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<ゲブラー編> 88.南軍と北軍

88.南軍と北軍



ゼネレスとハーポネスの国境もまた2重に壁が築かれていた。

ゼネレスから出る際の検問は然程厳重ではなく、荷物をチェックする程度だった。

だが入ってくる者へのチェックは厳しいのと、必要以上に武装したエルフの衛兵が巡回していた。

ゼネレスを出ると国境沿いに幅1kmで連なる中立地帯がある。

この中立地帯には魔物が多いようで馬車からぱっと見渡しただけでも3箇所で魔物と冒険者が戦っているのが見えた。


今回グムーンではフォックスに寄らなかったため、クエストの発行状況はわからなかったが、おそらく魔物討伐系クエストが多くあるに違いないとスノウは思った。

幸い馬車が襲われるような状態にはならなかった。

仮に襲われてもスノウたちにかかれば瞬殺であったことは言うまでもないが。


馬車を進めていくと徐々に低めの壁が鮮明に見えてきた。

ゼネレス側に聳える壁は高さがあったのだが、ハーポネス側の壁は高くなく、所々破壊されたような痕もあった。

壁と道が交わったところに関所と書かれた砦が見えた。

スノウは関所の守衛の指示に従って一旦馬車を止めて降りた。


「ハーポネスへ入国したいのですが通していただけますか?」


「構わないが、こんな最中にこの国に入国とは珍し人もいたもんだ。しかしあんた何用だ?変な仮面なんかかぶって」


「実はゾルグの田舎貴族の端くれでして、ガザド公国にいる友人に会いに行っていたのですが、南ルートが通行止めになっていると聞きましてこちら側に回ってきたのです。この仮面は以前戦争で顔に火傷を追いまして・・・」


「そうかい。戦争で。そりゃ大変だったねぇ。でもあんた気をつけな。なんつってもタイミングってのが悪いや。今はこの国戦争中でな。わしらはこうやって辺境の地でのんべんだらりと警護の仕事をやっていられるが、内地にいるやつらは相当きつい戦闘に巻き込まれているらしい。あんたも気をつけなよ?今度は火傷程度じゃすまねぇかもしれねぇぜ?しかし反対ルートが通行止め?聞いてねぇなぁ。なぁスケロク、お前聞いているか?反対ルートが通行止めだってよ」


「ん?あぁなんかそうらしいなぁ」


「そうか、聞いてんのか。ならいいや。どうだ?あんたら怪しもん持ってねぇよな?」


「もちろんです」


「そっか、よしじゃぁ通れ」


「ありがとうございます」


(なんかあっさりしたもんだな。それだけ管理されていないって事か。戦争中だってことだが、一体ハーポネスはどうなっているんだ?)


スノウは馬車に戻り関所を通過してハーポネスへ入った。

ハーポネスの北は寒さが厳しいのだろうか、雪が積もっている場所があった。

ソニアは雪を見るのが初めてらしく、馬車を止めてとスノウにせがんだ。

仕方なくスノウは馬車を止めてソニアに休息の時間を与えることにした。

ソニアは無邪気に遊んでいるが寒くなったのかすぐにソニックと変わってしまった。

ソニアは雪景色の美しさに魅かれて飛び出たもののあまりの寒さにギブアップしたようで、いじけてソニックに変わってしまったようだ。

ソニックは逆に自分の得意分野である冷たい物質を見て触り感動している。


(まるでネコとイヌみたいだな・・・)


しばらく待ってソニックを呼び戻すと再び南下を始めた。

目の前に富士山のように美しいこの地の霊山である活火山トミシ山が雄大に聳え立っているのがみえる。


「どの国の山も美しく荘厳ですね。炎魔法と炎を使った科学で栄えているこの国において中央に座するプロメテウス大火山と各国に聳える活火山は世界の象徴的存在なのでしょうね」


