6 クエスト
魔法の性質についてキャラクターに説明させるのはもう嫌だからここで説明!!
早速、新しい情報を開示する.... 前に、メーティに言われた既存の情報を整理しよう!
・異世界のほとんどの人々は[魔力]を持っている。魔力は遺伝子によって遺伝する為 魔力を持たない家系は永久に魔力を持てないが、魔力を持てない人はほとんど居らず 一部の少数民族くらいである。
・魔力は遺伝するが、 [じゃあ魔力が強い家系が永久に最強なのか?]と言われたらその限りではない。魔力は努力して鍛える事が出来る。
・魔力は、血液のように 体に[流す]事が出来る。(それを利用して 物や体の一部に魔法を掛ける事が出来る)。
・[魔法]は、手や杖を介して特定の魔力を放出する事を指す。
・[魔技]は、[剣や弓などを武器に流す]または[武器を介して魔法を放出する事]を言う。
ここまでが既存の情報。
正直ここらで脳がおかしくなりそうだったら、この先は色んな意味で厳しいと思う...
新規の情報!
・魔法の属性には、火・氷・水・風・光、雷・闇・造・聖属性があり、更に準属性として爆裂・香属性等がある。
・魔法が魔法としての役割を果たしている時は、属性に限らず 特殊な物質[魔物質]になる。魔物質は 触った者に痛みを与える物質。
魔法としての役割を果たし終わると 属性通りの物質になる。
・[魔法としての役割を果たしている時]とは、単発系の魔法(例えば、火属性の[火弾])なら[火弾]が物質と接触する瞬間[まで] 魔物質の状態になる。
連続・光線系の魔法(例えば、魔法ではないがレーザービーム)は、単発系の性質が凄まじい間隔で連続しているので、受ける身だとしたら魔物質の痛みと属性の効果を同時に長時間受けている事になる。
...まあ、ここまで色々言ったけど、魔物質を[ダメージの当たり判定]と思ったら魔法の性質は理解出来てると言って良いと思います。
ところで、[造属性ってなんだ?]ってブロリーみたいな事思った人も居ると思いますが、それはこの話で明かされます!
受理するクエストが、中高生くらいの体格の少年と被った。
合志「あ....」
少年「あ~、あの~.....」
この少年は赤い眼鏡を掛けている。
少年「このクエスト多人数で受けれるんで、二人でやりませんか?」
合志「そうか... じゃあ、そうしよう...」
△ という事で、二人でクエストを受理した。
クエストの内容は、近くの森に出没する[フェンリル(正式名称:マノカゼオオカミ)]を10匹狩猟、そしてそれの証明として フェンリルの牙40本を納品するというモノ。
報酬は300シング。
少年「フェンリルは、風属性魔法を使う[魔獣]なんで注意しましょう...」
合志「成る程な...
というか、敬語を使わなくて良いぞ。
疲れるだろうし、俺もガチガチの丁寧語で話されても少し困るからな。」
そう言うと、少年の表情は緩んだ。
少年「あぁ! そうすか!」
ムキブー「俺、[ムキブー]っつって、15歳のCランク冒険者っす!
造属性が得意っす!」
合志「成る程な...
俺はヨーロー・コーシ、23歳の異世界転移者だ。 ランクはD。」
ムキブー「な... 23歳!?」
(老けすぎだろ...)
合志「あぁそうだ。
だから、その変な っす っす 言う口調もやめて素で話して良いぞ。」
ムキブー「あ、おう.... 分かった。」
▲ 合志達は森に出発し、40分程で森に着いた。
合志(ここは最初の森とは別の森か...)
ムキブー「近くにフェンリルが居ると思うから、注意しないと...」
合志「そうだな.........」
そして、合志は魔法陣を両掌に設置した。
△ それから4分程歩き続け...
ムキブー「.......おっ...!」
ムキブーが 突然呟いた。
合志「どうした?」
すると、ムキブーは10時の方向に指を指した。
合志はその方向を見ると...
