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赤き朝

Side長谷川

起きてください。同志、同志!


うるさいな全く、煩いテレビを付けて俺は寝てたか? しかもよりによってスターリン同志かソビエトの映画をやっているなんてな。眠いがテレビを消して二度寝しよう。

長谷川は起き上がった。


「うん?君は誰だ?そしてここは?」

長谷川は目の前の人物に問う。


「同志、私はキーロフであります。ここはモスクワにあるクレムリンの同志の部屋です。」


何だと!言われてみたら写真で見たセルゲイ・キーロフに似ているな、あの資料を見たおかげでスターリンになった夢をみているのか?ならば…

「同志キーロフ、今日は何年かね?」

長谷川は質問した。


「同志スターリン、今日は1925年の1月26日であります。」


「同志キーロフよ反逆者トロツキーは何処へ?」

長谷川はキーロフに問う。


「トロツキーは今市街にいると思われます。」


「そうか。よろしいならば同志キーロフよ反逆者トロツキーを安眠させてやれ。」

長谷川は微笑みながらそう言った。


「同志スターリン、それは…」


「愚図は嫌いだぞ同志キーロフ?」

長谷川は髭を弄りながらキーロフに言った。


「同志スターリン、それは事を…するということですか?それとも…」


「私は愚図は嫌いだと言ったんだ同志キーロフ!」

長谷川は凄んで言った。


「はい!わかりました。同志スターリン!」


「それと今日は飲まんぞと同志達に伝えておく事だ同志キーロフ。」


一瞬驚いた顔をしたキーロフだったがすぐに元に戻り「わかりました。同志スターリン。」と言うと走りドアを閉めた。


まだ夢は覚めないのか長い夢だなぁ全く俺はそんなに疲れていたのか?夢の中だが一寝むりするか。


そんな長谷川にドアから声が聞こえてきた「同志スターリン、今日の仕事はどうなさるんですか?」と長谷川は夢では無いことを理解した。



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