしか興味がなく、フェア
な戦いや仁義を通すなどと言った感情は一切持ち合わせていない。
過去、稽古試合でソニアックは一度もルーナに勝ったことがなく、特にソニックは
苦手な相手と認識している。
・ゼノルファス・ガロン
リュラーの一人であり、元々は王の守護を担う6名のリュラーのまとめ役でもあった。
音破の二つ名を持っており、空気を音の波動破として自在に操る体術マスター。
マルコシアスが化けた偽王の圧政によって勃発した内乱では王側民衆側どちらにも
就かずに中立の立場を貫いて冷静にリュラーの秩序と尊厳を守る行動を優先させ
リュラー間で争いが生じる際は仲介役として動いていた。
自身の考えは押し殺して仲介役に徹していたがある日を境に突如姿を消した。
ゼノルファスが姿を消したことでリュラーの分裂が激化し、王側リュラーと民衆側
リュラーに分かれてしまうきっかけを作ってしまった。
実は内乱中に接触してきたユーダの忠実な守護となっていた。
理由は、弱気者から搾取し刃向かえば身勝手な理由で処罰や処刑する貴族やそれを
粛清しない王政に対してで、王の剣たるリュラーの立場では何もできず守るべき民を
救えないという思いからだった。
また、ユーダが察知した偽王の計画で自分やレーノス、ソニアックが抹殺されようと
していることを知り、ユーダの指示に基づいて身を隠したのだった。
その後、過去マッカーバイ王が作らせた伝説の楽器キタラをレーノスに盗ませて
ユーダに献上しユーダによるキタラを使ったティフェレト全土の洗脳演奏に加担して
いる。
ユーダ死後は元の王の剣としてのリュラーに復帰している。
・レーノス・ムーザント
リュラーの一人であり、元々は王の守護を担うリュラーでもあった。
ゼノルファスに師事し剣術を学ぶ。
ソニア、ソニックの兄のような存在で共に育った。
人一倍正義感の強い青年でマルコシアスが化けた偽王の圧政がきっかけで起きた内乱
では民衆側についた。
民衆側を指導する立場で戦いを続けていたが、王側リュラーのナザと一騎打ちとなり
激戦の末敗北し、王に対する反逆罪で民衆の面前で見せしめとして処刑された。
レーノスの処刑がきっかけとなり民衆側の反乱は鎮圧され偽王の圧政を強いられ続ける
こととなった。
実は偽王が仕組んだ計画で、単純な性格のレーノスが利用され民衆側に就くように
仕向けられ民衆の面前で処刑することによって民衆の士気を奪う生贄にされたのだった。
しかし実態は偽王の計画を事前に感じ取ったユーダがゼノルファスに指示して立てた
身代わりが
レーノスの代わりに処刑された状態でレーノスはユーダの真の守護者として暗躍
することになる。
ユーダ死後はゼノルファス同様に王の剣としてリュラーに復帰している。
・ナザ・ルノス
リュラーの一人。
現在は王の守護を担っている。
音斬と呼ばれ凄まじい剣技の持ち主であり音の斬撃を繰り出す剣術マスター。
正確はドライで冷徹。
自身は王という権威に対しての守護を担っていると考えており、王が誰であろうと、
どのような統治や政治を行おうと関心がなく、悪虐非道を尽くす王であっても王を
守護する。
マルコシアスが化けた偽王の圧政によって勃発した内乱では王側に就き、民衆側に
就いたリュラーたちと戦っている。
幼少期に目の前で両親を虐殺されており、その理由を探し求めていたが単なる
私利私欲によって殺されたと知り、感情の糸が切れてしまい、人に対する関心がなく
なってしまった。
その後は剣術に没頭していったのだが、その理由は生死をかけた戦いだけははっきり
と勝敗がつく分かりやすい世界であったことと、死を認識することで自身の生を感じる
ことができたのがあげられる。
そのため思考の根幹は、生を実感する戦いに身を投じることが生きることであり、
世の中は役割によって成り立っており、その役割を果たすことが責任だというものに
なっている。
・スメラギ(皇承太郎)
元々は日本に住んでいた科学者にして大手電気メーカーの役員。本名は皇承太郎。
根っからの科学者で研究成果によって世の中が便利になったり平和になったりすること
を望んでいるが、研究成果は一朝一夕で出せるものではないのでビジネスの一環として
研究を行うことに嫌気がさしていた。
何者かによってティフェレトに越界させられたが、無事にカルパを超えたことで天技
テレパスを獲得している。
テレパスは本来、他人の精神に接触する能力で非常に多くの事ができ、人の思考を
読み取ったり、逆に自分の考えや心情を口に出さずに相手に伝える事ができるのだが、