合志「...そう言うことか。」
「グルルルルル...」
20m程離れた所に、低く唸り 草を踏みにじりながら歩くフェンリルが居た!
ムキブー「[操短剣]!」
ムキブーはそう叫ぶと、突然 具現化された半透明で橙色のナイフが ムキブーの掌上に浮かんだ!
ムキブー「死ね!」 すると、
フェンリル「!!」
ビュゥッ!
フェンリルの方向にナイフが飛んでいき...
グザァッ!
フェンリル「ガァグァァァッ!!!」
フェンリルの左目に突き刺さった!
合志(魔法か...)
ムキブーが使用した魔法 [操短剣] は、具現化した短剣を操る造属性の魔法である。
フェンリル「ク゛ル゛ル゛ル゛ル゛...
グア゛ァァァァ!!!!」
激昂したフェンリルは、ムキブーの元に飛び掛かって来た!
ムキブー「 ッ 」 パッ…
ムキブーは操探険を発動するが、
ジァァァァ!!!
フェンリル「ク゛ェ゛──」
合志が放ったレーザーがフェンリルの首元に命中、首と体が分離してフェンリルは死んだ。
ムキブー(あれを使うまでは無かったか...)
「まさかビームが出されるとは、思ってなかったぜ...
ありがとよ。」
ムキブーは、フェンリルの牙を ナイフで剥ぎ取りながら言った。
合志「いや、唯 タイミングを合わせてこれをブチ放っただけだ...
どうという事はない。
だが...」
すると、合志は辺りを見渡し...
合志「───この量をカバーするのは無理だな。」
と言った...
なんと、二人の回りを囲むように 大量のフェンリルがぞろぞろと現れたのだ!
フェンリル達『グルルル...』
『ガアァァァ.....!!』
フェンリル達は 二人を威嚇している。
合志「何だこいつ等は... 50匹は居るんじゃないか?」
そう思いながら、合志は魔方陣を掌にセットした。
ムキブー「...めんど...
ま、探す手間が省けたからいっか。
操短剣!」
パッ
ムキブーが大量の操短剣を発動した、その数瞬!
フェンリル達『ガァァァァァァ!!!』
『グルァァッ!!!』
フェンリル達が飛び掛かって来た!
ムキブー「うぃッ!」
ムキブーはそれらを最小限の動きで回避し...
ムキブー「死にやがれ!」
ビュビュビュビュ───
操短剣をフェンリル達に飛ばした!
グザグザグザグザ...
フェンリル『グォグァ!』 そして、
『グルァッ!』 それらは確実に
『グルルルル...』 フェンリルに
『ン?』 命中していった。
合志「じゃ...」
合志は、止めを指そうと フェンリル達に掌を向けるが───
ムキブー「右に避けろッ!!!!!」
合志「!?」 合志は 言われた儘右に飛び込んだ。
ヴゥゥゥゥン!!!
すぐ後ろから、まるで突風が地面を抉ったような轟音が聞こえた!
合志「な......!?」
合志は後ろを振り返ると、
そこには 顎が外れそうな程 大口を開けた
フェンリル達が佇んでいた!
フェンリル達『グァァァァァ.........!!』
ヴゥゥゥ......
フェンリル達は強張ると、口腔内に 半透明で黄緑色の[風]が集まり....... 風の[弾]を形成した!
二人 ((来る....!))
二人は、避けようと咄嗟に後ろに振り向くが...
フェンリル達『グァァァァ...』
『グゥゥゥゥ....』
『グウェングヮン....』
後ろのフェンリル達も時間差で風の弾を形成し始めていた。
合志 (ほう.... 同時に攻撃しない か......)
ムキブー (こりゃ、今度こそあれを使う事になるかな。)
ムキブーは身構えた。
ムキブーというキャラ自体は2年くらい前(小説書き始める前)からイメージはしてました。
名前の元ネタは 無機物 です。
─────────────────────
ぉ