「そうだな」


「スノウ。向こうに煙が立っているようだ」


エスカが何かに気づいた。

向かって左、ゲブラー大陸で言えば東の方向にかすかだが煙が上がっているのが見える。


「関所の衛兵が言っていたように戦争か?」


「おそらくな」


「でも誰と誰の戦争なのでしょうか」


「調べる必要がありそうだ。地図によればあの方向の奥にフーグシーと呼ばれる街があるらしい。戦火の中を突っ切るのは嫌だから少し迂回してフーグシーへ行ってみるか」


「はい!」


ソニックはしばらく姉のソニアが出てこないと言ったようなので一際張り切っている。

馬車を進めていくと徐々に戦闘が行われている状況が見えてきた。

おそらく鎧に色が塗られているのだろう、金色が目立つ軍と銀色が目立つ軍とが戦っているようだった。

その総数双方1万ずつくらいだろうか。

向かって左側が銀色軍、右側が金色軍だ。

スノウはなるべく巻き込まれないように距離をとって迂回するように御しているソニックに指示した。

戦闘の激しさとしてはそれほどでもなく、歩兵隊と騎馬隊、弓矢隊、炎魔法隊の4隊がぶつかり合っていた。


「金色が優勢なようだな」


「お前もそう思うか?」


「おお、エスカ。お前もそう読むか。お前と意見が合うとなんか正解した気になるな」


「そ、そうか?」


エスカは顔を赤らめたがポニーテールを外して髪を下ろして顔を隠して誤魔化した。


「どうした?髪留め外して」


「少し痛くてな。気にするな」


「そうか。・・・お、銀色の中に劣勢を覆しそうな場所が見えるな」


スノウはスメラギスコープを取り出した。


「おお、大きい刀を振り回す男がいるぞ。あれは相当強いな。見てみるか?」


スノウはスメラギスコープをエスカに手渡した。

エスカはそれを恥ずかしそうに受け取ると、髪でスノウの視線が遮られるようにしてスコープを覗いた。


「ああ。だがあの戦士一人に騎馬隊と弓隊、炎魔法隊が包囲し始めた。それほど警戒すべき戦士なようだな。確かに強い。大刀だけじゃない。ちゃんと波動を使いこなし、さらに波動に炎魔法も乗せているようだ。流動で炎魔法を拡散させて歩兵にダメージを与えたと思ったら、騎馬隊には螺旋の衝撃波動を飛ばし相手に当たったところで炎魔法が爆発を起こすような攻撃を繰り出している。なるほど。あのような使い方ができるとはな」


「ああ、肉眼でも見える。賢い戦い方だが、波動力と魔力の消費が激しい戦い方だな。相当波動力と魔力に自信があるか、短期決戦を見込んだやつしか使わない戦法だな」


「どうやら後者のようだ。早くも息切れし始めている」


馬車から肉眼で見ても、騎馬隊、弓隊、炎魔法隊に囲まれた部分の戦闘に激しさが失われ始めているのがわかる。


「スノウ!」


ヒューン!!!ガシィ!!!


どこからともなく矢が飛んできた。

ソニックが気づいたが止めるのが間に合わず叫ぶだけに終わったが、その声で反応したスノウがホロを突き抜けて飛んできた矢を見事キャッチした。


「ありがとうソニック」


「い、いえ・・・。スノウだからこそ止められた矢ですが、明らかに僕のミスです。もう少し気づくのが遅れていたら・・・申し訳ありません」


「いや、気にするな。それよりこの矢が飛んできた方向はわかるか?」


「はい、あちらの方向です」


ソニックが指さした方向は戦闘が行われている方向とは違う南側からだった。


「馬車は止めるなよ。エスカ、スメラギスコープもらうな」


そう言ってエスカからスコープを受け取ったスノウはそのまま荷馬車の上に登った。

そしてあえて目立つように立った。


ヒューン!!!ガシ!


