夏の予定
20分ほど電車に揺られ、学校の最寄り駅に着いた。もうこの辺からは同じ学校の人で密集している。
自分1人の静寂と、周りの人間から発せられる騒音の入り混じりが、私を学校へと引き寄せる。
「ハナビおはよう〜」
「お〜う…和葉おはよう。今日も元気だね」
同じクラスの親友、内川和葉が教室の机で寝そべっている私の元へ来た。彼女はショートカットの見た目通り活発な女の子で、私も見習わないとと思ってる。
「どうしたの?今日は終業式じゃん!嬉しくないの?」
「もちろん嬉しいよ。でもちょっと寝不足でさ…」
「夜更かしはダメだよ、ハナビ。ウチみたいに10時には寝なきゃ!」
「高校2年生にもなって10時に寝ちゃうカズハみたいなやつの方が珍しいよ!」
「えへへ…いいでしょ!健康だし。…それよりさ夏休みプール行こうよ、プール!」
「えぇ…私水着持ってないよ。プール以外であそ…」
「大丈夫!一緒に買いに行こ!」
私の言葉を遮ってまで誘ってくる…。ここまで来たら断る理由もない。私も泳ぐの好きだし。
「いいよ。一緒にプール行こう。水着も一緒に買いに行こうね」
「うん!私がハナビに1番似合う水着を選んであげるよ!」
ーーこうして、私の無色の夏休みに色がつき始めていく。
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