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<ゲブラー編> 23.クンバヨーニ

23.クンバヨーニ



―――翌日―――


スノウは羊皮紙に書かれていた通り、16時前にカシマへ続く扉のあるバーに来ていた。

無愛想なマスターにも慣れ、プレッシャーをかけられる前に飲み物を頼んで、ゆっくり時間が来るのを待っていた。


(そう言えば以前すれ違いざまにこれ以上関わるなみたいな事を言われたな。あれは王国関係者だったのか・・・。いや、そんな感じじゃなかった。これは勘だけど。まぁこの国、他の国からも警戒されてそうだしな・・・。敵もいるだろう。少し探ってみたほうがよさそうだな・・・)


「ん・・?」


(何だか眠くなってきた・・・もしかして薬でも盛られたか・・?どうやら預言者に会わせるためにはそこまでの道のりを知られてはまずいらしい)


スノウは解毒の魔法をかけたが、寝たふりをした。

預言者に会えればそれで目的は達せられるためそのまま眠ってもよかったが、警戒を怠っては不味いと考え眠らされたフリをすることにした。

しばらくすると小声の会話が聞こえ始めた。


「この人、雷帝じゃないか?」


「はか!しゃべんなって!もし起きてたらどうすんだよ!」


「起きてるわけないだろ!あの薬スパーキオさんが調合してんだから大丈夫に決まってるじゃんか!」


「ばかか!そういう情報をペラペラしゃべんなって言ってんだよ!」


「わかってるよ、いちいち言うな!それよりそっち持て!そう、肩のしたから抱え込むように持つんだよ」


「指図すんな、バカのくせに。お前も早く足を持て!違う!両脇で抱えるように足を挟んで持つんだよ!」


「うるせぇな!命令すんな!」


小声はまだ子供のように聞こえた。

スノウの感じる自身を抱える腕の大きさや力の入り具合からまだ12〜13歳そこそこの感じに思われた。


(落とすなよ?少しは仲良くやったらどうなんだよ。ってかおれに心配されるこいつらって・・・革命軍も人がいないってことか・・・)


スノウは何やら箱に入れられた。

その箱は台車に乗っているようで、しばらく転がされた。

その後、馬車に載せられ30分ほど移動したようだ。

スノウは箱の隙間から外を見ていたのと、運ばれる方向から大体の位置は掴んでいた。


「よし、おろすぞ!」


ガタン!!!


案の定箱を落とした。


(いてぇ・・。勘弁してくれよ・・全く)


「おい!お前のせいだぞ!」


「お前のせいだろうが!他人のせいにするな!」


「いいから早くも持ち上げろ、ここにセットして終了なんだからな」


「分かってるって言ってるだろ!いちいち指図すんなって!」


ガタタタン!


箱が何かの枠にセットされたような振動があった。


(何をするつもりだ?)


「早く押せ!ボタン!」


「うるせ・・」


ガタン!ビュアァァァン!!!


2人の会話の途中でボタンが押され箱が急降下し始めた。


(マジか!!)


スノウは起きてこの落下に備えるかどうかを考えた。

しかし、ここで殺されるような仕掛けがあるならそもそも共闘の誘いなどしないはずだと思い、諦めて落下の衝撃に耐えることにした。


ドォォォォン!!!


バゥゥゥゥゥゥン!!


落下の衝撃は何らかの緩衝効果によってバウンドして着地した。


(ふぅ・・・。なんとか無事に着地したようだ。落下したということはここもナラカのどこかか?)


その後、台車に乗せられてまたしばらく運ばれた。

そしてやっと箱が開けられた。


「よし、抱えてそのベッドに寝かせるぞ」


今度は普通の大人が抱えているようで安心できた。

先ほどのコメントの通り、スノウはベッドの上に寝かされた。

そして手足を枷で繋がれた。


(やれやれ・・・。取って食おうってんじゃないのに仰々しいな・・・。まぁこんな錠なんで魔法ですぐに壊せるからいいか)


それから30分ほど経過しただろうか。

想定されていた薬の有効時間が過ぎたあたりでわざとらしくならないようにスノウは目覚めたふりをした。


「目覚めたか?・・ウッ!!」


「こ・・ここは?・・!!!」


スノウはわざとらしく今起きましたという演技をしたが、目の前の男を見てゾッとした。


「お・・お前は・・・!?」


「貴様・・・強制ボルケーノバス行きになりたいのか?!なぜ清潔にしていない!!」


目の前にいたのはマシュだった。

彼はナラカのオアシスのシナノガワを仕切っている男で、やたらと匂いに敏感で汗臭かったり、服を洗っていない状態だったりすると突然怒りだし強制的に風呂に連れて行かれ地獄の攻め苦のように匂いが消えるまで洗われる。

