2−3“『透視(パスティート)』”
はい。華邨りいです。
情神の口調なんですが…ご予想の通り、転スラの智慧之王がモデルです。
此の儘だと何か言われそうなので…口調、変えます。
更に、追加情報です。
文章量は少なくなるかもしれませんが、週2投稿にしようかと考えています。
日程は『毎週水,金9時』です。
最近PV数が増えてきて嬉しい限りです。
頑張りますので、今後ともよろしくお願いします。
ーー「いよいよ幻影都市に入る訳だが、中はどうなっているんだ…?」
『位置情報提示』は持っているが、今使える様なスキルではない。
新たなスキル入手…が良いか?
【どの様なスキルをご所望ですか?】
情神も新しく手に入れたスキル、『魔術操作』のおかげで使える。
だが、中の情報は分からないらしい。
内部情報が分かる最善策は…
「“透視”だ。“透視”のスキルが欲しい。」
周りが霧で囲まれているから中が見えない。
なら霧を無視して中を覗けば良い。
【………完了。取得しました。Rランク、スキル名『透視』です。】
よし、取得した。『透視』か。成功してくれると良いが…
物は試し用。1回やってみるが吉、だな。
「スキル発動。『透視』。」
………ん?何も…変わってなくないか?失敗、か?
【失敗はしていないと思われます。憶測、片目だと発動可能】
片目………成程?やってみるか
………!透ける、透けるぞ!片目だと正常作動する!成程な!!
ありがとう情神!これで中の様子が見え………あ。
「やべぇ。透けるからって全部見えるわけじゃねぇ」
ここは幻影都市だ。建物が大量にある。
1つまでしか透視出来ないのか、建物で遮られてしまうようだ。
「クッソ…ここまで来て挫折か…?困ったな。」
透視できる量を増やす方法…
スキル進化か?進化させれば鏡帝回復みたいに能力が上昇するだろうし…
【『透視』進化所要素材、暗乗蝙蝠の羽×10】
#暗乗蝙蝠#
習性:名の通り暗転、暗闇を好む。基本的には洞窟に住むケースが多い。
属性:基本は『闇』。稀に『迅』を持つ個体あり。
特徴:『音』属性の魔術を持っている個体が多い。
暗乗蝙蝠…?聞いたことないし素材も持ってない。
クレンさんなら持ってるか?
≠≠≠
ーー「へ?暗乗蝙蝠の素材?」
一通り現状を話した後、素材を持っているか聞いてみた。
クレンさんはX級だし、持ってる…よな?
「暗乗蝙蝠はレアエネミーだよ?そう簡単に持ってないことが多いかな…。」
#レアエネミー#
稀にしか出現しない妖魔のこと。
妖魔は妖魔ごとに『出現確率』というものが存在する。
「え…持ってないんですか?」
だとしたら『透視』の進化はできない。
情神によるスキル取得も再利用時間が終わってないし…
#情神によるスキル取得の再利用時間#
情神はあらゆるスキル、魔術をランダムで強制入手できる代わりに
1度使用すると1時間の再利用時間を必要とする。
困ったぞ…。再利用時間が終わるまでの小1時間、また待機か…?
これ以上待機するのは……
「いや、僕持ってないとは一言も言ってないんだけど…?」
「……へ?クレンさん、今なんと…?」
「だから、普通は入手しづらいアイテムだけど、僕は持ってるって言ったの!」
も、持ってるのぉ!?
「ちなみに何枚持っているんですか…?」
ー10枚以上あればOKだ。
10枚を超えれば超えるほど有難いが…
「え?えっと〜……28枚…だね」
は…?え、ん〜?えぇ〜っと…?ん?んん〜?
【通常進化の場合、3段階進化まで可能です。】
「え、えぇぇぇぇ!?な、何ちゅう量持ってるんですか!!」
情神の補足…3段階進化。便利性の幅がめっちゃ広がるぞ!?
「あの…譲ってもらえたりしませんか…?」
今の所の頼りはクレンさん、貴方だ。
貴方が此の素材を譲渡するかしないかで此の後の行動が変わるが…
どう出る…?
「譲る?問題ないよ!使い勝手無いし、此の羽」
……本当か!?有難い!じゃあ早急的にに進化を行うのが正解だな。
ークレンさんは優しかった。
困っている人がいたら見過ごせない性格らしく、おかげで街や他の冒険者からの
支援も厚いそうだ。
≠≠≠
俺はクレンさんから暗乗蝙蝠の羽を28枚、全て貰った。
今此の時間迄貯めていた素材を使って良い、というのは嬉しいものだ。
【必要素材の譲渡を確認。『透視』、進化可能です。】
ーご報告ありがとう。
じゃあ、やるとしますか!
「スキル進化、『透視』!」
【了解。スキル進化を開始します…………
ー失敗しました。】
え、何で進化できない…?
素材は集まっているはずだろ?不具合か何かか…?
【解答。スキルの『熟練度』が足りないと思われます。】
じゅ、熟練度…?
確かに武器とかによって『熟練度』が存在するゲームはあるが…
【然り。伊戸様のご想像の通りです。
スキル、魔術、その他諸々を含めた全てのモノには『熟練度』が存在します。】
その他諸々も含むのか…。
その『熟練度』による恩恵ってのは何があるんだ?
【解答。『熟練度』を上げることでそのモノの基礎能力向上が主に恩恵として受けられます。
又、今のように進化できない魔術やスキルも進化可能になります。】
ほうほう。確かに俺は『透視』を1度しか使っていない。
『回復』は『始まりの街』に向かうまでに多々使用していたからな。
じゃあ此の場で『透視』連発するか…?
いやでも再利用時間が…
【提案。LvUPはどうでしょう?】
LvUP?スキルにもLvって存在するのか?
【解答。此の世界の森羅万象全てのモノにはLvがあります。】
……成程。
で、LvUPの場合『熟練度』は関係ないと?
【然り。LvUPにも素材は必要ですが、圧倒的に楽です。】
ほほ〜ん?
で、LvUPの必要素材はな何なんだ?
【解答。暗乗蝙蝠の羽×1。】
急に必要数下がったな!?
まぁ、でもLvUPができるならやるに越した事は無い…な。
「OKだ。情神、『透視』のLvUPできる限りしてくれ。」
【了解。LvUPを開始します………
—成功しました。Lv1→25】
25!?急に上がったな!!詳細を教えてくれ!
【了解。今回のLvUPの詳細提示、開始します。
・必要魔力量に減少補正×15回
・透かす事の出来るモノの数+5
・条件進化可能数+1】
おぉ!色々と変わってるな!
『条件進化』…?はどうあれ『透かす事の出来るモノの数+5』は有難い!
「あの、伊戸くん?さっきから何を…?」
あ、クレンさんの事忘れてた(忘れるなよ)。
状況報告しないとな、
≠≠≠
「成程、LvUPをしてたんだね。で、僕の素材は役に立ったかい?」
「勿論ですよ!本当に有難う御座います!」
今回のLvUPはクレンさんのおかげ、と言っても過言ではないと思う。
いや、断言できる。クレンさんのおかげだ。
此れでやっと、やっと『幻影都市』の把握ができる!
長かった………。
ーーさぁ、やるとするか!
「スキル発動『透視+25』ッ!」
2−4に続く。
secret
1.進化条件を変更。
→Pではなく素材に。
2.MPではなく魔力表記に変更。




