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クリスマスの詩  作:春野天使

      聖なる雪 〜旅人の詩〜



      聖夜の街に 雪が降る

      風に乗り 輪を描くように

      天上から舞い降りてくる


      遠く聞こえる 讃美歌の歌声

      家々の窓灯りの向こうから

      楽しげな人々の笑い声が聞こえる


      全てのものを 白銀に塗り替え

      雪は 静かに降り続ける


      孤独な旅人の頭上にも

      同じように雪は降り積もり

      その足跡も 白銀に塗り替えていく


      外吹く風は 冷たくとも

      今宵の雪は 暖かい

      今宵の雪は 聖なる雪





       クリスマスに愛を



      むかし、むかし、あるクリスマスの日。

      三人の旅人が、神様の元に

      クリスマスのお祝いに訪れました。

      一人は、髭をはやしたりっぱな身なりの老人

      一人は、美しく着飾った美女

      そして、もう一人は貧しい羊飼いの少年でした。


      老人は、神様に、光り輝くたくさんの金貨を

      美女は、山のような美しい宝石を捧げました。

      けれど、貧しい羊飼いの少年は

      捧げるものが何もありませんでした。

      少年は、神様の元にひざまずいて言いました。

     「神様、わたしには金貨も宝石も何もありません。

      けれど、あたなたをお慕いする気持ちなら、

      心の中から溢れるほどたくさんあります。

      わたしはあなたに、変わらぬ愛を捧げます」



      やがて、月日は流れ

      輝かしい金貨も、美しい宝石も

      全て朽ち果ててしまいました。

      けれども、少年の捧げた変わらぬ愛は

      今も永遠に人々の心の中に残っているのです。

      そして、クリスマスが訪れるたびに人々に語り継がれ

      その心を愛でいっぱいに満たしてくれるのです。

  

かなり以前に作ったクリスマスの詩です。

詩は滅多に作りませんが、チャレンジしてみました。詩と言えるかどうか分かりませんが…(^^;)少しでもクリスマスの雰囲気が伝わると嬉しいです。

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