<ゲブラー編> 70.王たるもの
70.王たるもの
「お・・・お前たち・・・!!!」
ダイコク医師が連れてきたのはヤマラージャにとってとても深い関係にある5名だった。
一人目は、タイザンという名の男。
髪と同じ紺色の髭を蓄えており人の良さそうな顔をした中年といった風貌だ。
笑顔が性格を物語っているようでとても温厚な人物らしいが怒ると手が付けられないらしいが、人を使うのがとてもうまく戦いの際、タイザンに鼓舞された兵の活躍は凄まじいと聞く。
二人目はゴドウという青年。
緑色の髪でさわやかな風貌だ。
賢い人物らしく、ヤマラージャはよくゴドウにアドバイスをもらっていたという。
三人目、四人目はシミョウ、シロクという名の小柄な双子の男性だ。
ぱっと見大人しい感じではあるが、実は芯の強い性格らしい。
ヤマラージャが王であった頃は副宰相の地位にあった。
シミョウが王に代わって王の言葉を民衆に伝え、シロクが常に一言一句違わずそれを記録していた。
ヤマラージャが過去に発言した言葉に対して現在言っていることに矛盾が生じた場合、この二人から厳しい指摘が入るとあって、王政に一貫性を保つ上で重要な役割を担っていた。
そして最後がゴッシュだ。
牛のような頭蓋骨の大男でゾルグの鉄壁の守りの盾として活躍した戦士だった。
「懐かしいなぁ・・・よくぞ生きていてくれたお前たち・・・」
ヤマラージャは涙ぐみながらかつての配下の者たちとの再開を喜んだ。
「鬼の目にも涙ってやつですかのう」
「そういうタイザン様も涙出てますよ」
タイザン、ゴドウもまた涙ぐんでいる。
もちろん他の者たちも同様だ。
「アッシュや他の者たちはどうしているのだ?」
「は!アッシュのやつは現在モウハン様が作られたグラディファイサー養成所で教官をやっておりまして本日ここを出て地上に上がっていく者がいる関係で遅れて馳せ参ずるとのことです」
「そうか・・・。話には聞いているがその剣闘試合・・・人の命が無造作に扱われる戦いであるとも聞いた。このナラカにいる者たちがかつての我らの同胞であるならば、少しでも長く生きながられるために鍛えるのは当然。アッシュはゴッシ・・お前と肩を並べたゾルグの機動の足と呼ばれた強者、そのアッシュが我が同胞たちを鍛えているのはなんとも嬉しいことだな」
「はい!重責ではありますが!」
「他の者はどうなのだ?」
シロクがポケットから羊皮紙を取り出した。
シミョウがそれを読み上げる。
「ヘクトルの粛清を逃れて、このナラカに辿り着けたのはトゥルダクです。それ以外の者たちは公開処刑で体を引き裂かれて亡くなっています。トゥルダクもまた、暗殺技術に長けた戦士です。アッシュと共に養成所で鍛えている最中にございます」
「そうか・・・トゥルダクが生きていることは良いニュースだが、それ以外は逝ったか・・・我の責任だな・・・」
「いえ、王よ。それぞれが皆役割を果たしたのですよ。わしらは皆役割を持っております。死は避けられぬもの。いつかは必ず誰にでも訪れるものです。それが役割を果たす上で早いか遅いかの違いです。貴方様が責任を感じ、悔やむことがあるとすれば、今生きておるこのナラカの者たちの将来を諦めることでしょうな・・・」
「タイザン・・・」
「まぁそういうことです!そしてヤマラージャ様!以前みたいに命じてください!僕らに!」
「そうですよ!私たちも微力ながら全力を尽くしてヤマラージャ様の命に従って国を取り戻したく存じます!」
「威勢のいいやつ見繕って鍛え抜いてやりますよ!」
「お前ら・・・」
そう言うとしばらく考え込んでいたヤマラージャはゆっくりと立ち上がった。