スノウだけでなくソニアやナージャはシナノガワに言った際、強制バス行きとなり匂いがなくなるまで洗浄されたが、終了直後はズタボロ雑巾のようにダメージを負っていた。

今その再現が行われようとしていた。


「いや・・やめてぇぇぇぇーーー・・・・・」


・・・・・


・・・・


「これでよし。ふむふむ、なかなかいい感じになったじゃないか、スノウ」


「は・・・はい・・」


(てか・・なんで・・・こいつが・・・)


「すまないな、マシュはこういう男だ。大変だが、彼のおかげで革命軍のアジトや革命軍メンバーは清潔さを保てている」


(何の自慢?!)


相変わらず真っ直ぐで空気を読まない性格のバルカンがマシュの横で出迎えた。


「そ・・それで・・ここは?マシュがいると言うことはシナノガワのオアシス・・かい?」


「いやそれは言えない。地上か地下かも言えない。王国内外とも言えない。お前を預言者様に会わせるのは異例中の異例と思ってくれ」


「分かった。それでその預言者は?まさかこのマシュじゃないよな?」


「そんなわけないだろう?僕が預言者様に見えるのか?さぁその椅子に座ってくれ」


スノウは用意された椅子に言われるまま座る。


「バルカンも座ってくれ」


「ああ」


「じゃぁいくよ」


「ちょっと待て!何を・・?」


「しずかに」


目の前にいたはずのマシュが一瞬でスノウの背後にまわり耳元で囁いた。


「!!」


(なんだ?!そう言えば初めてこいつに会った時も動きの見えない移動があった・・・こいつは一体・・!?)


すると突如周りの景色が変わる。

まるでカルパを高速で移動しているかのような光の流れが見える。

そしてしばらくすると一気に視界が広がった。

広がった先にはビル群が見える。


(なんだ?!ま・・・まさか日本に戻ってきたのか?!)


そのビル群の中の一つのビルに近づき、その中の一室に飛び込む。

すると次の瞬間ドン!と革のソファに座らされた。

左隣でバルカンもソファに座っている。


「な・・・なんだ?!一体何が起こっている?」


(越界したのか?!しかも日本に・・・)


「安心しろ。大丈夫だ」


「何を根拠に言っているんだよバルカン」


「俺は何度かここにきている」


(これは・・マシュの能力・・・魔法?!魔法ならおれも使えるようになるはずだ、おれの天技なら使えるようになるからだ。だがその感覚もない。マシュの天技、特殊能力か?)


「怯える必要はないよスノウ・ウルスラグナ」


「!!」


今まで何もなかったところから声が発せられたと思っていたら目の前にもう一つ革のソファーが現れ、そこには少女が座っていた。

その姿は異様でまぶたが縫い合わされている。

そしてもう一つ異様なのがその少女の見た目に反して嗄れた老婆のような声だった。


「預言者様だ」


バルカンはお辞儀をしながらスノウに教える。


(こ・・こいつが?!)


「そう。こいつが預言者だよ」


目の前に少女は自分を指さして預言者と名乗った。


(心を読んだか?!)


「ああ。だから声に出しても出さなくてもいいよ。バルカンに聴かれたくなければ心の中で話せばいい」


「ああ。俺のことは気にしなくていい。お前の聞くべき言葉だからな。俺はこの場の安全を確保する役割にすぎない」


バルカンはそう言うと目を閉じた。

スノウは元々の説明のつかない潜在能力や魔力量に加えて特殊な天技のおかげで異常なほどの強さを身につけているが、心の中を読まれる際の防御の仕方は知らなかったため、なす術なくよけいな事を考えるのをやめた。


「改めて自己紹介しようかの。我はクンバヨーニ。預言者だ。まぁ預言者と言ってもとある基盤となる世界線の部分部分しか見ることができない程度だがの」


(世界線・・・無数の並行世界が存在するって考え方のやつか・・)


「そう。お前さん話が早くて助かるの」


スノウはしまったと言う顔をした。心の中で考えてしまったらかだ。


「まぁまぁそう警戒しなさんな。ん?おやまぁ。あんた面白いもん背負ってるね。しかも頭に」


(ああ、オボロですね。以前いたホドで戦った魔物でしたがひょんな事から憑依されてしまって一緒に行動してます。眠ってますけど)


「なるほど。だいぶ疲れとるみたいじゃからもう少し寝かせておやり。それで?」


「それで?」


「んん?聞きたい事があるからここへきたのじゃろ?」


「ああ、そうです。おれはどうしてもホドへ戻りたい。なのでこの世界から越界する方法を聞きたい。それを聞きにきたんです」


「なるほどの。お前さんゲブラーへはティフェレトから来たようじゃの。その時に使った古代の装置があったようじゃが、それと同じものがこのゲブラーにもある」


「それはどこに?!」


「ゾルグ王国の王城内にひとつ。そしてプロメテウス大火山の北、秘境ガルディオラにある古代遺跡の中にひとつ。合わせて2つじゃの」


(まじか!このゾルグ以外にもあるならそっちを当てにした方がいいじゃないか!)