今度はスノウ目掛けて矢が飛んできたがなんなくキャッチした。

スメラギスコープで矢が放たれたと思われる方向を見たがその場には誰も見当たらなかった。


(波動は込められていないな。だが弓を放った者が見えないほどの距離いるにも関わらず、矢はおれの脳天めがけて正確に飛んできているところを見ると腕前は相当なものだな。ちょっとからかってみるか)


「ソニック。そのまま走り続けてくれ。おれはこの弓を射ったやつにお礼をしてくる。エスカ、これを持っていてくれ」


「はい!」


ソニックの返事の後、スノウは馬車を降りがけにスメラギスコープをエスカに渡し着地すると矢が飛んできた方向に向かって凄まじいスピードで走り出した。

その間も矢はひっきりなしに飛んでくる。

凄まじいスピードの矢ではあったが、スノウはそれを軽々と避けながら矢を射っている人物に接近する。

矢を射っている人物は移動しながら矢を放っているようで、その動きも不規則に左右に振っているため予測しづらいが着実に近づいていた。

スノウは更に近づく。

その間も矢継ぎ早に鋭い無数の矢がスノウに向かって正確に飛んでくる。

だがスノウはそれを寸でのところで避けている。


フヴァン!!!!


突然スノウが背後に向かって裏拳を放った。

裏拳は空を切ったが、その裏拳をギリギリでかわしている人影があった。

その人影はスノウの裏拳をかわしたあと、バク転を繰り返して距離をとった。


「お前か。私に弓を放っていたのは」


スノウはウカの面を被っておりカムスとして話しかけた。


「よく私の攻撃が読めたな。貴様何者だ?北軍の残党には見えないが」


「北軍?そんなものは知らない。私はしがない地方貴族で故郷へ帰る途中。貴殿の国の事情は知らないし、干渉するつもりもない。無駄な争いは好まないのでこのまま立ち去ってはくれないか?私もあの馬車を戦場から影響のないところまで避けて移動すると約束しよう」


「嘘が下手だな。地方貴族が先ほどの私の攻撃を読んで反撃などできるものか。相当な手誰だろう?」


「誤解だ。確かに貴族とは言いながら戦争に出ていたからそれなりの戦闘経験と警戒心はあるつもりだ。それが功を奏しただけのこと」


スノウはウカの面を口元だけ見せる形でずらした。


「これはその戦争で負った傷。このひどい火傷のためこのような面をつけているだけで怪しいものではない。どうかこのまま見逃してほしい」


「・・・」


相手はスノウをじっと見ている。


(何かまずいことでも言ったかな・・・早くどっか行ってくれって。何やらこいつはやばい)


「なぜ私がお前の背後にいるとわかった?」


「矢だ。私が突進している間、貴殿は常に動きながらご自身の場所を悟られないように矢を放っていた。だが、数秒前・・・正確には5秒前だろうか、そこから矢の放たれる場所に動きがなくなった。つまり、そこから固定されて矢が放たれているということだ。そしてその意味は攻撃する者が矢が放たれる方向、つまり前方にいると思わせるため。逆を言えば、背後に回って奇襲をかけたいから前方に目線を釘づける必要があった。だから背後に来ていると予想し、背後の気配に集中したら予想通り人の気配を感じた。それで裏拳を放ったというわけだ」


「なるほど。正解だ。だが言うのは簡単。5秒しかない中で矢をかわしながらその思考に至ったのはそれ相応の経験を積んでいるということだ。尚更貴様に興味を持った。名前を聞いておこう」


「カムスだ」


「カムス・・・。聞いたことがない名だ」


(そりゃそうだろ。そんなやつ元々いないんだから)


「まぁいい。さらっと手の内を明かすあたり、我ら南軍を敵対視する者ではない、今日のところはそういう事にしてやろう。私の名はホロマ。天帝を守る矛、金剛の槍の一員にして弓の名手だ。今日のところは見逃そう。だが、次に我らの戦に関わるようなことがあれば容赦なく排除する」