「そうだな。このヘクトルが支配する世界・・・。何をせずとも地獄、進んでも地獄。同じ地獄なら大義のために堕ちる地獄の方がはるかに気持ちがいい!」
『ヤマラージャ様!!!』
急に力がみなぎってきたヤマラージャに触発されたのか、他の6名も声をあげた。
「モウハン王子!革命軍の件、引き受けた!我らは何をすればよいか?」
・・・・・
・・・
モウハンたちは状況整理と共にこれからの行動に備えて自分たちの基盤を整える時間を稼ぐことにした。
ヤマラージャ復活がヘクトルの耳に入るのは時間の問題だと考えたモウハンたちは、まずその問題をどう解決するかを考えた。
モウハンは最近レガラが盗賊組織に頻繁に盗まれていることに目をつけた。
このナラカにレガラを守る象徴的な恐怖の存在を置き、さらに地上との行き来できる場所を1箇所のみにして、そこを関所のようにし必ずその恐怖の存在による審判を受ける。
当然レガラを不当に地上へ持ち帰ろうとする者や不法にナラカへ侵入し秘密裏にレガラを持ち帰ろうとする輩を捕まえ厳しく罰する目的だ。
ことでそういった盗賊組織の侵入を抑えられないかとモウハンは考えた。
ゾルグにとってレガラ売却による国としての収入は大きいため、ヘクトルからみても悪い話ではないと思ったのだ。
しかし、普通にヤマラージャ復活と真正面から突っ込んでいくとヘクトルに何をされるかわからない。
そのため、ヤマラージャは記憶喪失だとし、過去ヤマラージャを慕っていた者たちが変な気を起こさないという名目で、素性を隠してその関所のような場所に籠らせてひたすら審判を奴隷のように行わせる、そういう話とすることにしたのだ。
そして、6国同盟がゾルグを包囲する瞬間に、モウハンを筆頭とするゾルグを内部から攻める革命軍がヘクトルの喉を掻き切る、という作戦を共有した。
決行までの期間、秘密裏に革命軍の拡大と戦闘訓練を行うとした。
メンバー皆賛同し、決してヘクトルに反旗を翻す様子を見せない隠密行動とすることを誓った。
・・・・・
・・・
モウハンはヘクトルへの御目通りをジルガンに依頼していた。
ヤマラージャたちと示し合わせた通り、ヤマラージャの存在をあえてヘクトルの耳に入れるためだ。
だが、なかなかヘクトルに会うのは難しい。
宰相とジルガンのみがヘクトルと定期的にやりとりをしており、基本的に政はヘクトルに指示を仰いでいる宰相が行い、他の国への支配体制を強化する活動に従事しているヘクトリオンへの指示はジルガンに出され、ジルガンから各ヘクトリオンに出されていた。
ジルガンからおそらく1ヶ月後くらいにヘクトルとの謁見が許されるはずだと連絡があった。
モウハンはその間、先行してナラカ内の必要な建物や設備の建設を始めた。
計画は各階層への行き来を限られた場所にすることと、ナラカと地上への行き来は1箇所にし、そこにナラカ天井に据え付けられた大きな屋敷を立ててレガラの守護を担う立場が住む場所とすること、そして第1層と2層、第3層と4層の間に街を作ることだった。
第1層と2層、第3層と4層の間に作られる街の建設は秘密裏に行われた。
ちょうどそこに広い空間があることがわかったのもあったのだが、これはナラカ第1層〜3層のいわゆるヤマラージャを慕っていた者たちが堕とされた居住区が発展するように見せては、ヘクトルに反乱の危険があると認識されてしまう可能性があるため、居住区はある程度質素にする代わりに物資の調達をできるようにすることと、革命軍の拠点にするのが目的であったが、その街の建設をオアシス計画と呼んだ。
そして1ヶ月後――。
モウハンはジグヴァンテにある王城内の謁見の間にいた。
赤絨毯の上で膝をつき首をたれてヘクトルの登場を待つ。
