た・す・け・て☆ビーフストロガノフ
待っていたのは君のほう
なんでたすけてくれないのって
今日も言わない 嘘の堆積
「どうせたすけてくれないくせに」
たすけてほしい? ペテン師も真っ青
そのとき いつも後ろ姿だったこと
振り返らない優しさなんて
背中に汚物を投げつけるとき
どんな目をしているかなんて
「ずっとたすけてくれてたんだね」
救いようのないありがとう
「きっとずっとこうしてほしかった」
言えば言うほど救われ難い
悪いけどもう 振り向くことは
へばりついたまんまの汚物が
やっと干からびてきたみたいで
助け舟の代わりに 救いの手を
もう汚物に触れることのないように
最後くらいはキレイになって
後ろ姿に祈ってみても
どんな目をしているかなんて
抱きしめる代わりに 背中を押すよ
落ちてく喪屑 ゆらゆら ゆらり
波音の隙間 溺れるようで
祈りの言葉 吐き捨てるようで
気付くのが遅すぎるのは
いつものことで
馬鹿でも言える 馬鹿には言えない
デタラメの和音 「ゴ・メ・ン」のコード