雪遊び 【しいな ここみ様主催 冬のホラー企画3】
「今なら間に合う・・引き返すんだ・・この森に入っちゃいかん」
「この季節に・・この雪が・・・降っている時に・・」
「命が惜しければ・・先に進んじゃいかん」
「ワシは忠告したぞ!・・どうなっても・・知らんからな!?」
貴方は何故か此処に来て居ました。
ゆきや こんこ
あられや こんこ
吐く息も凍る様な寒い冬です。
ふっては ふっては
ずんずん つもる
辺り一面まっしろです。
やまも のはらも
わたぼうし かぶり
樹木が氷の衣装を身に纏っています。
かれき のこらず
はながさく
無音の世界です。
ゆきや こんこ
あられや こんこ
命の気配が在りません。
ふっても ふっても
まだ ふりやまぬ
引き返さないといけない。
よろこび そう思っているのです。
ですが足は自分の意思とは反対に。 かけまわり
は
ねえ
ゆきや
ねぇ
ねぇ
こん こん
ねぇ
ねぇ
あたり いちめん
ねぇ ねぇ
ゆきよ ふれ ふれ
ねぇ ねぇ
まっしろ
ねぇ ねぇ
だね?
ねぇ ねぇ ねえ ねぇ ねぇ ねぇ ねぇ
いっしょに
ねぇねぇねぇねえねぇねえねえねえねぇねぇねぇねえねぇねえねえねえねぇねぇねぇねえねぇねえねえねえねぇねぇねぇねえねぇねえねえねえねぇねぇねぇねえねぇねえねえねえねぇねぇねぇねえねぇねえねえねえねぇねぇねぇねえねぇねえねえねえねぇねぇねぇねえねぇねえねえねえねぇねぇねぇねえねぇねえねえねえねぇねぇねぇねえねぇねえねえねえねぇねぇねぇねえねぇねえねえねえねぇねぇねぇねえねぇねえねえねえねぇねぇねぇねえねぇねえねえねえねぇねぇねぇねえねぇねえねえねえねぇねぇねぇねえねぇねえねえねえねぇねぇねぇねえねぇねえねえねえねぇねぇねぇねえねぇねえねえねえねぇねぇねぇねえねぇねえねえねえねぇねぇねぇねえねぇねえねえねえねぇねぇねぇねえねぇねえねえねえねぇねぇねぇねえねぇねえねえねえねぇねぇねぇねえねぇねえねえねえねぇねぇねぇねえねぇねえねえねえねぇねぇねぇねえねぇねえねえねえねぇねぇねぇねえねぇねえねえねえねぇねぇねぇねえねぇねえねえねえねぇねぇねぇねえねぇねえねえねえねぇねぇねぇねえねぇねえねえねえねぇねぇねぇねえねぇねえねえねえねぇねぇねぇねえねぇねえねえねえねぇねぇねぇねえねぇねえねえねえねぇねぇねぇねえねぇ
ねえねえねぇねぇねぇねえねぇねえねえねえねぇねぇねぇねえねぇねえねえねえねぇねぇねぇねえねぇねえねえねぇねぇねぇねえねぇねえねえねえねぇねぇねぇねえねぇねえねえねえねぇねぇねぇねえねぇねえねえねぇねぇねぇねえねぇねえねえねえねぇねぇねぇねえねぇねえねえねえねぇねぇねぇねえねぇねえねえねぇねぇねぇねえねぇねえねえねえねぇねぇねぇねえねぇねえねえねえねぇねぇねぇねえねぇねえねえねぇねぇねぇねえねぇねえねえねえねぇねぇねぇねえねぇねえねえねえねぇねぇねぇねえねぇねえねえねぇねぇねぇねえねぇねえねえねえねぇねぇねぇねえねぇねえねえねえねぇねぇねぇねえねぇ
まるくなる
「またか・・だから言ったんだ・・この季節に、雪が降っている時に、この森に入るなと・・」
ゆきや こんこん
あられや こんこ
ふっては ふっては
ずんずん つもる
やまも のはらも
わたぼうし かぶり
かれき のこらず
「これで・・ゆきがっせんが・・できる・・もっと・・よばなきゃ・・」