「ご理解感謝する。ホロマ殿」


スノウがそう言い終える直前にホロマと名乗った者は姿を消した。

スノウはあたりにまだホロマがいないかを確認するため、ロゴスの生命感知系魔法エクステンドライフソナーをかけた。

周囲100メートル以内の生命反応を検知する魔法だが、すごいスピードで移動する反応が見えた。

間違いなくホロマだが、すぐ100メートル圏内から消えた。

それを確認してスノウは馬車に戻った。


「ソニック、もう少し戦場から距離をとって迂回してくれ。面倒なのに絡まれた」


「スノウ!おかえりなさい。その面倒なのというのは?」


「なんだかいきなり金剛の槍の一人に出くわしたよ。ホロマとか名乗ってたな」


「!!」


エスカが反応する。


「金剛の槍・・・」


エスカが反応するのも当然だった。

自分の先祖にあたるヨシツネ・カグラミが所属していた組織が金剛の槍だったからだ。

スノウはそんなエスカに気を遣い話題を逸らす。


「とにかく、早くあの戦場の向こう側に向かおう。まずはフーグシーって街に行って情報収集だ」


ソニックは更に山側に進路を取り馬車を走らせた。

かなり離れたため、戦場の詳細までみることはできなくなったが明らかに銀軍が敗戦で撤退したのが見てとれた。

金軍もそれなりに兵数を減らしたように見える。


そこから2時間ほど慎重に馬車を進めたところでフーグシーと思しき大きな街が見えてきた。

これまで見てきた各国の街は外壁で囲んで魔物や外敵の侵入を防いでいたが、フーグシーという街は山から流れる大きな川から支川を引き街の周辺の幅広の堀に繋いで魔物や外敵の侵入を防ぐ方式をとっていた。

堀の内塀はオーバーハングしているため、仮に堀を泳いで渡っても内塀を登るのには苦労する。

登り切ることができてもその頃には内部の衛兵が襲ってくるという守りだ。

この街に入るためには南門と北門のふたつしかない。

スノウたちは勝手がわからないため、そのまま南門から入る事にした。


南門にも関所と呼ばれる砦があった。

いつもの説明でスノウたちはカムス、アン、トーカとしてフーグシーの街中に簡単に入る事ができた。

ハーポネスに入国した際にほとんどめくらで通されたのと同様に街に入れたのだが、この国が戦争で混乱していることから街の防衛に対する統率が取れなくなっているのが理由かもしれないとスノウは思った。

街の中は雪斗時代によく見た時代劇に出てくる江戸時代の風景そのものだった、

ただ違うのは炎魔法と炎科学によって部分的に豊かな生活ができていることだった。


「なんかこれまでのどの国の街とも違う風景で戸惑いますね」


「私はどことなく落ち着くがな」


「流石はエスカさん。落ち着いてられますね。僕のような臆病者にはエスカさんのように動じない方がいらっしゃるだけで安心できます。とは言え、勝手が分かるまでは警戒した方がよろしいかと」