相変わらず透明の壁がヘクトルへの攻撃の一切を受け付けないことを物語っていた。
そして宰相が言葉を発する。
「ヘクトル様がお見えになる。頭を垂れよ。そしてくれぐれも面を上げるなよ。陛下の御前では何人もそのお姿を見てはならない。もしその目で陛下を見ようとすれば貴様らの目がこの場で抉り出されると知れ」
コツ・・・コツ・・・コツ・・・
ドサッ・・・
首を垂れ下を向かなければならないため、今回もヘクトルの顔を見ることができない。
「久しぶりではないかモウハン。励んでおるか?」
「はい!」
相変わらず老人の嗄れた声のようにも聞こえるし若い声のようにも聞こえる不思議な声だが、何より肌に突き刺さるような攻撃的なオーラを感じていた。
「して今日は何用だ?」
「はい!長年頭を悩ませていていたレガラ盗難に対する解決策をお持ちしました」
「ほう!我のレガラを不当に盗む輩どもを一掃する策をもってきたというのか」
「はい!少し違いますが私の計画ならレガラが盗まれるようなことはほぼなくなります!」
「申してみよ」
「地上とナラカをつなぐ通路を1箇所にします!そしてそこに関所を置き、どのような悪党や強靭な戦士でもねじ伏せるレガラを守る存在を置きます!つまりレガラの守護神です!レガラは今や監獄!監獄にいる囚人やナラカの罪人たちが勝手に地上に出ないように見張る絶対的存在!そして、レガラを盗む悪党には恐ろしい制裁を加え2度とレガラを盗ませないように心身に恐怖を受け付けます!これを行えば、現在レガラ収穫量が倍になります!」
「ほう・・・して、それだけの恐怖を植え付けられる存在とは誰だ?」
「はい!ヤマラージャです!」
モウハンがその名を出した瞬間に、その場の空気が凍りつくように張り詰めた。
流石のモウハンも汗をかくほどの凄まじいオーラを感じた。
「今・・・なんと申した?」
「はい!ヤマラージャです!」
「貴様、それをどこで拾うた?」
「第7層です!」
「なんだと?!」
「私が各層を見回っている際に第8層に繋がる回廊の入り口に全裸で倒れているのを見つけました!私はやつの存在を直に見たことがなくわかりませんでしたが、抱えて1層に戻った際にナラカに住む数名からヤマラージャであると聞きました!」
「・・・・」
ヘクトルは黙っている。
モウハンはこのまま言い切ってしまわないと不味いと考え、用意したシナリオ通りに話を進めた。
「もしヤマラージャであれば陛下に仇なす存在としてその場で切り捨てるつもりでおりました!しかしなんとその者は一切の記憶をなくしているのです!」
「なに・・?」
「自分の名前さえも忘れており、自分が誰か、なぜ第7層にいたのかも全くお覚えていない始末。ナラカでヤマラージャを知るものがいくつかヤマラージャなら知っていることを投げ掛けても一切覚えていないという有様でした!ただ!全く何も思い出せないにも関わらず、あまりに周りにいた者が色々と問いかけたため、癇癪を起こして暴れ出したので止めようとしたのですが、それはもう恐ろしい力で私でもその場に止めるのがやっとという馬鹿力でした!」
「それは誠か?」
「はい!そこで私は考えました。この馬鹿力を利用してナラカを守る守護として活用できないかと。かつてヤマラージャは戦争に明け暮れた慈悲なき剛将だったと聞きます。その噂だけでも窃盗組織への牽制になりますし、実際侵入しても必ずヤマラージャの場所を通らなければ行き来できないとあれば、下手をすれば殺される恐怖の存在として十分活用のメリットがあるかと思った次第です!」
「・・・・・」
長い沈黙が流れた。
その間モウハンは生きた心地がしなかった。
しばらくしてヘクトルは口を開いた。