「だがの・・・、残念じゃがガルディオラにある古代装置に今は使えんの。100年以上前にあれを使った者がおってそれで現在エネルギーを溜め込んでいる最中じゃから」


「どれくらいかかるんですか?」


「ざっと300年くらいかの」


「はぁ!?」


「ふぇぁっふぇぁっふぇぁっ。ざぁんねんじゃったの」


「ちっ!」


「スノウ、預言者様に失礼だぞ!」


バルカンが怒り出す。


「ええのええの。それだけホドに帰らないかん理由がこの子にはあるんじゃの。それでじゃ、もし越界したければヘクトルの居る王城で古代装置を使うしかないんじゃが、ヘクトルに見つからずにその場所に行き着くことはほぼ不可能なのじゃの」


「なぜ?」


「あやつには何か秘密があるようでの。その秘密に極めて近い場所にその古代装置もあるゆえ、厳重に守られておって、如何に信頼されたヘクトルの配下であってもほんのちょっとでも足を踏み入れるどころか、見ただけで殺される。それが理由じゃの。あぁ、くれぐれも忍び込んで見つかったら暗殺するとか考えん方がよいの。」


「なぜだ?」


(心読むどころか先読みしやがった)


「ふぇぁっふぇぁっふぇぁっ。ヘクトルは強いからだ。理由はわからんが異常なほど強い。革命軍総力を持ってしても勝てない」


「じゃぁおれが越界する方法ないじゃないか!」


「はーなしは全部聞くんじゃの。そこでお前さんの存在じゃの」


「おれの存在?」


「ああ。我の見る未来は極めて部分的だが、お前さんが越界する姿がみえた世界線があったんじゃの。その手前にあった出来事は過酷だがお前さんがヘクトルと戦っている姿があった。革命軍と共に戦っている姿がの」


「・・・」


(そうきたか・・・どうしてもおれにヘクトルと戦わせたいらしいな)


「そうじゃない。お前さんの越界は今後の世界にとって必要なことなんじゃの。我はその未来を探しておったんじゃが、それを見つけてそこに至る道筋を見てきたところ、たまたまそういうことじゃったということじゃの」


「おれの越界が必要?どういうことですか?」


「それはまだ言えん。言えんというのは言わない方がよいとかじゃなく言う事が許可されてなくて言いたくても言う事ができないってことなんじゃの」


「誰の許可ですか?」


「それも言えん。いずれお前さんも会うだろう。だがこれはこのゲブラーだけの問題じゃないんじゃの。・・・さて、我が未来を伝えられるのはここまで。他に何か聞きたいことはあるかの?」


「山ほどあるんだが、仕方ない。どころでここは一体?」


「ここか?ここはマルクトとリンクした擬似世界。ギンヌンガガプと呼ばれる場所にほど近いところじゃの。我はそこで観測しておる」


「マルクト?ギンヌンガガプ?わかるように説明してくれませんか?」


「マルクトはお前さんのよく知る物質世界、地球じゃの」


「地球!」


「そしてギンヌンガガプとは並行宇宙とつながるゲートじゃの。これ以上は今は言えん。じゃがお前さんがいくつもの世界を超えた後に必ず関わる場所。今は忘れてしまってもかまわんがの。そろそろ良いかの?あまり長い事会話はできんのじゃの」


「あとふたつ!おれはホドに帰れるんでしょうか?」


「ああ、もちろんじゃの。お前さんはホドだけじゃなく、いろんな世界を行き来する。もちろんマルクトもじゃがの」


「最後、おれは一体何者なんですか?あんたはおれの事をスノウ・ウルスラグナと呼んだ。この世界では誰にも言った事のないウルスラグナの名を。ホドでは英雄神とも言われた。一体おれは何なんですか?」


「おっと・・・、もう時間切れのようじゃの。それはお前さん自身で見聞きし理解するしかない。理屈じゃない、これはお前さんの物語でお前さん自身が気づき紡ぐものじゃから・・それでは・・たの・・こ・・すべ・せかい・・すく・・れ・・」