科学者としての性分がその能力を限定的にしており、相手に対してクローズド
クエスチョンとして意識を投げかけると相手の思考がYes/Noで返ってくる程度の状態
となっている。
ティフェレトではエレキ魔法と称した電気を活用した科学文明を発展させており、
自身が当主を務めるノーンザーレにはさまざまな便利な電気で発動する設備や機器を
導入していてリニアモーターカーやEVなどが当たり前のように走っている。
その貢献もあり、王政からも都合よく利用されており、王立魔法科学省の初代大臣に
就いている。
スメラギ自身は立場などに興味はなく、自身の研究を資金に制限なく実施できる環境
があればよいと思っているため、大臣を引き受けた。
研究に没頭しつつ、それを阻害する要因となりうる内乱には関心をもっており、内乱に
よって自身の科学の探究ができなくなることを憂えた彼は内乱に終止符が打たれると、
リュラーの力の分散を行うためにルーナを自身の守護に指名して任務に就かせている。
また、ベルフェゴールが化けているコグランを雇っているが、悪魔が化けていること
を知りながら雇っていた。
悪魔がどのような目的で自分に仕えているかには興味がなく、優秀な人材であった
ため自分の研究を阻害しなければよいという感覚で雇っていた。
ロアース山に天文台を建設し越界の原理も研究していたが、日本に戻るためではなく
ティフェレト以外の世界も存在するのかどうかを知るためだったが、空に広がるのは
宇宙でカルパではないと結論づけた。
隕石衝突を知ると、マクロニウムを活用した隕石破壊装置マクロネットを開発し隕石
衝突阻止に大きく貢献している。
その際、スノウが自身と同じく日本からの越界者であることを見抜き、マクロニウム
調達及びマクロネット開発に協力させている。
合理的でドライな性格に思われるが実は真面目で面倒見の良い部分も持っており、
スノウに対しては言葉は冷たいがその内容は思いやりのあるもので、ユーダ死後
白い塔の管理者となった際、スノウの越界に協力した。
その後は引き続き管理者として古代技術を研究している。
・コグラン(魔王ベルフェゴール)
ノーンザーレ領主であるスメラギの部下としてテキパキと仕事をこなす有能な人物。
だが実際は魔王ベルフェゴールが人間に憑依したものだった。
ベルフェゴールが潜入した目的は不明だが、スメラギの指示に従ってエレキ魔法発電
永久機関の材料として必要なハルピュイア/ハーピーの羽を収集する任務を完遂しよう
と動きエスティと対峙するが、突如出現した大天使ミカエルに阻止されてしまう。
このティフェレトには部下としてニスロク、マルコシアスなどを引き連れており、
プネウマ(言霊)を使って人を操ったり平伏させたりする。
通常悪魔は冥界以外では本来の力は出せず、魔王や最上級クラス以外は自身の真名を
知られると精神を支配されるため名前を明かすことを避ける。
ユーダを唆した張本人であり、一部ユーダに感づかれていたベルフェゴールの目的を
知られるのを恐れて最後はユーダを殺している。
その後、レンに憑依していたミカエルによって冥界に還された。
・ローマン
コグランの部下。
真の姿は悪魔ニスロク。
料理が趣味で人間の肉を使った料理を好む。
スノウのエントワ直伝神聖属性攻撃によって冥府に還された。
・アルフレッド・ルーメリア
ラザレ王国軍総司令。
叩き上げの騎士であり、数々の歴戦を経験し王国の繁栄を支えてきた男であり、既に60歳を超えている。
戦術立てて軍を動かすことから失う兵も少なく王からも部下からも信頼は厚い。
王への忠誠心は強く、礼儀正しく騎士の品格に重きを置いているため、息子であるザリウスの粗暴さには頭を痛めている。
そのためザリウスとの確執から悉く意見が合わない状態が続いている。
・ザリウス・ルーメリア
王国軍副総司令でありアルフレッド・ルーメリアの息子。
粗暴さが目立つが、その根本は強いものが勝つという理念からである。
そのため、父アルフレッドのように戦術を駆使した戦いは姑息であると思い込んでおり、幼少時から受けた英才教育の中で座学は悉く拒絶してきた。
その強きものが勝つという理念は純粋で、強ければ身分や地位、名誉、裕福さなど一切関係ない。
そのため、相手が奴隷であっても強ければ指揮官に登用するほどであり、身分の低い者ほど登用のチャンスがあることから身分の低い部下ほど鍛錬に取り組み、彼らからの信頼は厚い。