「ジルガンに確かめさせよ。ジルガンが、ヤマラージャが記憶を失い我の手の中で扱える存在と認めたら貴様の提案を承認してやろう。ただし、ジルガンが危険と判断した場合は、貴様があれを殺せ。以上だ」
そう言うとヘクトルはかき消えた。
・・・・・
・・・
―――数日後―――
「どうも。お待たせしましたね」
モウハンはジルガンと共にナラカ入り口に向かっていた。
ジルガンは、モウハンがヘクトリオンになって以降もゲキ王国王子であることに敬意を表して丁寧語を使っていた。
ジルガンはなんだかんだ言いながらモウハンに対して面倒見がよくヘクトリオンの中で唯一信頼のおける男だったが、ごく稀に一瞬だけ見せる刺々しいオーラがあったため、完全に信頼はしていなかった。
当然ヘクトリオンは倒すべき相手のため、革命軍のことは話をしていないし、6国同盟のことも言っていない。
ヘクトルに会う前に、事前にヤマラージャと擦り合わせていたのは、ヘクトルが確認のために人を寄こすだろうということだった。
ヘクトル本人が現れることはないと推測していたが、ヘクトルが信頼していない者を寄こすとも考えにくく、おそらくジルガンか宰相だろうと踏んでいたが予想が当たった。
モウハンはカムフラージュのためヤマラージャをグラディファイサー養成所の中にある懲罰房の牢屋に入れていた。
「へぇ、ナラカもだいぶ変わりましたねぇ」
ジルガンは感心していた。
「そうか?」
「ああ。以前私が来た時は、まさに無法地帯でしたからねぇ。よくここまで短期間で治安を改善したものです。レガラの採取率が20%向上して多大な利益を生み出しているのはこの効果ってわけですね」
「ああそうだ!無法地帯では管理はできないからな!それに人々の意識も低いと窃盗組織の存在にも気づかないし情報も集まらない!だからまずここに住む者どもを変えるために環境を良くしたのだ!そして役割を与えた!それによって情報が集まるようになったからな!それに出入り口もある程度制限したから輸送経路の警備もしやすくなったからってのもあるぞ!」
「優秀ですね!あなた様をスカウトしてよかったですよ」
そう言いながら養成所へ向かった。
・・・・・
・・・
「ほう、これがグラディファイサー養成所ですか」
「そうだ!」
「ここのところ、ナラカから上がってきたグラディファイサーの活躍が目覚ましいのですがこれが理由とは・・・」
「治安を良くした理由は元々この養成所のためだったのだがな!規律を作らなければ養成所は成り立たない!規律は無法地帯には根付かないからな!」
50名ほどのグラディファイサーを目指す者たち、いわゆる訓練生トラクレンが実践さながらの試合をそれぞれ行なっていた。
それらを数人の教官と馬面をした背が高く細身の男が訓練試合を見守っており、時折大声で指示を出していた。
「あれは・・・ヤマラージャ王政時代に王の足と呼ばれた奇兵隊を取りまとめていた戦士アシュヴァシルシャではありませんか。ヤマラージャが見つかったとなれば真っ先に喜んだことでしょうねぇ」
「確かにあの馬面は喜んでいたな!色々とヤマラージャの記憶を取り戻そうとあれやこれは質問していたが、癇癪を起こしたヤマラージャにボコボコにされていたぞ!わっはっは!」
「ははは・・・そうですか。まぁいいでしょう。しかし、これは素晴らしいですねぇ。この施設、地上にも必要でしょうな。モウハン、すみませんが地上にもこのような訓練施設を作ってもらえませんか?」
「難しいのは教官だけだな!適したやつはいるか?」
「何人かはおりますよ。過去のグランヘクサリオスの上位者で既に引退した者が仕事を探していると聞いたことがありますからねぇ」
「わかった。それなら簡単だ!作っておこう!さぁ、こっちだ!」