話終える前に椅子から引き剥がされるよな感覚で今までいた場所から強制的に後方に吸い込まれるような感覚に陥った。

そしてまたカルパを高速で移動するような感覚となり、気づくとマシュのいた部屋で椅子に座っている状態だった。


「な・・・なんだ?ここは・・?戻ってきたのか・・・?」


「そうだ」


横を見るとさっきまで不思議な部屋でクンバヨーニと呼ばれている少女と一緒に話をしていたバルカンも同じように元々座っていた椅子にもたれかかって座っていた。

そして目の前にはマシュがいた。


「聞きたいことは聞けたのか?」


バルカンがスノウに問いかける。


「いや時間がなくて全て聞くことはできなかったが、見えた部分もあった。ありがとう、この先の未来をどうするのかはじっくり考える必要があって、それを整理するには少し時間が必要だ。だが安心してくれ。約束通り共闘する。どうやらヘクトルを倒すことはこの世界を救うとかいう以前の問題らしいからな」


「なんだかよくわからんが、お前が果たすべき責任が見えたと言うならよかった」


「ん?」


「ん?」


「なんだか汗臭いな」


「ば・・バルカンだろう?!」


「バカ言うな!俺は清潔だ!汗一滴かいていないぞ!」


「クンクン・・・」


「汗・・かきまくったな・・スノウ」


またもや一瞬にして背後に周り耳元でマシュは囁いた。


「ち!違う!これはバルカンだ!」


「クンクン」


今度は一瞬でバルカンの背後に立ち耳元で囁く。


「ふむ・・・お前も汗かきまくったなバルカン」


「ばかな!俺がなぜ汗をかくか!やめろ!俺は違うぞ!認めん!」


『ぎぃぃぃやぁぁぁぁぁぁぁぁーーーー・・・』


恐ろしいほどの力で引っ張られ地獄の洗浄プロセスへ放り込まれた。

そして数分後、またもやズタボロの雑巾のように放り出される。


「よし、きれいになったな。気分がいい」


「あ・・がが・・・」

「ぐ・・ぎぎ・・・」


「じゃぁそろそろ帰れ」


そういうと急な眠気に襲われた。

魔法で解除する気力も残っておらず、なされるがままとなり気がつくと最初のバーの一角でテーブルに突っ伏して寝ていた。

目の前ではバルカンも突っ伏して寝ていた。


「ん・・ここは」


「なぜ俺まで・・・」


「戻ってきたのか・・」


「なぜ俺まで・・・」


「お客さん」


『うわぁ!!』


「注文・・しないのか?」


「あ、あぁそ・・そろそろお勘定・・・」


「スノウ、もういっぱいくらい付き合え。俺がおごる」


「あぁ、まぁそれもいいかもな」


「マスター。俺にはエールを。スノウもエールでいいか?」


「ああ」


それから2時間、ふたりで飲み語った。

どうやらバルカンという男、なぜかスノウとの相性は良かったようで気を使うわけでもなく会話のテンポや会話への入ってくる内容も心地よいものだった。

特に驚いたのは猪突猛進型に見えて、意外にも聞き上手だったことだ。


(人は見かけによらないもんだな。なるほど革命軍の副総帥に選ばれるほどのことはあるということか。人の意見を聞かないやつは信頼は得られないからな)


越界して以降、心地よい会話は久しぶり、いや越界前から心地よい会話ができる相手はいなかったことから初めてと言えるだろう。

ホドのレヴルストラでは騒々しい中で厚い信頼関係に包まれて、ティフェレトでは自信のないままリーダーとして仲間を率いていたスノウにとって意外にも心休まる瞬間はなかった。

強いていえばニンフィーが心休まる相手だったかもしれないがどちらかと言うと癒しの存在だったからだ。

それがまさか面倒な相手と思っていたバルカンに居心地の良さを感じている。


「そうか。お前なかなか数奇な運命を辿っているんだな」


「ああ、だがおれの感情を無視して色んなものに巻き込まれたよ。押し付けられるかのような厚い信頼や全部乗せてくる重たいリーダーシップの期待とかな」


「ははは、そりゃぁ大変だったな。わかるぞその感覚は。俺もこんな性格だからな、昔はなかなか人に馴染めずに周りに対しては諦めしかなかった。そんな俺に揺るぎない信頼をおいてくれた俺の剣の師匠がいてな。そして気づいたら色んなやつらから革命軍をひっぱれって重たい期待感がよせられているよ」


「なんだ、お前も同じか!元々はウジウジしてたやつなんだな!」


「まぁな!お前と一緒だ」


「お互い辛いな」


「だが、得るものもめちゃくちゃ大きい」


「だな。かけがえのないものばかりだ」


『ははは』


バルカンも同様になぜか心の中を素直に曝け出せる相手と感じたようで、楽しい時間が過ぎて行った。








次は木曜日のアップ予定です。ここからゲブラーの物語が大きく進展してきます。

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