スノウの戦いぶりを見て一目惚れしたことでスノウを鬼神殿と称して慕っている。
・ゴーザ・ロロンガ(ゴーザノル・ロロンガイア)
スノウ率いるレヴルストラ2ndのメンバーであり、ドワーフの国ロロンガ・ルザの王位継承権を持っていた王子。
スノウと出会った当時は国から追放されて、ラザレ王国でも貴族に暴行を加えたことで罪人となっていた。
ラザレ王国とドワーフ国の盟約から処刑対象にはならず、ラザレ王国のために奉仕すれば罪は免除という事でグコンレン軍との戦いに参加した。
その時にスノウ達と出会い意気投合した事で行動を共にする仲間になった。
生まれが良いにも関わらず、粗暴な態度から誰も王子だとは想像できないが、性格は極めて明るく優しい。
また、製鉄神ブロンテースから鍛治技術を学んでいたことから聖剣アウロ・ソナスを鍛え聖なるタクト・アウロスを完成させエストレアに渡した。
迫り来る隕石を退け、反乱者ユーダや魔王ベルフェゴールを葬った後、スメラギと共に古代装置を修理しスノウとソニアックを越界させた。
若かりし頃、ブルズ (後のウルザンダー・レストール)が連れてきた赤子エストレアを救うために禁じられていた古代遺物の越界装置を無断で使用してブルズと赤子をホドに越界させた。
それが重罪に当たるとして裁判にかけられるが、エンキ王と司祭の温情もあり極刑を免れている。
現在は超技術集団を組織して活動している。
・ジャン・ジャングレン
ラザレ王国軍50人部隊長。
通称ジャンジャンと呼ばれており、細身の体ながら立派な剣士であり好青年。
・グ・コランドモ
グコンレン軍を指揮している司令官。
厳つい風貌から戦闘力の高さは窺えるが戦術家としては能力が低く、ラザレ王国軍に惨敗する。
・ルー・サイファノス
ラザレ王国の宰相で小太りの男。
正体はとある恐ろしい存在の化身。
・エンキ・ロロンガイア
ドワーフの国である現ロロンガ・ルザ国国王であり、ゴーザの父。
人格者であり長年ドワーフ国の平和を維持できたのはエンキ王の功績が大きい。
常に民のことを考え行動するが、それだけに悩むことも多く規律より目の前の小さな命を優先して赤子のエストレアを助けようとして禁じられた古代越界装置を使ったゴーザをどのように砂漠かで苦悩した。
結局厳しい処分を下そうとしたのを
・司祭
ドワーフ王国の司祭であり、裁判時には矛盾と呼ばれる2つの審官の一翼を担う。
ゴーザ裁判時には弁護を行う盾の役割を担った。
言葉遣いや話し方は嫌味な男そのものだが、誰よりも優しく国を思う1人であり、王からの信頼は最も厚い。
王家との付き合いも長く、常に遠くから見守り王家と国のために尽力してきたが、その姿を知るものは少ない。
ゴーザ裁判時にはゴーザの罪を追求し、赤子のエストレアを救うために禁じられた古代越界装置を使ったことを発言させて極刑を免れるように誘導した。
・エンテン・ロロンガイア
ドワーフ国第一王子でゴーザの兄。
・シュカレトゥーダ・ロロンガイア
ドワーフ国第二王子でゴーザの兄。
・ビルガ(ビルガメス・ウル・ガ)
ドワーフ王国自衛軍ゴリアテ総大将であり、ゴーザの旧友。
だが実はドワーフ王国本来の王家の末裔であり、エンキ王が罪滅ぼしのために軍に登用した経緯がある。
現在の地位はビルガ自身の実力によるものでエンキ王はそれを誇りに感じている。
ビルガの先祖のウル・ガ家は遥か昔にロロンガイア家に王位を奪われている。
密かに王権奪還を目論んでいるが、エンキ王やゴーザとの関係もあり行動を起こせずにいる。
・ベルベイン・ジャレー
ラザレ王国の処刑執行人。
ソニアックの処刑を指揮した。
元々は凶悪殺人者だったが、運良く犯人として捕らえられることがなかった。
その後、王国で処刑執行人の求人があったのを見つけて応募したところ採用された経緯がある。
処刑を楽しんでいるため、人としての評価は最低だが王国では誰もやりたがらない仕事であるため、仕方なく使われている。
・セリア(ホワイトドラゴン)
禁断の地で遭遇したホワイトドラゴン。
何者かによって洗脳されていたところをスノウに助けられて以降、スノウをマスターと
呼び慕っている。
セリアという名はスノウによって付けられた名で本当の名は不明。
蒼い目をした翼の生えた白猫の姿に変化してスノウと行動を共にしている。
スノウがティフェレトから越界する際に別れ、そのままティフェレトに止まり主人で
あるスノウの帰りを待っている。
根源種であり世界の均衡を保つクズリュウの内の1体と言われている。
<ティフェレト中盤の相関図>