そう言ってモウハンは懲罰牢へジルガンを誘導した。
牢は地下にあった。
薄暗くじめじめした廊下の先に扉がありその向こう側が懲罰牢だった。
ギィィィィィ・・・・
扉が軋んだ音を立てながら開けられた。
ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・
モウハンとジルガンは懲罰牢のある部屋に入った。
薄暗くて見づらいが牢の中に大男がいるのが影でわかった。
「誰だ・・・?」
低く重たい声が響く。
ジルガンは臆することなく鉄格子の目の前まで足を進めた。
そして指を鳴らして炎魔法で両脇にある灯りに火を灯した。
「へぇ、確かにヤマラージャだ」
「貴様もか・・・俺を誰と認識しようと勝手だが、そのヤマラージャとやらを俺に押し付けるな」
そう言いながらヤマラージャは鉄格子の目の前まで歩いてきた。
鉄格子を挟んでヤマラージャとジルガンは向かい合っている。
2メートルありガタイのいいヤマラージャに対して、1.8メートルのジルガンは明らかに気後れしてしまう体格差だったが、全く気にすることなくヤマラージャの目を見つめている。
「記憶がないんだってなぁ、あんた」
「それがどうした。というより貴様は何者だ?」
「本当に何も覚えていないのかい?」
「知るか。俺にとっては記憶などどうでもいい。ここから俺を出す権限があるならとっとと俺をここから出せ。窮屈だ」
「確かに窮屈だろうねぇ。それに私にはあんたをここから出す権限があるよ」
「なら早く出せ。殺されたくなければな」
「随分と荒っぽいんだなぁ。ところでヤミージョナがどうなったか知ってるかい?」
「なんだそれは?人か?記憶がないと言ったがお前には言葉を理解する能力がないのか?」
ヤマラージャは表情一つ変えず、汗もかかずに言葉を返した。
「ヤマラージャ、つまりあんたの妻だった女性だ。王妃だよ。そのヤミージョナは、ヘクトル様の指示によって醜い男どもに辱めを受けて最後は八つ裂きにされて死んだよ。その肉片は豚に食わせたがね」
「話の通じないやつだな」
「最後になんて言ったか教えてやろう。どのような辱めを受けようと心は彼の方のもの。そしてこの国を愛する王妃の気品は失いません。さぁ好きなだけ殺しなさい!って言ったんだよ。立派だねぇ。そういう人間はなかなかいないからなぁ。殺すのは惜しかったけど、ヘクトル様の命だったから仕方なく・・・最後は骨の数だけ切り刻まれたんだが、致命傷になるまで2時間くらいは生きてたなぁ」
「もう、気が済んだか?そんなやつのことは知らないし、そんな残虐な行為の話を聞いても面白くもなんともない。どうでもいいからとっととここから出せ」
「動揺一つ見せないとはねぇ・・・。これは本当に記憶とんじゃってるってことだろうなぁ」
「はぁ?何度も言っているだろう?」
「オーケー。ここから出してやろう。ただし条件がある」
「なんだ?」
「あんたはこのナラカと呼ばれる地下監獄からは出られない。この牢屋からはだしてやるがなぁ。そしてこの地へ入ってくる者、あるいはこのナラカから地上へ出ようとする者が行き来する資格があるかを見定める審判となるのだ。そしてなんらかの犯罪を犯すものには天罰を下す。その守護神となるのだ。この要求が飲めなければあんたは殺される。要求を飲んだあとこの盟約を破っても殺される。地上へ出ても殺される。理解したかい?」
「いいだろう。この狭い箱からは出られるのだろう?願ってもないことだ」
「グッド!」
こうしてヤマラージャはヘクトルから守護神となることでナラカ内で生きることを許された。
次は木曜日アップの予定ですが少し遅れるかもしれません。