「そうだな。少し情報収集してから宿を取った方がいいかもしれないな」


スノウたちは食堂で食事をとりながら周囲の会話から情報収集する事にした。


「スノウ。あそこにしましょう。大きな食堂ですから色々と情報が取れそうです」


ソニックが指さした食堂にスノウたちは入った。

座った席で聞こえてくる会話に耳をそばだてた。


「今回は北軍の方が負けたらしいぞ」

「ボクデン様が善戦したらしいが南軍の騎馬隊、弓隊、炎魔法隊に囲まれて撤退したらしい」

「いくらボクデン様が大剣豪だって言ってもそれ以外が素人集団じゃぁ勝てんわなぁ」

「素人集団とは言い過ぎじゃろう?」

「ボクデン様は結構なお歳じゃ。きちんと支えられる優秀な部隊がなけりゃ、いくらボクデン様だって厳しいじゃろう?」

「まぁそうじゃがな」

「しかし、この戦争にどっちが勝つにせよ、わしらどうなるんじゃろうか・・・」

「天帝様ぁまだお若ぇからどうなっちまうじゃろかのぉ・・・」

「こんな毎日辛い生活じゃぁもはや将軍様にすがるしかねぇのになぁ・・・」

「そんな事ぁねぇ!天帝様がなんとかしてくださるって!」

「お前自分の生活ちゃんと見てもの言えゃぁ」


スノウは会話の中で一際愚痴混じりにこの国の事情を話している老人三人に注目した。

スノウの合図でソニックはその老人たちの席に酒を持って歩いて行った。


「ご老人方。随分と荒れてますね。どうかされましたか?」


「おお、若いの。なんじゃいきなり。人の会話に割り込んでくるもんじゃないぞ。帰りな」


「いえいえ、ちょっと会話が聞こえてしまったのですが大分荒れてらっしゃるようなので少しお酒でも奢らせて頂こうかと思いまして。愚痴をいうのも楽ではないと言います。ならばお酒の力を借りて少しでも楽しく話せればと思いまして・・・。若輩者のお節介であれば申し訳ありません」


「おお!話のわかるお人じゃのぉ!いやいや何がお節介なものか!」


「若いのに大したもんじゃぁ」


三人の老人は酒を奢ってもらえると聞くや否や態度をころっと変えてソニックを迎え入れた。


「それでどうされたんですか?」


ソニックは酒を注ぎながら老人に質問した。


「いやぁな?昨日と今日でまた北軍と南軍で戦があったろうに?」


「すみません、僕旅をしているものであまりこの国の事を知らないのです。この国をよくご存知の皆さんにご教示いただけるとありがたいのですが・・・」


そう言いながら更に酒を注ぐ。


「なんだ旅しとるのか。それは難儀だのう。この国ぁ南軍と北軍が争っとる。南軍ってのぁ天帝様の軍じゃ。ここ100年天帝様の世になっとったんじゃがのぉ。ずっと平和な世が続いとったんじゃが、今の文帝様ぶんていさまってのが即位されての。その文帝様がまだ小せぇもんだから、それに目ぇつけたかつての将軍家が軍を立ち上げたんじゃ。それが北軍ゆうてな」


「なるほどですね。その将軍率いる北軍が天帝様に反旗を翻したことで天帝様も軍を立ち上げた、それが南軍という事ですね?」


「おお、なかなか賢いのぉ」


「いえいえ、皆さんのお話がわかりやすいからですよ。それで今どちらが優勢なんでしょうか?


ソニックはさらに酒を注ぎながら質問を続けた。


「まぁ拮抗しとる。天帝様率いる南軍には金剛の槍いうてとってもつえぇ天帝の矛たちがおるからな」


「いやぁ将軍様の北軍も負けてねぇぞ?疾風隊いうてな、とっても強えぇ武将たちが軍を率いているからなぁ。今日は負けちまったがな、今回の軍を率いていたボクデン様は大剣豪だからな。一騎当千ってやつだ。次はぁ北軍の勝ちだな」


「何言ってる!南軍のマカム様の方が大剣豪だぞ!」


「だがなぁ北軍にゃ弓の名手ヨイチ様がおるぞ?」


「弓の名手って言ったら金剛の槍の頭領で摂政のトウメイ様がおるじゃないか!」


「流石はみなさん情報通だ。今後の戦況に注目ですね」


「ああ!だがのぉ、徐々に小さな村が戦火に飲まれて多くの一般民が犠牲になっておるのは困ったもんなんじゃ」


「なんと・・・それはひどい」


「大きな声じゃ言えんがな?天下取ろうってお方たちはわしら一般民のことなんて何も考えとらん」


「そうじゃそうじゃ!地位が欲しいのか名誉がほしいのか知らんが、わしら民の犠牲の上に成り立っている事をもっと知って欲しいもんじゃわい」


老人たちの愚痴めいた話が続いたが最後にこのあたりで一番の両宿を聞いてソニックはスノウの席へ戻ってきた。


「ご苦労だったなソニック。疲れただろう?今日はその宿に泊まってゆっくり休もう」


スノウたちは情報整理は明日に行うとしてその日はゆっくり体を休めることにした。






ハーポネスの地図と登場人物、ストーリー詳細を詰めていて書き終えるのが遅くなりました。次のアップは間に合えば金曜日です。

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